2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全5件 (5件中 1-5件目)
1
おはようございます。本日は朝のうちの空き時間を利用しての更新となりました。 今回は最近飼料メーカーさんから聞いた情報をそのまま皆さんにもお伝えしておこうと思います。いきなりの質問です。「卵最近食べてますか?」「料理に使う頻度はどうですか?」どうでしょう?鶏インフルエンザが出るまでと比較するとちょっと減ってませんか? ここ最近は首都圏を中心として鶏インフルエンザが問題になり全国的に卵の需要は減ってきています。さらに昨年の秋口までは卵の相場が高かったこともあり大手を中心にかなり大幅な増羽をしたため生産量的には上昇傾向です。ということはどうなるかわかります?卵がだぶついてます!需要が減って生産が増えるわけですからあたりまえですね。 我が家がある北海道では某大手が100万羽レベルで増羽しました。もともと北海道は人口が560万人程度、鶏さんも600万羽程度ということで需要と供給が非常にバランスよくいっていました。ところが某大手さんが100万羽増羽したことによって人口はそのまま、鶏さんだけ700万羽ということになりました。 となるとですね、どういったことが起こっているかというと毎日毎日100万羽の鶏さんが生産する卵の分(おおよそ80万個程度かな?)が余剰となっている計算になります。わかります?一日に80万個ですよ! どのくらいの規模かっていうと島根県の人口分の卵に匹敵する余剰生産を今現在毎日行なっているということです。 いや~これは驚きですね。道理で卵の相場が上がらないわけですわ。 これってとってもとっても超危険ゾーンに突入です。 余った卵というのは主に消費が一番多い首都圏に向けられます。卵がだぶついて首都圏に出荷。道内ではあまり気味ということですから店頭に新鮮が卵がならぶかどうかは(??)ですね。 それも一過性のものではなくて今後永遠続く構造的な問題ですからひと波乱ありそうです。 忘れた頃にやってくるスキャンダルもまたきそうですね。覚えてますか?平成十五年の12月の出来事を。 京都の山城養鶏で発覚した半年前の卵を店頭で販売したという事件。あれは夏場にだぶついた卵を冷蔵庫で保存しておいて年末の最需要期に販売したという内容でした。 あれからもう2年も経過しているので忘れていらっしゃる方もいると思いますが同じことが起こらないとも限りません。それに首都圏に限っていえば鶏インフルエンザの件で鶏を大量処分することが決定しているので卵不足が起こりそうですからそこに集中して他で余剰分の卵が流れる可能性は充分にあります。不足したエリアというのはなんたかんた品物を手配することが最優先になりがちなので品質は2の次になる傾向があります。 いずれにせよ、道内と首都圏はこれからちょっと気をつけないといけないかもしれませんね。卵の鮮度は低下することがあっても上昇することはちょっと考えずらいっす。ということで我が家から皆さんへの卵注意報です。おしまい。追伸 全然関係ない話ですが今年のキュー○ーマ○ネーズさんの業績はよくなるはずですよ。卵がだぶついた年は原料となる卵が格安で入手出来るので。
2006年03月17日
コメント(5)
こんばんわ(^^) 本日は私の日記をリンクして下さっているナイスミドルさんのご質問にお答えしようと思います。前回、前々回の日記で鶏さんは非常に敏感で世話する人間が変わったり服装の色が変わったりしたらそれだけで卵を産まなくなるよって話をしました。そこで素朴な質問をいただきました。その質問とは「人間に関して非常に敏感であるならば無人のシステムにするとどうなるか?」です。確かにそうですよね。人に敏感であるならば機械化してなるべく人の出入りがないようにすれば問題解決!って思うのはものすごく自然です。これは確かにその通りで大手を中心にたいていの養鶏場で機械化をしています。しか~し、我が家では最低限の機械化しかしていません。なぜなら、「コストがかかるから!」なんてことはいいませんよ! 我が家としてはメリットどデメリットを考えるとデメリットの方が多いと感じるからです。確かに理想的に進めばメリットは大きいと思いますが現実はそうは甘くないんですね。まず一番問題なのが卵が割れます! 機械化ということは鶏さんが産んだ卵はベルトコンベアーに乗って卵が運ばれてくるということですよね。このベルトコンベアーに入るときと運ばれている最中、コンベアーから出てくる最後のときに卵にキズがつく可能性が大です。次に問題なのは機械が壊れます! 鶏さんは羽を持っています。ということはホコリが舞います。機械はホコリが大嫌いですよね。だから、壊れやすいんですよ。機械が壊れたらすべての作業はストップですから大変なことになります。さらに問題なのは餌が均等に配れません。 機械化ということは餌も自動的に配られる仕組みがほとんどです。だいたいのところでは簡単にいうとですね、鶏小屋の中に餌を運ぶ長い管があってその中にスクリューが回っていてスクリューの回転で鶏小屋の端から端まで餌を運んでいって途中で落ちるといった仕組みになっています。 これが曲者なんですわ。最近は機械の性能が上がっているので多少は改善されているでしょうが餌にむらが出るんです。落ちる量もさることながら鶏小屋の端にいくと重いものは先に落ちていって軽いものは最後まで残るという感じになります。つまり、せっかく栄養バランスを考えて餌を配合しても最後に配る段階でバラツキが出てくるですよ。端っこの方の鶏はあまりまともな餌があたらないなんてことになるんです。最後にこれが我が家では一番気にしていることなんですが鶏さんに対する関心が薄れるので管理が行き届かない! これが一番大事なんですよ。機械化が進むとあまり鶏小屋の中には入らなくてすみます。だから、必要最低限しか入りません。っていうか入らなくてもよいように機械化しているわけですから入るわけがないんですよ。 そうすると細かい管理が出来なくなります。具体的にいうと鶏さんの入っているカゴに卵がひっかかっていても気がつかなくてしばらく卵が滞留しているなんてことがあります。 それでも流れ出たときが採卵日ですのでね、鮮度は最高という表示が付くんですよ! それに、人があまり入らないということは鶏さんが何らかの原因で死んでも気が付かないときが多いんです。ひどいときには白骨化したくらいに発見なんてことも珍しくありません。これってキツイでしょう?でもよくある話だそうです。それに機械化して鶏小屋の中にあまり入らなくなると直接鶏を観察する機会がなくなります。鶏さんの健康は鶏小屋の中の匂い、明るさ、餌の残り具合、呼吸の仕方、とさかの色、そして鳴き声の調子などなど色々な面から総合的に判断します。ようは真近でみないと把握できないことの方が多いのですね。 だから、我が家の機械化は最低限の範囲でしか行っていません。人間の手に勝る管理は無いんですよ。ペットを飼われている方ならすぐにわかると思います。いくら卵を産むだけの動物でも気持ちを持って接するのと機械しか接しないのとでは差が生じます。 ペットが飼い主になつくように鶏さんも世話をする人にはなつきます。ただ鶏なだけに鳥頭ですからね、記憶力が無いんですよね~、あまり多くの人を覚えるには苦手みたいです(笑) ということです。機械化による無人化をいくらはかっても最後の調整にはやはり人手に頼る部分が多いんですよね。 よって、機械にすべて頼るよりもどうせ人手がかかるならより鶏さんの性質を踏まえながら効果的にかけた方がトータルとしていいというのが我が家の結論です。おしまい。
2006年03月15日
コメント(1)
こんばんわ(^^) 本日はたまたま一日2度の更新です。もともとこの日記は一気に書き上げているので多少の文章の(??)はご了承下さいませ。それではさそくお話を続けましょう。 前回の日記で鶏さんは非常に繊細な生き物で世話をする人が変わっただけで卵を産まなくなるというお話をさせていただきました。そのときに書くのを忘れていたことがあるのでひとつ補足しておきますね。それは・・・服の色です。 鶏さんも動物なので色によっては落ち着いたりソワソワしたりします。いつも世話をしている人間がたまたま違う色の服を着て鶏小屋に入ったりするとそれはもうすごいことになります。 入り口にいる鶏達の合図で全体の鶏がざわめきはじめます。鶏さんは色、匂い、その人の動き方の順に観察していましてちょっとでも変化があると警戒します。 警戒するということはその時点で余計なストレスが加わるので卵の産みが悪くなります。ちょっと考えてもらえばおわかりだと思いますが本能的に警戒態勢に入っている状態で産卵という命の誕生がスムーズにいくわけがありませんから。そして、忘れてはならないのがタバコです。 もちろんタバコを吸う人は鶏さん達に嫌われます。鶏さん達にとってタバコは厳禁ですから。 それと色でいい忘れました。服装は農場内では統一しています。紺色系統にしていますね。この色がいちばん鶏さん達にとって落ち着きが出ます。間違っても赤系統とか暖色系統のものは使いません。 最後にもうひとつ、変わったお話をします。鶏さんは卵をひとつ生むまでにだいたい26時間程度かかると考えられています。これ以上短い間隔で卵を産むのは生理的に難しいでしょう。 ということは10日で9個くらいだということですね。人によっては一日に何個も卵を産むと勘違いしている方もいますよね。誤解しないで下さいね。せいぜい産んでも一日1個までです。 とまぁ、こういった理由から通常は農場を見学したいといってもあまり見せたくはないのが農場サイドとしての本音です。ただこういった産卵率の低下要因というのはきちんと管理されていないと正確には把握できませんので知っていても実際の農場管理にまで生かすことは出来ていないでしょう。わがやも残念ながら100%ではありません。10年くらい前まではきちんとできたのですが・・・・ しかし、今年からまた初心に帰ってこのへんを徹底的に管理していこうと思っております。おしまい。
2006年03月14日
コメント(1)
こんにちは(^^)まだまだ北海道の羊蹄山麓ではずっと雪が降り積もっています。3月の半ばだというのにいつまで降り積もることやら。 さて、本日は鶏達はほっとていも勝手にどんどん卵を産むといった認識をしているスタッフの方がいたのでその方に説明をした内容をお伝えしたいと思います。 確かにふだん栄養とか健康とかって無頓着な方が多いですからたんぱく質とか糖質とか5大栄養素とかという言葉を聞いても(??)な顔をする方は多いものです。 (我が家のスタッフも例外ではありません)そこでとても簡単に卵のことについて教えていくことにしました。我が家は養鶏場です。卵が生まれないと商売になりません。でも、この卵って実は同じ餌、同じ環境でもあるちょっとした変化ですぐに卵を産まなくなります。その主な原因は「ストレス」です。どういったストレスかといいますと第一に「温度」 鶏さんたちは汗をかくことができません。気温が高いと自分達で体温調節ができずすぐに夏ばてになります。そうすると食欲が落ちて栄養不足になり卵を産むことができなくなります。逆に寒くなっても生みません。気温が低下すると体温をあげるために栄養を使います。そのため卵の方にまで栄養がいきません。第二に「餌をあげる人」 これがとても重要です。鶏さんたちは本能的に餌をくれる人というのを認識しています。いつも同じ人が同じ時間帯に餌を与えてくれないとすぐにストレスを感じて卵を産まなくなります。特に人がかわるとダメです。そして、一度低下した産卵率は二度と上がることはありません。 同じ時間に同じ量の餌を与えても同じ人がずっと与え続けなくては鶏さん達は安心して卵を産めないのですね。これって非常に大きな環境要因で率にして1~2%低下します。我が家の生産量から考えると1ヶ月当たり1万個の差が出ます。同じ手間で同じ餌の量で生産量はこれだけ変化します。びっくりしちゃうでしょう?第三に「卵をとる人」 これもかなり影響が出ます。鶏さん達からすると卵をとっていく人はいわば敵です。同じ建物に色々な人が出入りして卵をとると鶏達にとっては敵がたくさん出現しているようなものです。それによってストレスが生じて産卵率が低下します。最後に「空気循環」 意外とこれってどこの養鶏場でも見落とされがちですね。鶏達というのは元来鳥類の仲間です。鳥類はもともと空気のきれいなところで生活をしています。逆に考えると息苦しい環境で生活ができるようには身体はできていません。だから空気が悪いとすぐに体調不良を起こして卵を産まなくなります。もちろんホコリなどもダメです。汚い環境で生活するとすぐに呼吸器の病気にかかりやすくなります。と以上がおおざっぱですが卵の産む量が変わる条件です。逆にこれらをきちんと管理できていれば同じ餌でも品質の良い卵をたくさん産んでくれます。これができないと効率が下がり1個あたりの単価が上がるので採算を合わそうとほかのことに目がいって結果的に卵の品質が低下していきます。どれも聞くと当たり前のことなのですが意識しないとこういったことも理解できません。やはり当たり前のことを積み重ねるところに物作りの基本があります。このことをしっかりと覚えておいて下さい。 とまぁ、以上のような内容をスタッフの方にはお話しました。こういったことを知っているのと知らないのとでは鶏さん達に対する見方がぜんぜん違います。ともすれば単なる卵を産む道具みたいな感じで雑に扱う人がいますがこういった話をすると扱い方は違ってきます。ものを扱うのではなくて命を扱うようになってくれます。おしまい。
2006年03月14日
コメント(2)
こんにちは(^^)まだまだ北海道の羊蹄山麓ではずっと雪が降り積もっています。3月の半ばだというのにいつまで降り積もることやら。 さて、本日は鶏達はほっとていも勝手にどんどん卵を産むといった認識をしているスタッフの方がいたのでその方に説明をした内容をお伝えしたいと思います。 確かにふだん栄養とか健康とかって無頓着な方が多いですからたんぱく質とか糖質とか5大栄養素とかという言葉を聞いても(??)な顔をする方は多いものです。 (我が家のスタッフも例外ではありません)そこでとても簡単に卵のことについて教えていくことにしました。我が家は養鶏場です。卵が生まれないと商売になりません。でも、この卵って実は同じ餌、同じ環境でもあるちょっとした変化ですぐに卵を産まなくなります。その主な原因は「ストレス」です。どういったストレスかといいますと第一に「温度」 鶏さんたちは汗をかくことができません。気温が高いと自分達で体温調節ができずすぐに夏ばてになります。そうすると食欲が落ちて栄養不足になり卵を産むことができなくなります。逆に寒くなっても生みません。気温が低下すると体温をあげるために栄養を使います。そのため卵の方にまで栄養がいきません。第二に「餌をあげる人」 これがとても重要です。鶏さんたちは本能的に餌をくれる人というのを認識しています。いつも同じ人が同じ時間帯に餌を与えてくれないとすぐにストレスを感じて卵を産まなくなります。特に人がかわるとダメです。そして、一度低下した産卵率は二度と上がることはありません。 同じ時間に同じ量の餌を与えても同じ人がずっと与え続けなくては鶏さん達は安心して卵を産めないのですね。これって非常に大きな環境要因で率にして1~2%低下します。我が家の生産量から考えると1ヶ月当たり1万個の差が出ます。同じ手間で同じ餌の量で生産量はこれだけ変化します。びっくりしちゃうでしょう?第三に「卵をとる人」 これもかなり影響が出ます。鶏さん達からすると卵をとっていく人はいわば敵です。同じ建物に色々な人が出入りして卵をとると鶏達にとっては敵がたくさん出現しているようなものです。それによってストレスが生じて産卵率が低下します。最後に「空気循環」 意外とこれってどこの養鶏場でも見落とされがちですね。鶏達というのは元来鳥類の仲間です。鳥類はもともと空気のきれいなところで生活をしています。逆に考えると息苦しい環境で生活ができるようには身体はできていません。だから空気が悪いとすぐに体調不良を起こして卵を産まなくなります。もちろんホコリなどもダメです。汚い環境で生活するとすぐに呼吸器の病気にかかりやすくなります。と以上がおおざっぱですが卵の産む量が変わる条件です。逆にこれらをきちんと管理できていれば同じ餌でも品質の良い卵をたくさん産んでくれます。これができないと効率が下がり1個あたりの単価が上がるので採算を合わそうとほかのことに目がいって結果的に卵の品質が低下していきます。どれも聞くと当たり前のことなのですが意識しないとこういったことも理解できません。やはり当たり前のことを積み重ねるところに物作りの基本があります。このことをしっかりと覚えておいて下さい。 とまぁ、以上のような内容をスタッフの方にはお話しました。こういったことを知っているのと知らないのとでは鶏さん達に対する見方がぜんぜん違います。ともすれば単なる卵を産む道具みたいな感じで雑に扱う人がいますがこういった話をすると扱い方は違ってきます。ものを扱うのではなくて命を扱うようになってくれます。おしまい。
2006年03月14日
コメント(0)
全5件 (5件中 1-5件目)
1