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トルコではこの金曜日に1学期が終了しました。前期と後期というべきなのか、トルコでは2学期制で先週末から15日間の冬休みです。ここのところ暖かい日が続いていたトルコ。スキー場などでも日本と同じく雪がなくて泣かされていたのですが、なんと来週から10度も(!)気温が下がり雪も降るんだとか。今日、早速昼間は少しだけ雪が降っていましたよ。ここのところの陽気でちっともカロリフェル(セントラルヒーティング)をつけていなかったのですがまた暖房費に泣かされる日々が始まりそうです。昨年のトルコの冬休みは大雪で休みがどんどん延ばされて1ヶ月近く学校がお休みでしたが今年はどうなることやら。長女の幼稚園は私立なので公立の学校のように15日間のお休みはありませんが、金曜日には修了式があり、通信簿ももらってきました。長女のザユフ ノトラル(苦手科目というか、良くない科目というか。)は建国の父アタトゥルクに関する知識の部分。まあ、まだ1ヶ月しか行ってませんしね。トルコ語は親から見るとずいぶん上達しました。やはり子ども同士遊んでいる中で覚えるからでしょうか。幼稚園の帰りに寄ったなじみのスーパーではレジのお姉さんが「へえ、アナオクル(幼稚園)でも通知表なんかもらうの!見せて見せて!」と大はしゃぎ。通知表にはリボンでとめたナザルボンジュ(魔よけの青い目玉のビーズ)までついているんです。これには驚きました。ニュースではこの通知表についてショッキングなものも次々に報道されていましたよ。ガジアンテップで14歳の少女が成績が悪かったことを苦にしてねずみ用の駆除剤を飲んで救急に運ばれたようですし(一命は取り留めました)成績が悪かったことを気に病んで全校集会中に倒れてしまった子ども(まだ小学生なのに)吹き抜けの建物内の3階部分から飛び降り自殺しようとした子ども(警察の説得に応じて保護されました)トルコでも高校受験、大学受験にむけて子ども達が塾に通ったりして必死に勉強しますが、驚いたのは公立の中学に通うわが甥っ子。1週間7日間(!)学校に行っています。週末の土日は中学校で有料で開講される補習授業へ。そうしないと一クラス60人もいる彼のクラスで平日の授業だけではついていけないんだそうです。この前彼の宿題の一部を教えたのですが、なんだか日本でも学んだ気のする重さだったかばねだったかの計算。でもトルコ語で書いてあると「ひぇーーー」とそれだけで逃げ出したくなりました。娘達が学校に通いだしたら教えてあげられないかも。修了式で先生に髪の毛を演歌歌手のように(?)アップしてもらった長女とお隣のお友達。修了式で女の子達はみな髪の毛をカールして結んでもらっていました。ハードスプレーもがんがんに使ってあって、しかもお決まりのラメもふんだんにかけられていましたよ。夫は「かわいいねー」とほめてあげながらも「これは不健康だ!」と我慢できずお風呂に入れて洗ってくれました。ラッキー。お風呂のあとには排水溝に大量のラメが…。ひぇー。私の風邪はなかなかよくならず、夜中に咳が止まらなくなったりするので寝不足気味です。そんな最近のヒットは花梨ドリンク。スーパーでうっている花梨2個を輪切りにして1リットルほどの水とカップいっぱいのお砂糖を入れてことことと煮込むだけ。とろりとして甘い花梨ドリンク。なんとなくのどによさそう。咳止めのツボをネットで調べて押したり、そこに温シップを張ったりしていますが、効果のほどは???一応薬局で買った薬も飲んでいるのですが、この風邪、なかなかしつこいです。明日はいよいよアシュレギュヌの始まり。TVで先週くらいからアシュレセット(24人分!!!)の宣伝が流れています。我が家も豆類をお水に浸しました。今年もうまくいくかな?
2007年01月28日
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この1週間、9度台の熱を出し続けひたすら寝込んでおりました。どうやら義弟がクルバンバイラムで田舎に行って帰ったときに引いた風邪がうつったよう。我が家で1日寝込んで療養していただけなのに。残りは職場でひたすら寝て過ごしていたようです。朝晩1本ずつ6日間にわたり抗生物質を筋肉注射していました。すごく強そうな風邪ではありませんか?これが職場でも蔓延し(うちは親族経営で旅行会社をやっています)夫のいとこ2人、スタッフにも移り大の男3,4人が熱にうなされ出社もできずそれはそれは恐ろしい風邪でした。私の看病で娘二人の面倒を看ていてくれた夫は、最後の最後に私からうつったのかいまだに風邪が抜けきらず昨晩も熱で大量の汗をかいていました。かわいそうに。娘達にこの風邪がうつらないといいのですが。移さないために夫など3年前に私が日本でSARS対策にと昔働いていた会社から医療用のマスクのサンプル(これが本当にえらくごっついマスクで息もできなさそうなマスク。)を引っ張り出してきてはめています。そしてことあるごとにコロンヤ(香りつきのアルコール)で手を消毒しています。私自身は「そのうち治る」とひたすら寝ていたのですが、そういう類の風邪ではなかったのか一向に良くならず、吐き気、下痢、咳、9度台の熱、血圧低下で風邪を引いて4日目にやっと近所のクリニックにかかりました。しかしここは政府の保険が利かない私立のクリニック。点滴、薬、2日分の注射の薬で約2万円(夫の薬代もありますが)飛んでしまいました。後で園長先生にこの話をすると、我が家の近所の私立の病院でもここ半年の間に政府の保険が使えるようになったんだそうです。知っていれば治療費と薬代ははこの10%とか30%とかだったのに…。いい勉強になりました。(しかし痛い出費…)本当は今週長女の4歳の誕生日があって、幼稚園で誕生日会をしようと思っていたのですが30人分のケーキ代約60YTL(4800円くらい)は病院代に消えてしまい…。それじゃかわいそうだ、と園長先生が取り計らってくださって、昨日簡単な誕生日会を園のほうで用意してくださいました。我が家では今週末みんなの体調がよければ仕切りなおしでお誕生日を祝いましょう…。さて、今回の風邪、夫も私も同じく下痢に泣かされました。クリニックからもらった下痢・嘔吐の際の食事というメモにはこんなものを食べなさいという注意事項が書いてありました。・湯冷まし・微糖の紅茶・アイラン(塩味のヨーグルトドリンク)・コーラ・茹でジャガイモ・ヨーグルト・お米入りヨーグルトスープ・白チーズ・茹でにんじん・バナナ、りんご、桃いつもながら、なぜコーラ…?微糖の紅茶と書いておいて、コーラなんてすごく砂糖が入っていそうだけれど。3年前に違う病院でやはり激しい嘔吐のために点滴を受けたときにも、「コーラ、バナナ、ヨーグルト、茹でジャガイモ」を食べなさいといわれた気がします。なぜなのでしょう…?コーラっていったい…?一度コーラの効能を調べてみなくては。今年はトルコも暖冬で外はちっとも寒くないのですが(もちろんコートは着ていますよ。)この風邪、なかなか厄介です。皆様もお気をつけくださいませ。
2007年01月19日
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イスタンブールで暮らして丸3年が過ぎました。今年の6月でついにイスタンブールでの生活も5年目に入ります。日本に里帰りするたびに「トルコの住み心地はどう?物価が安いんでしょ?」だとか「お手伝いさんとか使っているんでしょ?」だとか言われますがいえいえ。イスタンブールで暮らすということはかなりお金の要ることなのですよ。おそらく、イスタンブールで月に10万円くらいの収入があって持ち家であれば家族4人中流くらいの生活が送れるかな、とは思うのですがそれでも、子どもが私学の学校に通いだしたりしたらかなり生活は厳しいのではないでしょうか。何度かここでも書きましたが青果は日本より安いです。ただイスタンブールはトルコの田舎に比べると何倍か高いと思います。なぜ唐突にこんな物価の話になったかというと今日、また水屋から値上げ宣告をされたからです。この3年半でついに水の値段は倍ちかくになってしまいました。19リットル入りが3YTL(240円くらい)パン屋も昨年末から徐々に1個当たり60Krs(48円くらい)に。一番最後まで値上げに踏み切らなかった長女の幼稚園のそばのフルン(パン屋)もついに値上げしました。夏に買った長女のおねしょ対策の防水シーツ。19YTLで買ったものが先週買いに行ったら22YTLになっていたし。「給料は上がらないのに、ザム(値上げ)ばっかり!」とぼやいたら、商店主や配達人に「まったく。」だとか「うちにも値上げが卸から来てるんですよ。順番なんです、仕方ありません」なんて返事。そういえばイスタンブールのミニバスも値上げになるとか聞きました。もうなったのかしら。久しく出かけていないので巷の状況もわかりません…。こう物価高ではパザルルック(値切り交渉)は欠かせません。長女の冬用のブーツを新調しました。何件か回って相場をチェックし最後に入ったお店で長女の眼の高さにあったのは、バービーのロゴの入ったブーツ。ひえー、こんなところにおかないで。注)長女はバービーやアニメのWinxのキャラクター商品に目がありません。私が勧めたポラリスという日本でいう月星やアサヒのような靴メーカーのもの(質がよくて値段も手ごろでした)には目もくれず、バービーへ一目散。この黒いブーツのどこでバービーってわかるのかしら。バービーの絵なんかついてないし、ロゴの字も読めないのに。と思ったら靴の外箱に見慣れたバービーのピンクのロゴがあしらってありました。これまた、このメーカーのもの、ロゴが入ってるだけでも高いのです。ううう。ピンクのブーツにかわいいお花があしらってあるものを勧めてもだめ。もちろん店員さんはバービーを勧めます。恐る恐る値段を訊くと「シーズンはじめは70YTL(5600円くらい)でしたが、セールで65YTL(5200円くらい)です。」ひえー。無理無理。しばらくほかの靴を見たりしてから「最終的な値段は?」と値切りに入ると「52YTL 」(4160円くらい)まだ高すぎます。夫に助けを求めると「45YTL(3600円)にならないの?」と再度値切りに。店員さんはオーナーと相談してそれでも即「一括払いならいいですよ。」と承諾。ここで夫と私は日本語で「何だー、40YTLでもいけたかもね。」と舌打ち。義姉の夫ならもう少し値切ったかもしれません。これがそのブーツ。来年も履けるように大き目を買いましたが…。お気に入りで買ってから毎日はいています。パザルルックはトルコの生活では欠かせませんが、値切る側にも相場のリサーチ、値切っていい場所かどうか(デパートなどでは値切りません)の知識が必要です。後は少しのテクニック。世間話をしながらなんとなく仲良くなって値下げに持ち込む(時間と語学力が必要)なじみの店を作ってお得意様割引にもちこむ商品に難癖つけながら割り引かせる(場合によっては相手に「売らない」といわれることもあるのでさじ加減が大事)夫の親戚は商売人のメッカ、カイセリ出身なのでパザルルックの方法を観察していると楽しいです。それでも薬屋や病院でも値切るパザルルックの達人、義姉の夫に訊くと「イスタンブールはあまり値引かないし、値切るのがマナー違反のような雰囲気ができている」んだそうです。義姉の夫はカイセリのパザルで小さい頃たまねぎ一つ買うのでも値切らないと長兄からわき腹をつねられたんだとか。その長兄が上京して昨年イスタンブールの問屋街で値切ったら「買わなくていい」と商店主と喧嘩になったそうです。ふむ…。物価高とザムに対抗する庶民の生活防衛手段、パザルルック。私ももう少しこの技術に磨きをかける必要がありそうです。
2007年01月11日
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前回の更新からかなりの時がたってしまいました。皆様ゲチミシクルバンバイラムヌズクトゥルオルスン(遅ればせながらクルバンバイラムおめでとうございます)更新できなかった間には、クルバンバイラム(犠牲祭)とお正月の2大イベントがありました。我が家はクルバンは夫の実家で切ってもらったので、すごく忙しいわけではありません。義弟が田舎から持ち帰った肉をりクシュバシ(シチューやカレーに使うような角肉の大きさ)に切り分けて袋に小分けにしたりという作業はありましたがそれも解体作業に比べればそれほど大変でもないでしょう。ただ、長女も幼稚園が4日間休みだったし、甥っ子も学校が休みだったので家に呼んだり夫の親戚を呼んだり、いろいろにぎやかに過ごしていました。もっとも我が家は夫の兄弟のうち3人がイスタンブールにいるのですが2人はまだ独身なのでそれほどにぎやかにもなりませんが…。家に親類を招待するといっても義姉の息子達くらいなので、別に特別に食事をセットしたりなどしません。我が家の場合はお互いの家自体も近いので特別なことはせず、自分の子ども達と同じように食べさせて、夜からは大人たちも合流して、果物やナッツ類、干し杏や干しぶどう、干しイチジクなどのドライフルーツを食べチャイ(トルコの紅茶)を飲みながらおしゃべりします。(あればデザートなんかも出しますが…。)この時期女性陣は編み物をしながらおしゃべり。私は今長女の帽子を編んでいますが今年はあまり寒くないので出番があるかどうか。我が家の親類はみな同じキョイ(村)から来たせいなのか、皆さんもそうなのかわかりませんが食事の後に洗面器山盛りくらいの果物を食べます。この時期だとポルタカル(オレンジ)、エルマ(りんご)がメインでちょっと時期は過ぎましたがマンダリナ(みかん)、そして子ども達が大好きなムズ(バナナ)。時々アイワ(かりん)やナル(ざくろ)も仲間に入ります。1週間でそれぞれ3、4キロは食べているのではないでしょうか。風邪予防にはフンドゥック(ヘイゼルナッツ)やフストゥク(ピスタチオ)などのナッツ類も果物と一緒に食べるといいと新聞で読んだことがあります。(体重は驚くほど増えますが…)手のひら一杯分食べるといいとか何とか。トルコではチェキルデキ(種)といいますが、ひまわり、かぼちゃなどの種も食べます。よく公園などで暇つぶしのようにぽりぽり皮を器用に前歯でむいて、種を地面にぽいっと捨てているので、ベンチのまわりなど皮だらけということもあります。そして、チャイ。村にいると朝昼晩と飲みますが、我が家は次女がやけどするのでお客さんが来ない限りは昼や夜は飲んでいません。ただ、夕飯の後などナッツ類と一緒にソダ(炭酸水)を良く飲みます。カルシウムの多く含まれた鉱山水に炭酸が入っています。イタリアやスペインを旅行したときにもレストランで良く見かけました。一日に2本飲むとカルシウム補給にいい、なんてCMも一時期ありましたっけ。果物の味がついたもの(砂糖入り)もありますが我が家は砂糖なしのものを飲んでいます。長女が1歳過ぎの頃には夫が良くコーラを買ってきては、一口飲ませたときの長女の「うぇ」というなんともいえない表情がおかしくて「やめてよー」というのに飲ませていました。そのせいか、長女はコーラ好きになってしまいやめさせるのに苦労しました。これに教訓を得て次女には飲ませていませんが、ソダは別。炭酸に害があるかどうかは調べていませんが、砂糖なしのものを長女のときと同じく夫がちびちびなめさせていたら、いつの間にか、わずかではありますが顔を「うぇー」とさせながら自分から催促して飲むまでになりました。ちなみにコーラは来客があるとトルコの家庭では良く振舞います。トルコの国産品もあります。そうそう昨年末だったかコカコーラ社の首脳陣にトルコ人が選ばれていましたっけ。清涼飲料水の種類が少ないこともあるのか、コーラは大人気です。今年は暖冬なのであまり飲んでいませんが、冬の間にはサーレップというユリ科の植物の根から作る粉で作ったとろりとした温かい甘い飲み物を飲んだりもします。上に好みでシナモンを振りかけて飲むこの飲み物、トルコに来る機会がある方はお試しあれ、です。夏でもスーパーでインスタントの粉が売ってますよ。トルコの家庭の団欒の雰囲気が少しは伝わったでしょうか…。そうそう、更新できなかったもうひとつの理由は次女1歳4ヶ月の卒乳(母乳を卒業すること)に取り掛かったこともあります。これはまた晴れて成功した暁にでもUPしましょう。それでは皆様本年もよろしくお付き合いくださいませ。今年も娘達が笑って過ごせる一年でありますように。
2007年01月10日
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