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人間の身体は疲れてくると、身体が開き外股、胸突き出しの形になり、本(書籍)を開ききった形になります。本の背表紙を背骨と考え、右ページが右半身、左も同じように考えます。患者さんに現在60歳の元日本フライ級チャンピオンだった方がおり、あの大場政夫とも日本タイトルマッチをしており、大場が世界戦を取ったタイのベデクレック・チャルバンチャイとは、急遽試合の4日前に大場政夫選手のピンチヒッターとして、タイで戦っており引き分けています。
この患者さんとに、この身体感覚のことは確認しました。ボクシングの試合中に疲れてくると身体が開き、ボクシングではガードが下がり、真ん中が空きます。ボクシングではニュートラル姿勢をガードが閉じて背が丸くします。また剣状突起(水月の少し上付近)あたりから身体を前に幾分前に折り、これで胃を隠します。
肩甲骨を外側にスライドさせて脇を締め、真ん中部分を小さくするようにガードします。顎はあまり引かずに多少挙げ気味が巧いボクサーのニュートラルフォームのはずです。
理想は、相手のパンチが来たときに、顎を引くのであり、あまり顎を引きすぎているのは、ディフェンスの苦手な、打たれ易いボクサーに、対戦相手が巧く強い場合に、やらせます。顎を引いたままですと呼吸が苦しくなり、12R持ちません。4回戦ボーイの試合などでも、最初はガチガチで顎を引き打ち合って、呼吸が苦しくなり、しばらくすると顎が上がり気味になることが多いです。ある程度打たれたり疲れると肝が据わりリラックスするのか、疲れるのか、極限の状態では合理的な手法になるように出来てるようです。天才といわれる格闘技者は意外とあごが上がり気味に構える方が多いと思います。そりゃ、必要に応じて、顎は引きますよ。モハメド・アリ、ヒクソン・グレーシーの構えを見てください。