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会話会話で話が進んでいき、なかなかそれ全部を理解するのは難しかったけれど、それでも笑えるところはたくさんあり、十分楽しめた。途中から、あの白いコートの女は生きている人なのか死んでいる人なのか、判らなかったけれど、だんだん、やっぱりなと思える存在で、納得。Lindsay Lohan が、こんな大御所俳優ばかりの映画に出演していて、どうしたのか、と思ったけれど、Cameron Diaz もアイドル的な皮から脱皮する時に、演技で勝負する映画に出ていたのを思い出すと、彼女も同じ事をやってるのかなあ、と思う。ほのぼのするコメディーを観たい時にお勧め。総合評価 6★★★★★★
2006年07月06日
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毎年日本へ帰る度に、ゴミ箱が町から消えていってるのにびっくりし、家でもごみの捨て方に神経質なほど決まりがある。 日本は小さな国だから、資源は昔から外国に頼り、少ない資源をいかに長持ちさせるか、というのはごく自然に生まれてくる考えかただったと思う。アメリカに住むようになり、その傾向は、日本ほど顕著に現れていない。 もちろん、アメリカは広大な国だし、土地だって、木だって、水だって、石油だって、たくさんあると思っている。こんな、先進国のリーダーであるアメリカがなぜもっと、地球温暖化に協力しないんだろうと、不思議でならない。 ファーストフード店へ行けば、紙皿、使い捨てスプーン、フォークは当たり前。 紙ナプキンだって、鷲づかみでごそっと持って行く。 この国のリーダー達が、その考えに先導をきって積極的にやってないから、国民一人一人にその自覚がないんだと思う。 もちろん、場所によっては、資源を大切にしようという考えをする人達がたくさんいる地域もある。 驚いたのは、一緒に働いている同僚で、“地球温暖化なんて大嘘。 資源がなくなる、北極の氷が溶けるなんて、絶対にありえない!” と信じて疑わない人がいること。 彼女には3人の子供がいるけれど、このペースで進んでいったら、その子供らが大人になる頃の地球は、どんなひどいことになっているのだろう。一人一人が、ほんのちょっと地球の限られた資源を保つために何かをすれば、それが大きな最初の一歩になるはず。お金があれば、私もハイブリッドの車に乗るのになあ。総合評価 8★★★★★★★★
2006年06月21日
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Napoleon Dynamite の監督とあって、是非見たいと思っていた。 そして、最近なかなか人気の出てきた Jack Black も主役ということで。正直Napoleon Dynamite ほどは、笑えなかったものの、微妙な笑いのセンスと、一般人から選んだであろう出演者の顔ぶれは、さすがといえる。レスリングを題材にしているので、全く暴力がないとは言えないけれど、それ以上の暴力は使っていないし、セックスもなし。 最後はほのぼの終るという、誰にも気を悪くさせない映画だった。総合評価 7★★★★★★★
2006年06月16日
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これだけ良い役者が出ても、おもしろい映画にはなりえない代表作のようなもの。一番良い思いをしたのは、主役の Josh Hartnett くらいだなあ。 こんなに大御所の俳優陣と映画をやれて。Lucy Liu もなんで、キャスティング されたのか、いまいちわからない。内容は、最後の最後まで、ストーリーが複雑で、わからないし、終ってみれば、あっよくあるストーリーだなあ、と感動さえしない。別に観なくてもよい映画です。総合評価 3★★★
2006年06月08日
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主役を演じた、Aaron Eckhart は、私の中で、ようやく “Thank You For Smoking という映画で主役を演じた俳優ねえ” という事が確立された。 これまで、彼は、主役級の映画に出たり、大俳優とシーンを共にしているのに、どうもパッとしないなあ、というのイメージが私にはあった。 例えば、“Erin Brockovich で Julia Roberts のボーイフレンド役”をしたり、“Suspect Zero という映画でも主役の刑事” をしているのに、映画を観終わった後、“誰だったっけ?あの俳優” といつも思っていた。この映画では、主役も主役、その上、役どころがとてもおもしろい。タバコは健康に良くない、というのは誰もが知っている事実だけれど、Nick Naylor はタバコ業界を擁護しなければならない。 仕事とは言え、まるで、死刑囚の弁護人をするようなもの。この映画は、こういう風におもしろおかしくタバコ業界を皮肉って、もう一度タバコや、アルコールや銃について考えさせようとする内容。まったく、ハリウッド映画ではないけれど、Robert Duvall, William H Macy, Katie Holmes なども出演していて、内容の濃い映画です。総合評価 8★★★★★★★★
2006年06月02日
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映画としては、とてもスリリングに十分楽しめる内容になっていると私は思った。期待していたほどの反響が出ていないかのような雰囲気になっているけれど、それは、多くのクリスチャンの人達が、“キリスト教をこう解釈されたくない”という結果なのだと思う。私は、本は読んでいないけど、日本語訳ででも読んでみようかなあと思っている。キリスト教というのは、世界中の宗教のなかでも信仰者が一番多いような宗教なわけで、だから、その解釈の仕方によっては、その信仰者の人達、聖書そのもの、それ歴史自体を疑う結果になることになり、よろしくないことになる。人は何を信じるべきか? 未来は不安ばかりである。 これは、人類の歴史上、常に存在した概念だと思う。 だから、神様という存在を信じ、悪い事はしない、神様を信じれば全て上手く行く、というような考えを誰かしらが作りあげたのだ、と私は考える。 それが、国により、文化により形をかえ、少しずつ変わっているだけである。どんな宗教でも根本のところは同じだと、私は思う。映画の最後に、Sophie がキリストの血族である、という結果になるわけだけれど、んん~私にしてみれば、キリスト教自体が“お話”なわけで、その血族が実際に存在すること自体ありえないと思う。そう考えると、どの宗教でも、“なんやら神の生まれ変わりを待っている”とか、“次のメシアが生まれるまで女達は子供を産み続ける”とか、すごいなあと思う。私のような無宗教者にとっては、この映画はとてもおもしろかった。 物事の解釈なんて、所詮本人がどう思うかだと思う。 本当にその通り。エンターテインメントとしては、とても深く良く出来ている映画だと思う。総合評価 8★★★★★★★★
2006年06月01日
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始めはなぜ Steve (John Goodman) が この赤の他人 Frank (Robert Carlyle) と出会うのか?偶然に出会った他人同士なだけなのではと、かなり途中まで思っていた。もちろん、偶然なんてこの世の中には存在しない。 主人公の Frank は、現在、独身。 と言っても、過去には結婚していた。 どこか思い切れていない、人生を送っている。そんななか、交通事故で死んでしまうかもしれない Steve と出会う。 彼の最後の夢を果たすために、“社交ダンス教室” へ通う事になる。 Steve が会いたがっていた Lisa という女性を探してみるが、Lisa はこのクラスには来ていない。このダンス教室を通して、Frank は徐々に人生の楽しさを見出し始め、教室の中で好きな女性もできる。 この映画の登場人物はそれぞれ、何か過去にいろいろな思いを背負っている。 人間誰でも、20年、30年、、、生きていれば、何かしら思い出はあるわけで、それをどれだけばねに生き続けられるかで、自分の人生は楽しくも暗くもなる。印象に残ったのは、死んでいく Steve は、小さい頃通ったこの社交ダンス教室が、彼の人生で一番光輝く時期だった事。 そして、その当時ガールフレンドだった Lisa という女性。 彼女にとっても、この社交ダンス教室と Steve が、彼女にとって一番の楽しい思い出となっていた事。二人が巡り会うことは、果たされなかったけれど、きっと来世では二人の思いは一つになるのではないか、と思う。この辺が、センチメンタルに描かれていて、ちょっと日本映画のような、刹那さが印象に残った。総合評価 9★★★★★★★★★
2006年05月08日
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はりきって、公開初日に観に行ってしまった。 売り切れになると思い、チケットもオンラインで前もって買っていったのに、劇場内は1/3 くらいしか人が入っていなかった。ここ数週間は、Tom Cruise がTVに出まくりで、宣伝をしていたし、彼の赤ちゃんも生まれたニュースでちょうど良いプロモーションにもなっていた。ただの、MI3 なら、次回時間があるときに観に行けばよかったんだけど、私が興味を持った理由は、悪役に、Philip Seymour Hoffman が出ていたから。 さすが、アカデミー賞獲得俳優だけあって、こんなこてこてハリウッド映画に出ても、憎らしい悪役がパキット決まっていた!あと、"Almost Famous" に出ていた、Billy Crudup が、Ethan Hunt の直の司令官役で出ていて、"Almost Famous" の時と全然イメージが違うので驚いた。Tom Cruise は、40歳を過ぎているのに、100mくらいを全力で走るシーンなど、スタントを使わず、自分でやっていたのはすごいと思った。 そして、彼が、バチカン市国内で僧侶の格好になるシーンは笑えた。欲を言わせてもらえば、もう少し全体的に、笑えるシーンがあっても良かったんじゃないかと思う。総合評価 5★★★★★
2006年05月05日
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ちょっと形式化しすぎているかの展開だった。 だけど、それでもなかなかの出来だと思えた。心温まる、小さい子供を連れていっても安心な内容だし、元気とやる気がでるストーリーだと思う。何年か前に、"Spellbound" というドキュメンタリー映画があって、この映画はこのドキュメンタリーをヒントにつくりだされたんだろうなあ、と想像する。 やっぱり、オリジナルのドキュメンタリーの方が、おもしろさは断然にいいけど、この映画はそれなりに完成度は高いと思った。主人公を黒人の女の子にしたという点からして、politically correct っぽいと思ったし、その子の家族がけして裕福ではなく、お母さんも最初は娘がspelling 大会に出るのに反対、裕福な家庭の子供は家庭教師がついて訓練をうけている、でも、だんだん、友達、学校、家族、地域の皆がAkeelah を応援し、全てが上手く行くってところが、お決まり過ぎておもしろくはないんだけど、実際、感動してしまう。Akeelah のライバルにアジア人の男の子が出てくるんだけど、裕福で両親がそろっているけれど、けして、父親から温かい扱いを受けていないと知ったAkeelah が、彼をかばうような態度に出るのも、ちょっと変わっていて良かった。Starbucks Coffee がバックアップしている感じの映画だけど、Starbucks も遂に映画界に進出かあ。 こういう映画を作っていくなら、Starbucks のイメージとしても大変良い。総合評価 6★★★★★★
2006年05月04日
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最初はスローな展開だったけど、徐々に徐々に、登場人物が色濃くなっていって、おもしろい具合に関係をもってきて、かなり良いできの映画だと思った。Tommy Lee Jones が演じたカウボーイは、日本で言えば、義理と人情で生きているって役柄だと思う。 メキシコの山の中の田舎風景が見れるのも魅力。 シンプルな生活をしている人々は、良い意味で考え方や人との接し方もシンプルなんだと思う。友達のせめてもの遺言を叶えてやりたい、という一心で出た旅だったけれど、最終地点にたどり着いてみれば、その友達が言っている事も、本当なのか、、、でも、かけた時間でも、お金でも、労力でもなく、やった本人が“出来るだけのことはやった”と思える悔いの無さ、そこが大切なんだと思う。ハリウッド映画にはない魅力のある映画でした。総合評価 7★★★★★★★
2006年04月27日
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アカデミー賞の、Best Foreign Film を取った作品。始めは、スラム街と高級住宅街の地理感が把握できなくて、これで現実的なのかなあ、とは思った。主人公のTsotsi 役の子は、とても迫力ある演技だったと思う。不幸な子供時代を過したTsotsi が、ふとしたことから、赤ちゃんの面倒をみることになり、なぜか、育てようと思い出したところに、この映画のおもしろさがあるんだと思う。こういう映画だと、Tsotsi が奪った赤ちゃんを殺してしまったり、ミルクを飲ませた女性をレイプしたり、という展開を想像するけど、なぜか、この赤ちゃんを通して、Tsotsi のやさしい部分がゆっくり育っていき始める。悪い悪いと言われている(実際そうなのだが)Tsotsi も、生まれた時から“悪”だった訳ではなく、人間は周りによって作られていくもんだんだなあ、と思った。ハリウッド映画ではない展開に新鮮味が感じられた。総合評価 7★★★★★★★
2006年04月13日
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ヒットラー支配下のドイツで、ユダヤ人の抵抗劇を題材にした映画やテレビはよくあるけれど、この映画は、ユダヤ人ではない(と思う)大学生の、ナチスドイツの独裁に対する抵抗運動を描いたストーリー。あれだけ、言動の自由、表現の自由が奪われる世の中というのは異常な世界なんだなあ、と思う。ヒットラーの独裁は、その渦中にいても、良くないと思っている人は一体、人口の何%くらいの人たちだったんだろう。 ましてや、それを表に出すという勇気ある行動をとったのは、若い大学生。 こういう抵抗運動をした若者こそ、生かして後の社会を支えるために頑張って欲しいのに、最終的には、彼らはギロチンの刑になる。彼らが訴える、“ヒットラーの独裁は異常だ!”という説得も、映画の中では、それを聞くゲシュタポの人々も、ちょっとだけ耳を傾けていた感じが私にはしたけど、裁判官の頭の中は、“ヒットラー=神様”とでも思っているかのような、洗脳のされかた。今でこそ、こういうストーリーを見ると、ひどい世の中だったんだなあドイツは、と思えるけど、当時はそれが当たり前だったんだと想像すると恐ろしい。しかも、ヒットラーを支えたのは、中産階級の人々だったんだから、人口の%からしたら、大きいよなあ。総合評価 8★★★★★★★★
2006年04月06日
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映画としてはちょっとスローな内容。ちょっと無理があるなあ、と感じたのは、未亡人のSophia がちょっと年をとりすぎかなあという点。 Ralph Fiennes とは年相応の相手だと思うけど、彼女を看板に店を構えようとする時、もっと若い子の方がいいのではないかなあ、と感じた。 でも、Ralph Fiennes は目が見えない役だからしょうがないか。この映画の中で、真田裕之にそっくりな日本人役(Mr. Matsuda)がいて、英語が上手いので、中国人俳優に違いない、と思っていたけど、それにしても随分顔が真田裕之だなあ、とずっと思っていたところ、最後のクレジットのところで、出演者の中に、Hiroyuki Sanada とあったので、やっぱりあの背の低さは真田裕之かあ、とびっくりした。真田裕之の英語は、渡辺謙の英語より、かなりわかりやすいと思った。謙さんに負けないよう、勉強したのかなあ、それとも、ずっと前から英語は勉強していたのでしょうか。 でも、立派立派 !Ralph Fiennes と同じシーンに出れるなんて、かなり光栄なことと思う。渡辺謙は、アメリカの雑誌の "American Express" の広告に起用されるほどビッグになったけど、真田裕之も、こういうマイナーな映画だけれど、中心人物の一人という役をしたら、次にハリウッドが大映画を作る際、誰か日本人俳優はいないか? という時には、白羽の矢が立つはず。映画の内容よりも、真田裕之と彼の英語の上達度に感動した映画でした。総合評価 6 ★★★★★★
2006年03月30日
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こういうアートフィルムは、本当に心温まる。 内容は全く知らなかったけど、Anthony Hopkins が出ているなら、間違いない、と観に行った。実際の話を元に映画は作られているけど、実際の本人が本当に68歳だったのか? もし、本当ならすごい話だと思う。 もしかしたら、映画のためにより年寄りという設定にしたのではないか、とも思う。夢を追い続けるというのは、人としてとても大切だと思うし、年を取れば取るほど、回りはそれをばかにするのは、いつの時代でも同じ。その馬鹿にする周りを馬鹿にする最良の方法は、夢を実現することのみ。これが意外に難しい。この映画の Burt Munro という人は、本当に頭がよく、機械と物理に詳しく、冒険家だった。 この年で、この健康状態で、地球の裏まで来て、バイクの世界スピード記録を残したんだから、自分が信じる夢はとことん追求すべきなのです。ユタ州で、世界記録を出すシーンもおもしろかったけど、LA に着いてから、ユタまで車で行く珍道中もおもしろい。夢を追い続けることの大切さとすごさを教えてくれる映画!総合評価 9 ★★★★★★★★★
2006年03月23日
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アカデミー賞、主演男優賞を取った、Philip Seymour Hoffman の映画。ストーリー自体は、とても冷たく暗い雰囲気の映画となっている。アカデミー賞を見てから、この映画を観たので、“一体、彼は主演男優にふさわしい演技をしているのだろうか?” と、あまり期待しすぎると、必ずがっかりさせられるので、その辺は考えないようにして観に行った。見終わった後は、さすが主演男優を取った演技だった、と思えた。日本では、Truman Capote と言えば、Breakfast at Tiffany's だけど、アメリカでは、Truman Capote と言えば、In Cold Blood のようだ。In Cold Blood というタイトルは、もちろん、彼が殺人犯を評して付けたタイトルなのだけど、実は、cold blood を持つのは、Capote 自信なのではないか、と思う。というのは、Capote は地位と名声、そして金、欲しさのために、この殺人犯を巧みに操って、自分が欲しいもの全てを彼の中からえぐり取る。この本一冊で、Capote は歴史に残る作家の一人、となった。 もちろん、それは、彼の才能、今までにない文体、この殺人事件に興味を持った彼の直感と、どれをとっても、Capote 自信の手柄なわけだけれど、どこか、この殺人犯という獣を踏み台にして、という感は否めない。 それは、本人も理解している事で、だから、この作品以後、彼は一冊も本を書いていない、と映画の最後で言っている。映画の中でも言っているけれど、Capote と 殺人犯は、 同じ事件に接している中で、一人はアメリカ一の作家となり、一人は処刑される。 人生でも、ある分岐点で、右に行くか左に行くか程度の差で、その後の将来が大きく変わってくる、なんてことは良くあるのではないかと思う。もう一人、私の大好きな女優、Catherine Keener も出ていて、彼女は助演女優かなんかにノミネートされていたけど、果たしてそこまでのインパクトがある演技だったかなあ?と思った。 いつかは、是非、賞を取って欲しい!総合評価 9 ★★★★★★★★★
2006年03月07日
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全く内容を知らずに観に行った。 期待無く映画を観るとこんなにも楽しめるものなのか、と驚いた。映画自体、大した内容ではけしてない。 でも、タイトルの “16 blocks”が示しているように、マンハッタン内の16ブロックを移動する、という単純なストーリーが軸になっている。 その周りに、Bruce Willis が出ていて、NYPD全部からその移動を阻止され、一般市民がうじゃうじゃ歩いているマンハッタン内を上手く隠れ隠れ目的地に近づいて行く、ところにかなりエキサイティングさが盛り込まれていて、楽しめる。Bruce Willis ファンだったら、十分満足できる内容だと思う。Dante 'Mos Def' Smith も、出ていて、彼は最近注目され始めている個性派の俳優だと思う。総合評価 6 ★★★★★★
2006年03月05日
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予告から、ロンドンで、今までにやったことのない、舞台でヌード見せるということをする映画、だと思ったら、もっとおもしろく、もっと深く、そして、もちろん、Judi Dench の名演技のおかげで、大満足の映画と思えた。Judi Dench と Bob Hoskins の駆け引きが、おもしろく、観客は大爆笑だった。 そして、彼女がこの劇場を買い取ってから、戦争が起こって、その中でも、舞台を続行する経緯や、機会あるたびに、Mrs. Henderson が21歳の子のお墓参りをする理由や、ヌード嬢と若い兵士の恋愛や、どの角度から見ても、笑えて感動できる内容になっている。なるほど、と思えた事の一つに、当時、ヌードはよろしくないものとして扱われている中、Mrs. Henderson が偉いさんに許可をもらいにいくのだけれど、許可は “ヌードは、美術館の絵画のヌードのように動かなければよし” というものだったこと。 それを、上手く利用して、動かない裸体の女性を舞台で使って、現代人が考えると“おもしろくなさそう、、、”と思えるけれど、実際映画の中で観ても、“なるほど!” という舞台になっているのが、すごいと思った。よくありがちな、、、という批評があるらしいけど、私は、戦争反対の映画だけれど、十分笑え、十分感動でき、100%に近い出来の内容だと思った。総合評価 10 ★★★★★★★★★★
2006年03月02日
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007 のイメージが強くなりすぎている Pierce Brosnan は、この映画で、ちょっとイメージチェンジができていると思う。彼は結構おもしろかった。これって、どんな映画だろう?とまったく想像が付かずに観にいったけど、思った以上に楽しめた。大ハリウッド映画というよりは、アートフィルムと言ったほうがいいくらいの、わかる人にしかわからない笑いの入った映画となっている。人間性の全く違う二人、Pierce Brosnan と Greg Kinnear が、それぞれの人生の岐路で、相手が行くべき方向へ進むよう助けている、というところが、ただのコメディー映画で終らない、ちょっとじーんとする瞬間をもっている。総合評価 7 ★★★★★★★
2006年02月08日
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大体のあらすじは、理解できたけど、細かい内容を理解できないところもあった。 非常にSpielberg っぽい映画だと思う。 サスペンススリラーっぽかったり、イスラエル人達の極秘で、綿密なパレスチナ人暗殺計画も、見ていてどこかスカッとさせてくれるから不思議。 最後に主人公の男性が、妄想症っぽくなってしまっていて、それは、彼が国から任せられたパレスチナ人暗殺の仕事によるのだけれど、あんな仕事をしたら、そうなるよなあ、と思った。 それから、いくらお金がよくても、それ以上の自分に対する使命感を感じられなければ、できないよなあとも思う。これが、どこまで実際にあった話なのか、わからないけれど、1972年のミュンヘンオリンピックであったイスラエル人虐殺事件を、元に作られたストーリーだったら、人間の想像力ってすごいなあ、と思う。誰も顔が知れている俳優は特に出ていなくて、Geoffrey Rush が小さい役だけど、重要人物役として出ている。オスカー賞では、Best Picture とか、Directing とかにノミネートされているけど、Spielberg は過去にいろいろ賞をもらっているし、今回のこの映画は、“これだ!” という内容でもないし、賞は他の候補者に行くことになると予想する。総合評価 8 ★★★★★★★★
2006年02月04日
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かなりの数のオスカー賞のノミネートされているだけあって、映画としてはかなりの出来の作品だと思う。Heath Ledger, オーストラリア英語の彼が、あれだけアメリカ南部のちょっと聞きずらい英語をマスターして、それだけでも観る価値あり。ちょっと無口な男性の役だけど、彼の表情だけで、台詞がたくさんある以上の感情が伝わってくる演技をしている。Jake Gyllenhaal, 私が今一番一押しの俳優で、彼も相手役として、素晴らしい演技をしている。なぜ、この映画がここまで注目されているのか? 正直、映画のテンポとしては、ちょっとスロー。 前半は、ほぼ何も起こらないくらいの展開。でも、監督がそうした理由は、二人の関係がそれほど、ゆっくり深まっていった、というのを観客にわからせるためはないか、と思う。そして、やっぱり、“愛”がテーマ。 この時代に、男と女の愛ではなく、男と男、ホモセクシュアルな二人を使って、本物の愛を描こうとしているところが、注目に値するところだと思う。愛、と一口に言ってもいろんな形がある。 親子の愛や、親友の愛、恋愛関係の愛もあれば、同僚としての愛。 愛に包まれていると、その存在に時として、気づかない時がある。 当たり前のものとして、あるのは当然のような振る舞いをしてしまう。 どんな愛も、存在するべくして存在しているとは思うけど、人生の何にでも当てはまるように、やっぱりお互いが努力して維持しようという働きかけがあるからこそ、愛は成り立つものだと思う。そして、失ってみて、初めてその重みが理解できる場合もある。愛を勝ち取るために、たくさんの恋愛をして、たくさん失恋して、その繰り返しをしてて、自分を理解して、愛って一体自分にとってはどういう意味があるのだろう、と勉強し続けていきたいと思う。総合評価 9 ★★★★★★★★★
2006年01月29日
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18世紀の話のようなので、作家Jane Austen がその頃に書いた文学だと思う。 Jane Austen の作品は、どんな映画になっても、今でもとてもおもしろい。当時、女性は金持ちで安定した夫を見つけることが生涯を左右する一番の関心事で、はっきりいってそれ以外の関心事はない。 そんな世の中で、巻き起こる女性達の微妙な心理や、それに伴って起こる事件や裏切りが、とてもおもしろく書かれている。文学というのは、その時代を反映しているからこそ、その時代の人が読んでおもしろいのはわかるけど、二世紀を超えても、まだ映画化され語り継がれていて、おもしろいと思わせるというのは、すごいことだと思える。と同時に、当時は女性の可能性がそれしかなく不幸だなとも感じるし、それから社会は大きく進歩しているんだな、と思もわせてくれる。だから、この映画は、心温まり、ほのぼのさせてくれる映画になっている。それにしても、“すごい”と思わされたのは、Judi Dench の俳優としての存在感。 たった2シーンしか出ていないのに、映画が終ってみると、Judi Dench しか覚えていないかのような、錯覚さえある。総合評価 6★★★★★★
2006年01月16日
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正直、ミュージカルはやっぱり舞台で観たほうがいい、と思ってしまった。Rent はブロードウエイで観たことはないので、内容は全く知らなかった。でも、この内容がちょっと私には退廃的すぎて、人によってはそんな気分じゃないとあまり楽しめないかも、と思う。その中でも、“素敵だな!” と思えたシーンは、最後の方に、Mimi が死にそうになって、生き返った時に、“天国で、エンジェル(先に死んだ友達のこと)に、まだ来ちゃだめって言われたの”、というところ。人間、死んでしまったら、その後何にもできない。 生きているからこそ、可能性が存在するんだよ、というようなことを、エンジェルは言いたかったんだと思う。全くその通りで、生きていることがとても辛いと思える出来事は誰にでも多かれ少なかれあるけれど、生きているからには、一日1mmでも前進して行けば、きっといいことは訪れるはずだと思う。総合評価 5 ★★★★★
2006年01月11日
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人間というのは常に成長している。 もちろん、子供時代に体が大きくなっていったり、学校へ行っていろんなことを学んでいったり、という成長もあるけれど、それだけで成長が終るわけではない。恋人と出会って、結婚して、それで一生幸せで終るなんて話はどこにもない。たとえ奥さんが専業主婦で、成長していく暇などないとしても、旦那の方は、仕事をし、いろんな人と出会い、それだけでも、成長し、人として変わっていくことだってある。 旦那が変わっていって、奥さんがそれに付いていけなければ、今まで安定していた夫婦のバランスは崩れていく。一般的に言って、夫婦関係では、男が収入が上で、仕事ができて、そして、女はその後を追う程度の出来、が保っていられたら、割と上手くいくのではないだろうか? もちろん、例外はたくさんあるけれど。ハリウッドスターなどを見ると、俳優同士の結婚で、あまりにも女の方が有名で、スターダムを駆け上りすぎると、結婚生活を維持していく上では、問題が生じてくるんだろうなあ、と傍から見ていても想像できる。この映画の中では、それに加え、男の子二人が家族内にいる。 両親の離婚に対して、この二人がとる行動や感情がこの映画のメインのテーマ。きっと、子供にとっては、いくつになっても、親の離婚というのは理解に苦しむものだろう。 私がおもしろいと思った点は、上のお兄ちゃんの心理。 “母の浮気が離婚の原因だ” と思い、母親に嫌悪感を抱き始める。 きっと、父親は信頼できる存在だとも思い初めていたとも思う。そして、自分も初の恋人らしき女の子ができたり、父親にも恋人らしき人ができたりと、思春期の純愛感情が身の回りに起こってくる。でも、結局思い知らされるのは、子供の頃の楽しい思い出を振り返ってみようとしても、思い出されるのは、母親と行った博物館の思い出しかない。 父親との楽しい思い出なんて浮かんでこない、という事に気づく。子供が思い出す、両親の思い出なんて、ほんの断片的なものでしかないんだと思う。 子供には心配させずに、夫と妻は、いろんな事を話し合い、決断しあい、成長してくはすだと思う。映画の最後で、上のお兄ちゃんに気づいて欲しいことは、自分の中に思い出さえ残してくれていない父親は、母親(妻)に対しても、その程度の存在でしかなかったのかもしれない、という事。もちろん、それ以上のたくさんの事柄が、この夫婦間にはあるのだけれど、映画の主なテーマについて考えれば、こういうことなのだ、と私は理解した。総合評価 7 ★★★★★★★
2006年01月08日
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ずっと、ブロードウエイのミュージカルでやっていて、もともとのオリジナルは映画。 その、再映画化。だいたい、ストーリーは知られているし、主人公の二人 Nathan Lane とMatthew Broderick の息はびったりだし、合格点に間違いなしのもの。Uma Thurman が、金髪の頭の悪い秘書役というのと、Will Ferrell が彼にびったりの役、というのもみどころの一つ。あとは、ゲイの人たちをたくさん起用して、オリジナル映画にはない、現代向けの笑える内容にしてある。まあ、合格点。 でも、何もびっくりも、特別な点もなし。特に書くべきことも思い当たらない程度のものです。総合評価 5 ★★★★★
2006年01月01日
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アメリカ人向けの、日本のお話なんだと思う。 映画としては、おもしろくできていて、2時間以上の長い映画だったとは思えないほどだった。それにしても、日本の話なのに、主要3人の女性役が全員、中国人だとは日本の女優にはそこまでの役をこなせる人がいないということなんだろう。日本のドラマを観ていても、演技が下手で鳥肌が立つことがある。出ていた俳優人は全員、上手くキャスティングされていて、演技も文句なし。隣で観ていたうちの旦那さんに、ほらあれが、"Last Samurai"の人だよ、とこれは言わなくてもわかっていたみたい。 そして、"Shall We Dance?"の人だよとか、"Snow Falling on Cedars"の人だよとか教えてあげたら、へえ~と言っていた。今はもう、アジアのナンバーワン若手女優といえば、Ziyi Zhang となっている。 確かに英語は下手だけど、演技は抜群だし、"Crouching Tiger,,,"の時のような体の動きも彼女以上の俳優はいない。彼女とセットで、ちょっと年上でMichelle Yeoh も同じイメージ。 タイプキャストされないよう、頑張って欲しい。Gong Li は、正直見覚えがないので、彼女の映画を観たことがないか、出ててもちょい役くらいで、私の記憶にないのだろう。 彼女も、美人で演技も上手い。3人とも中国人で、着物はやっぱり外国の服なわけで、どうもみんな着物に着せられてるという感じだったと私は思う。 Gong Li が一番ましかな。Youki Kudoh は小さい頃から演技が上手く、きっと主役を狙って行ったけど、年齢的にあの役に落ちついたのでは、と私は想像する。こう観てみると、皆なんらかのメジャーな映画に出演した経験があるからこそ、今回の役を手に入れることができたんだと思う。画面も色とりどりで美しく、日本の四季と文化と総合的に表現されている。かなりお金もかかっているようで、相撲のシーンなどわざわざロスへ招いてそのシーンを撮ったとか。私はあまり詳しく芸者社会のことを知らないけど、知らないからこそ楽しめたんだと思う。 この映画も、きっと "Last Samurai" のような結果に終ると思う。総合評価 8 ★★★★★★★★
2005年12月25日
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映画“Traffic”と、全く同じ感じの作りで、でもスリルがあって十分メッセージは伝わっている。 アメリカ政府は、こんなにも信用してはいけない存在なのか、と改めてびっくりした。 そして、ある部屋から、ボタン一押しで、世界中のどこにいる敵も百発百中の確立で、ミサイルを発射できるなんて、考えてみればそれくらいテクノロジーは進歩していてもおかしくないけど、こうやって画面で目撃すると恐ろしい所まで、人間の歴史はきているなあと思う。George Clooney は、もしかして主演男優でノミネート?といううわさも聞いたけど、そこまですごい演技だったかなあ、と感じる。 演技でいえば、企業弁護士役をした、Jeffrey Wright の方が、私とては微妙なところを上手く演じていたと思う。 "Broken Flowers" で Bill Murray の友達役だったとは思えない、今回はシビアな役どころだったので、同一人物だったと知ったときは驚いた。テクノロジーの進歩といえば、ここまで進歩していて、車はまだガソリンでしか動かない、というのはおかしいと思う。 もう、水でとか、太陽光線とか、なんらかの再利用燃料とかで動く “地球にやさしい”車が市場にでまわっていてもよいのではないかと思う。 ガソリンで動く車が古くなれば、そこに携わっている従業員達は職を失うかもしれない。 でも、長い目でみれば、そういう人達も、今度は “新しいテクノロジーの車” に携わるかたちで働いて収入を維持し、これで、アラブ諸国の顔色を見ながら、ガソリンを分けてもらう、というやり方に頼らなくてよくなるはず。 “新しいテクノロジーの車” を発明するのは、きっと日本かアメリカだと思うから、今度は、アラブ諸国は今までのように横柄な態度はとれなくなるはず。と、こんな想像が実現しないということは、“ガソリンが第一の燃料源”というやり方を保っていれさえすれば、全てが丸く収まるという世界の不文律なんだと思う。 それは、"Fahrenheit 9/11" や、この映画を観れば、なんとなくわかってくる。総合評価 8 ★★★★★★★★
2005年12月18日
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Robert Downey Jr. の最近の映画で観たことがあるのは、"Wonder Boys"くらいかなあ。 彼は、ドラッグ関係でよくニュースに出ていること以外あまり記憶にないけど、この映画を観たら、やっぱり彼はそれなりの役者なんだなあ、と改めて思った。この映画は、ブラックコメディーというか、殺人事件が中心になって、その展開が意表をついたり、ジョークが過激でおもしろかったり、兎に角、映画としての構成が普通でない感じ。よくあるミステリー? どこかで観たことのあるおち? 007のような撃たれても死なない主人公?、、、と思えるところもあったけど、それを上手く使ってこの映画として、笑えるようにできている。感動する内容ではないけれど、笑えて、満足できる映画としてはお勧め。総合評価 8★★★★★★★★
2005年12月04日
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Johnny Cash というミュージシャンは、全く知らなかったけど、どうやら50年代、Elvis Presley とも時代を共にした人物のようだ。この時代くらいから、90年代、そして今でもそうかもしれないけど、芸術やら音楽やらをやる人は、必ずといっていいほど、ドラッグを使う。 なぜなんだろう、といつも思う。オリンピックで、例えば、陸上選手が薬を使って、筋肉を増強したり、いつもより速く走れたりするのは、禁じられているし、人間の生まれ持った能力で争う場なんだから、それは公平でないとされているのは、納得いく。音楽もそれと同じ考え方をしてもよいのではないかと思う。ドラッグが無くてはならない生活をしている人のステージを、金を払って観なければならないほど、ばかげていることはない、と私は思う。そして、この映画では、Johnny Cash とその周りの人々が出てくる。 その中でも、興味を引く人物は、彼の父親である。 彼がどんなに頑張っても、どんなに成功していっても、父親にとっては大したことない息子のままである。そんな、父親に育てられ、さぞかし淋しい思いをしただろうと想像する。でも、誰にとっても、完璧な親なんていないし、完璧な家族なんてのも存在しない。 誰にでも、多かれ少なかれ、不幸な過去なんて付き物だ。 その辺の不幸をドラッグでごまかそうとするのも、問題がある。みんな、一生懸命生きている。それを乗り越えていくのが、人生なんだと思う。Joaquin Phoenix の演技は最高だった。 かなり、本人について研究したらしい。総合評価 7 ★★★★★★★
2005年11月27日
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ながっ。 とにかく、とても長い。 実際2時間半くらいなのだけど、ちびっこ達が、ちゃんとストーリーを理解して集中しいるのか、なぞだ。小学生高学年以上くらいの子達なら、ちょうど内容も理解できて楽しめる映画だと思うけど、それ以下の子たちもかなりの数いたので、んん~お金は無駄になっていないのだろうか、、、?でも、内容はきっちり理解できていなくても、画面で観ておもしろく迫力のあるシーンはたくさんあるので、それだけで十分なのかも。正直、こういうコンピュータを駆使して、特殊効果満載の映画は、その迫力に負けて、内容が私の頭の中に入っていかない。 だいたいのあらすじはつかめたけど、細かいところは、あいまいに理解している程度だと思う。(ちびっ子達と同類ってことだ、、、)その例は、Harry Potter を始め、Lord of the Rings や、Star Wars にもあてはまる。今回のHarry Potter は、初の"PG" だそうで、今までのはずっと "G" だったらしい。 そういわれてみれば、大きい蛇が出てくるところなど、ちょっと怖かったかも。回を重ねるごとに、Harry の魔法のレベルはますますアップしていっている事は確実。 それから、途中、死神みたいのが出てきて、演じているのは誰だろう?と考えていたら、声から、Ralph Fiennes に違いない、と思ったけど、それが正解で、我ながら、あのメイクから役者を当てたのはすごいと思った。 それか、映画の観すぎ、、、これから、何篇 Harry Potter の映画 が続くのかわからないけど、主人公の子達は、もうかなり大人の顔に成長してきていて、もうすぐ続けるのは無理になるだろう。 ドラえもんの声優さんたちも、サザエさんの声優さんたちも世代交代になったというから、Harry Potter もそういうことになるのだろう。前回の作品は、いまいちだったと評判だったけど、今作は十分見ごたえありの出来です。総合評価 6 ★★★★★★
2005年11月24日
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今、私の一押しの男性俳優、Jake Gyllenhaal が主演 ! かっこいい。戦争映画だから、それなりにやはり、戦争は無駄なことだとか、金の無駄遣いだとか、は伝わってくる。戦争映画を観終わった時にいつも疑問に残ることがある。 それは、軍隊に所属した後の、その後の生活についてです。この映画でも、例えば、"Born on the Fourth of July" とかでも、一度軍隊に属して、それが海軍でも陸軍でも、実際に戦争に繰り出される。 幸運なことに生きて故郷に帰ってくる。 私に疑問なのはその後の話なのです。“戦争で、自分の命を犠牲にして戦ってくる” それは、それだけで、かなり誇れる経験だと思うけれど、軍を去ったあとは、ごく普通の人として暮らしていくようだ。 例えば、軍の経験があるのなら、警察官、消防隊員、その他、人々の危機を救う職業には、優先的に就ける権利があるとか。 まあ、本人達も、平和な国へ帰ってきてからも、その手の分野は懲り懲り、なのかもしれないけれど。軍隊に属した、戦争を経験した、とされる人々が、だからこその国からの輝かしい扱われ方をされていないような気がしてならない。この映画の最後にも、戦争から帰ってきてからのその後、みたいなシーンがあるけど、やっぱりみんな、ふつーの生活に就くようだ。もちろん、Veterans Day や Memorial Day が祝日としてあって、軍隊やその功績を称えよう、という日はもちろんある。でも、大統領一人の意向で、何万人という命を簡単に戦場へ送り出させ、無事帰ってきたら、“ごくろうさん”で終ってしまっているような気がしてならない。かなり、激しいというか、過激なシーンもあって、でも、笑えるシーンもある、戦争映画でした。総合評価 7★★★★★★★
2005年11月14日
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George Clooney という人は、とても賢い人だと思う。 ER で爆発的に売れ、映画界に進出し始め、イタリアかどこかにシャトーを持ち、ラスベガスに総合レジャープレイスのようなものを建設中。 そして、この映画の監督。 流されるままに芸能界にいるような人ではけしてない。この映画の主役Edward Murrow を演じている役者、David Strathairn も長い間、いろいろな映画に出ているけど、とても赴きのある役者だと思う。この映画で、主演男優に是非ノミネートされて欲しい。時代の風潮というのはときに恐ろしい。 現代は考えられないけど、あの当時はこう考えなければならなかった、とか、当時はあの人種を憎まなければならなかった、とかそんな例はたくさんあると思う。舞台になったアメリカの1950年代。 “社会主義、共産主義は敵”という風潮。 それを利用し、上院議員のJoseph McCarthy は赤狩りをし始める。 彼にスポットライトを当て、彼の、罪の無い人々を罰する行為に疑問を投げかけるTV番組を担当するのが、Edward Murrow。 時代の風潮に逆らっているのは、Edward Murrow の方なので、彼のTVキャリア生命を賭けての正義の行為となる。今考えれば、Edward Murrow 立派!立派! となるけど、当時は Murrow のように行動することは、危険なことだった訳である。 不思議なものです。でも、今でも似たようなことは現在進行形で起こっていることになる。数年前に、ブッシュ大統領が、イラクを攻撃し始めたときも、“テロリストは敵”、“どこかを攻撃しなければ!”という風潮を彼は上手く利用して、戦争を始めてしまった。 やはり当時は、その風潮の渦中で、それが間違っていることと思った人は少なかったのではないかと思う。時が経ち、いろいろな事実が明るみに出始め、ベトナム戦争の二の舞になった今、そして、“ブッシュ大統領の不信パーセントは、クリントン大統領のそれを超えている”今、この映画の言わんとするテーマを良く考えて、多くの人が Mr. Murrow のように行動して欲しいと思う。白黒映画だったけど、テーマがすごく強くて、David Strathairn の無表情の裏にあるそれはそれは深い感情の層を観ているだけでも、非常に納得のいく映画だったと思う。総合評価 10 ★★★★★★★★★★
2005年11月04日
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この映画プロモーションのため、最近の Nicolas Cage をTVで見かけたけど、すごくシェイプアップしてかっこいい体だった。 なんでも、9・11のテロ事件の映画に出演しているからだとか。それはさて置き、最近の彼の映画では、ぱっとしないものも多かったと思う。 "Matchstic man" とか、"The Family man" とか、観に行きたいとも思わなかった映画だったと思う。 でも、この映画は、Nicolas Cage と Michael Caine も出ているし、他に観たい映画もなかったので、これを観ることに決めた。ちょっと、ハリウッド映画のエンディングという感じではなかったので、よかったと思うし、なかなか奥があるテーマだったと思う。でも、あそこまで “だめ人間” で、仕事だけは一流になっていく、というのも、ハリウッドっぽいかも。もしかしたら、こういう男は日本に多いかもしれない。 会社では優秀社員なのに、家庭はボロボロ、子供はぐれるし、妻は浮気か鬱、自分は女遊びが耐えない、とか。 収入さえよければ、社会的に優れた人間なのか?ということだ。やっぱり、人の良し悪しは、家族で決まるところが大きいのではないか。家族は、社会の最小集団。 そこで、自分が主であっても、所属人員であっても、“自分の家族”が、温かい集団であり、それを維持できているなら、自然と安定した人間性が培われてくるし、それが仕事にも反映してくるのではないか、と思う。アメリカの大統領は、(他のどの国でもだいたい同じだと思うけど)結婚していて、子供達もちゃんとしている、というのは前提だと思う。家族を維持できず、妻も幸せにできない人間が、どうして国を守っていけるだろうか?という点なのでしょう。だから、クリントン大統領の女性関係スキャンダルも、そのへんが根底にあるはず。 “妻にうそをつく奴は、国民にもうそをつくはず” という考え。子供が親のハードルを越えられるか、というのも、もう一つのテーマ。足の人差し指が、親指より長ければ、親より出世できる、とどこかで聞いたことがあるけど。親が偉大であればあるほど、子供にかかるプレッシャーは大きい。 自分が何を達成しても、どんな些細なことでも、自分のことのように喜んでくれる親もいれば、どんなにすごい事を達成しても、全然十分でない、とする親もいるはず。 そして、社会的に優れた位置にいる親は、社会の目も気にしなければならず、そんな家庭で育つ子供はプレッシャーでつぶれてしまうのではないかと思う。そう考えると、今のブッシュ大統領は、お父さんに次ぎ、大統領になったんだから、大したもんだと思う。 (彼の政権は全く肯定できないけど) レーガン大統領の息子は、TVのドッグショーの司会をやってて、やっぱり“もっといい仕事、なかったのかな?”という目で見てしまう。ちょっと雰囲気の違うハリウッド映画を観たい人には、お勧め。総合評価 7★★★★★★★
2005年10月30日
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がっかりなのは、裁判ものなのに、原告側と被告側の裁判所内でのやりとりのおもしろみが全く無いところ。 裁判沙汰になるストーリーはそこが一番のみどころだと思うのに。Charlize Theron や Frances McDomand の演技は超一流だった。映画の中では、いかに鉄鉱山の仕事場で女性達がいやがらせを受けたか、は十分に描かれていたと思う。 そして、いやがらせを受けた女性達がその扱いは不公平だ、と主張するのがどんなに大変なことだったかも理解できた。 でも、もっとそれを法廷へ持っていって、お互いがどういう論議でぶつかりあったかを観たかった気がする。このケースが初の集団セクシャルハラスメントだと、確か映画の中では言っていたけど、そうなんだったら、なおさらだと思う。男性中心の職業や社会に女が入っていくと、よくこういう騒ぎが起こるものだ。 女性中心の職業に男が入っていっても、逆に注目されるか、珍しがられて肯定的な見方がされるのに。 こういう、鉄鉱山の話で、女性達がこうもひどく扱われていたなら、例えば軍隊などに入隊する女性達には一体何が起こっているのだろう?と想像するのも正直怖い。 その辺の出来事は、たまにTVのドキュメンタリーなどで、報道はされている。 軍隊という歴史と格式があるであろう組織から、“私はひどい扱いを受けた”とメディアに顔を出して訴える女性達はなんと勇気のある人たちなのであろう。映画としては、もう一息って出来です。総合評価 6★★★★★★
2005年10月25日
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Jennifer Lopez は、結構演技ができると思う。 歌も、上手いほうだけど、旦那と一緒に歌うと、下手さがめだつ。超一流俳優の、Robert Redford とMorgan Freeman と一緒に演技ができるだけでも、光栄だと思うけど、それを彼女は引け目を感じさせない存在感のある演技でやり遂げていた。Robert Redford は、もうかなりおじいさんだけど、やる役はいつも、あの歳で、若者を殴ったり、美人女性と関係を持ったりする役だ。 (今回の映画は女性云々はないけど。)彼は、このところ、映画を作る側にも多く関係しているようだけど、この映画では、どうやら俳優だけをしたようだ。 でも、彼が好きそうなストーリーだったんだと思う。 ストーリーは、何となく、ありがちな感動ものなんだけど、終ってみたら、何だかほのぼの感じさせる映画だった。私が Jennifer Lopez の状況だったら、娘と Einar (Redford) の所へ行くだろうか?と考えると、それは維持でもできないんじゃないかな、と思う。あの状況では、多分、無いはず。 もっと他のポジティブな理由があるなら娘をおじいさんに会わせるというのはむしろ良いことなんだけど。“Einar は, Jean (Lopez)が息子を殺した”、と思っている事実を、そのそれぞれがどういう風に乗り越えていくのか、というのがテーマで、最後はもちろん一件落着になるのだけど、よかったと思う。Jean にしてみても、“殺そうとして殺したのではなく、結果としてそうなった事故”なんだけど、“最愛の人が死んだのは、自分のせいなのかも”、その辺の自分自身への葛藤と、義父へのうしろめたさと、彼からの拒絶と複雑な心理が上手に展開していくストーリーだった。いろんな小説に、よくあるテーマだけど、“過去は変えられない”わけで、そこに留まっていてもよくないし、そこにうらみを持っていてもよくないし、だから“時間”という誰にもコントロールできない現象が私達の周りを無情に無情に流れているんだと思う。 でも、その時間こそが過去の傷を一番やさしく癒してくれるのが不思議なのです。 この時間というのは、映画には直接関係ないけど、この映画の中では、登場人物達が克服しなければならない試練をそれぞれ達成していき、ハッピーエンドとなる。 そして、他人と経験を共にするからこそ、他人の痛みを理解していくんだと思う。総合評価 6 ★★★★★★
2005年10月10日
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私は、こういう映画がとても好きです。 いろんなキャラクターが出てきて、それぞれが奇妙な関係を持っていて、それでいて、映画としてメッセージが伝わってくる、という映画。一番好きなシーンは、金魚を車の上に乗せて高速を走るところ。 このシーンは人生のいろいろな事を象徴しているように思えてならない。 金魚はか弱くてそれで尊いもので、ある車はそれを知らずに乗せていて、他の車はそれに気づいて、金魚を殺さないように、できる限りの補助をして、でも、それぞれの車の歯車は合わずに、金魚の命は無駄に、、、それを悲しんではいられず、人生は無情に時間が過ぎていく、というような。主人公のChristine を演じた役者さんは随分役柄を理解して演じているなあ、と感心していたら、彼女が脚本を書き、監督もしていた。 道理で、上手いはずだよ。 これは彼女が温め温めした作品なのだ。もう一つのポイントとしては、この映画は性犯罪についてを扱っている。取り上げ方が上手いなあと思うところは、それらを重く扱うのではなく、明るくおかしく扱っていて、それで強いメッセージが伝わってくるから。あるシーンでは、中年の独身男性が、女子高生二人を誘惑するようなメッセージを窓に貼って誘う。 興味心と好奇心から女子高生は男の家のドアを叩く。 でも、男は中で、待ち構えるどころか、臆病に隠れているだけ。別のシーンでは、インターネットのチャットルームでsexフレンドを探しているのが、5歳くらいの男の子というもの。 彼は、自分が何をやっているのか、100%理解していないと思う。 でも、相手と直接会うことに成功してしまう。この2つの性犯罪が明るみにでたら、かなりの大事件でダメージが大きくなる可能性は十分あるのだけれど、よーく観察すると、その2つとも、きっかけを先導しているのは、弱者側ということ。これらも、いろんな意味にとれるはず。 ぱっと見たら、悪く見えるのは悪者だし、強く見えるのは強者。 でも、実際そうなのか?といえば、案外違っていることもあるのではないか、というような人生の見方。主人公Christina の歩む人生とか、恋人になるかもしれない存在のRichardの人生とか、もっともっと、象徴的なことがらがたくさんあって、もっといろいろ書きたいけど、これくらいにしておこうと思う。是非、お勧めの映画です。総合評価 9 ★★★★★★★★★
2005年10月04日
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Viggo Mortensen は、Lord of the Rings 以来、ぱっとした役をやっていない気がする。 悪人を殺して、一躍町のヒーローとなって、TVで注目されたから、過去の切り離したはずの人脈から狙われる。 今の幸せな家族に、その秘密を隠していたのか?それとも誰かと間違われているのか? 間違われていることを証明するのかと思いきや、何と彼はすごい過去を持っていた、というストーリー。正直、展開の所々に、無理な場面があったと思う。 その一つは、Viggo Mortensen が妻とsex する時に、妻がチアリーダーのコスチュームを着てくる。 誰の趣味だか知らないけど、ええ~ありえないと思った。それから、喧嘩や、銃撃戦で、かなり怪我をしているにもかかわらず、妻とまた、階段で力ずくのsexするシーンがあったり、最後の方、ギャングボスの家に乗り込んでいって、結局全員殺していく、なんてちょっとできすぎてるんじゃないかなあ、と思った。良き夫、良き父として生きてきた人が、合計10人くらいは殺して終るというストーリー。 そして、最後、家族はそれを受け入れる。映画として、楽しめたか? それなりに、楽しめる映画ではあったけど、別に観なくてもいいかなって感じです。総合評価 5 ★★★★★
2005年10月03日
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“なんだろうこの映画?”と思って行った。 映画の紹介のサイトでは、レズビアンの主人公が、中国の保守的家族の間でどう自分を切り出していくか、、、という風に書いてあったので、今流行りのゲイに関する映画かあ、と思っていたら、そうでもなかった。出来は、"Joy Luck Club" 以上ではないけれど、それと比べられる位のおかしさとテーマが入っていた内容だと私は思う。何本か観たインドの映画でも、結婚は女が幸せになる第一条件という習慣があるようだけど、この映画でも、親は娘が、まずは結婚相手を見つけてくれないとほっとできない感じだった。中国で暮らしていたなら、その辺の結婚事情も、もっとシビアなのだろうけれど、舞台はニューヨークだから、異国の地で、他民族の文化に囲まれながら、いろいろな考え方に出くわすけれど、でもふるさとから持ってきた習慣は絶対譲れない、というおじいさんの面目を子供達がどう保っていくのか、その描き方が、おもしろくてほのぼのできる。主人公の女の子の顔は、“ええ、この子がゲイ?”と思ったけど、映画が進むにつれ、そのキャラクターは良く演じていたと思う。 でも、私のゲイの女性の顔のイメージとはちょっと違うような気がした。彼女の恋人役の方は、こういうゲイの子は、ありえるよなあ、という顔だったので、この子のおかげで二人はゲイのカップルなんだと思えた。実際、私のまわりで見る、レズビアンのカップルは、やっぱり一人は完璧にどこか“男性化”した顔つきをしていると思う。 女の子役の方は、ごく普通の感じが多いと思う。 主人公の方が、もう少し、“男性化”した顔つきの役者だったら、より良かったのかも。(Boys don't Cry の Hilary Swank のように) でも、やっぱり、この映画の内容だったら、そのままの役者で、丁度よいのかもしれない。あと、再婚に望むお母さん役。 アメリカでは、48歳なんて、新恋人を探すのには十分若い年齢だけれど、きっと中国の常識から考えたら、もう年寄りすぎると考えがちで、その上、父親の面目を保つためにはしたくない結婚にも目を向けなければならない、そんな役どころを英語を一言もしゃべらず演じきっていた。 このお母さん役の人のほうが、注目されていいかもしれない。もっと、もっといろんなテーマが織り込まれている。 一見の価値ある映画です。総合評価 8★★★★★★★★
2005年09月25日
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最近つくづく薬の怖さを体験した。 生死にかかわることでは、もちろんないけど、自分の知識のなさというか、製薬会社とか、その製造者たちを疑いも無く信じていた自分が情けないと感じた。一つは、にきびのクリーム(日本製)をずっと使っていた。 できては塗り、できては塗りしていたわけだけど、いっこうに減る気配がない。 食べ物を、質の良いものへ良いものへと代えていったけど、にきびに変化なし。結局、“このクリームでにきびが悪くなっていっているのでは?” と気づき、使用をやめたところ、徐々にではあるけどにきびは減りだした。二つ目は、指の湿疹。 これも、長年、医者から渡されたクリームを塗り続けていたところ、指の皮膚が異常に薄くなっていることに気づいた。 それも使用をやめ、別の医者にいって、別の成分から作られているクリームを試し始めたところ。映画の中で、“製薬会社は金儲けしか考えていない”という台詞があったけど、全くその通りだなあと思った。 薬があるからこそ、いろんな病気が癒され、人間の生活が良い方へ改善されているわけだけれど、重要なのは、使う本人がしっかり、治療内容や、薬の効果を理解しようとする態度なんだと思う。この映画は、小説を元にできているらしいけど、こういう内容のストーリーを考え出せる頭ってすごいと思う。 もう、その一言しかない。普通、この手の映画では、主人公が、一般人なんだけど、急に格闘シーンになると、James Bond のように強くなったり、Mission Impossible のように異様に銃の手さばきが上手かったりするけど、この中では、主人公は一般人のままであり続けたところに現実味があった。映画の中の製薬会社は、ケニアの人々を、新薬品の実験に使ったわけだけれど、実社会でも、ねずみや小動物などを使って、いろいろな薬などは、実験されているわけで、尊い命は変わりないはず。きっと、私達の知らないところで、非人道的だけど、人の命をこれから救うためには、やむを得ないというようなことは、行われているんだと思う。どこで線を引くかを決めるのは、とても難しい。タイトルはどうして付けられたのだろう? と私は良く考えてみるけど、この映画は?だなあ。 多分、妻が頑張って芽を出させた課題を、夫が枯れさせないように育てていった、ってとこかなあ、多分。二人の名演技、Ralph Fiennes と Rachel Weisz で見ごたえたっぷりの映画です。総合評価 8★★★★★★★★
2005年09月18日
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映画というものは、期待しないで行くと思った以上に楽しめるものだ。これも、予告から想像できるストーリーと、出演者の顔ぶれで、大感動物語になるはずはないとはわかっていた。デトロイトだかシカゴだか、忘れたけど、あそこまで荒んでいる町とか、あそこまでピストルでがんがんとか、絶対ありえない。 カーチェイスとかも、んん~あそこまで車壊れたら、もうだめでしょう、という状態でもMark Wahlberg の思いのままになっていたりした。とは言うものの、死んだお母さんをそれぞれの兄弟が思い出すシーンとか、それなりに、涙ぐませる展開にちゃんとなっている。兄弟が協力して犯人を探り当てていく時も、犯人はまさか仲間内か?と一瞬思わされたり、良い刑事と悪い刑事がいて、ええっと思う途端に良い刑事が殺されたり、観客は “外へ出て行ってはだめだあ~”と、教えてあげたいのに、外へ行って殺されてしまう兄弟がいたり、、、とわあ~と思う場面がたくさんある。出演者では、“今年何本目の映画?”と言いたい Terrence Dashon Howardが出ているし、Chinetel Ejiofor は初の悪役で、上手い役者だけあって、憎たらしく納得させる悪役ボスを演じていたし、アメリカ英語もとても上手い。 彼は、Dirty Pretty Things 以来、たくさんの質の良いアメリカ映画に出演している。まあ、暇だったらどうぞ、という映画です。総合評価 5 ★★★★★
2005年09月12日
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Anchorman を撮った監督ということで、それなりにおもしろいだろうと思って観に行った。 というか、想像以上におもしろくてびっくり。タイトルから想像できるように、主人公は、40年間一度もsex をしたことのない男性。 そんな男性は、日常どんな生活をして、どんな趣味を持っているのだろう?というところも、納得できるというか、想像通りの設定でおかしい。その恋の相手に、早くに sex を経験して、子供が3人いて、その子供にも赤ちゃんがいるような、同じ歳の女性を設定しているところが、ちょっと心温まる。 40歳の女性で、もうおばあさんであれば、一般的に男性は恋愛対象として、一瞬考えると思う。 なぜって、早くに sex を経験しているということは、ふしだらで家庭環境がどうで、、、と。 40歳男性で、sex をした経験がないというと、一般的に女性は恋愛対象として、まず“何かがおかしいに違いない” と思うはず。両方のケースは、sex をベースに人を判断していることになる。 この映画のこの二人は、そんな思惑はなしに、お互いを認め合い出すところが、ただのコメディーにはない、ほのぼの感が感じられるところ。ここで、どんな出来事でも“初体験” というのは、一生に一度だけのことで、とても貴重な経験のような気がする。 でも、どんな初体験でも、上手く行くことってなかなかないわけで、経験をこなしていくからこそ、上手くなり、楽しさも沸いていくもんだと思う。sex の初体験に、若すぎると眉にしわが寄せられる見方がされるのは、避妊や性病の知識があるか、赤ちゃんが生まれて育てるというのは、どんなに大変なことなのか、相手ときちんと人間関係が保てるのか、、、など、ある程度、成熟した人間でないと乗り越えられない問題も、あとからぞろぞろ付いてくるからなんだと思う。 いくつであっても、それらがきちんと理解できる能力のある人間なら、私はいくつで初体験しても問題はないと思う。TVに、本物の“36歳男性処女”が出ていて、“僕は結婚するまでsexはしないことに、誇りを持っている!” と言っていたけど、さて、結婚後に彼がどれだけ嫁を喜ばせることができるか、本人も未知の世界に違いない。 子供を作る目的以外でsexができる動物は人間だけなんだから、結婚まで待つということが、誇らしいことだとは私は思わない。 精神的にsex が出来る準備のある人は、安全に大いに経験し、楽しみ、いろいろ研究してみるのはいいことだと思う。安全にいろんな人と経験し、上手くなり、結婚相手とめぐり合い、その後お互いsexで満足し合える、というのが理想なんだと思う。 (もちろん、これは理想であって、現実は、もっといろんな問題もからんでくるのだけど。)映画に戻って、、、おもいきり笑えてほのぼのできる映画では、今年一押しの映画です。総合評価 9★★★★★★★★★
2005年09月04日
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きっと、Bill Murray は、これで主演男優賞をねらってみたんだと思うけど、この映画では無理。 やっぱり、取るなら “Lost in Translation" でだったなあ。 コメディー男優というと、なんとなく軽く扱われがちだけど、あともう一歩でだめだった、となると、人間だれでも“次こそは!”と思うのだろう。この映画は、オープンエンディングというか、結末が無い。 映画が結末を見せてくれないと、“じゃ、どうなったんだろう”と観客は想像しなければならないし、それ以上に、さかのぼって、“あの手紙は何だったんだろう?”という事実も考えなければならない。 だから、人によっては、“何を観たんだか、さっぱりわからない” という人もいるようだ。私にとってこの映画は、人の日常のよくある一瞬を描いたのではないかと思う。 一般の人にとって(私を含め)小説になるようなドラマ的な出来事はめったに起こらない。 ドラマになりそうな芽が出始めても、気がつくと忘れていたり、なんでもなかったり、そんな繰り返しだと思う。もしかしたら、という芽を無理やり双葉にし、花を咲かせようとした、というのが、この映画の一つのすじなのではないかと思う。 そうしてみたところで、結局なんでもなかった。 でも、日々の暮らしは、また元通り続いていく。 もう一つのすじは、“隣の芝生” のように、無いものは良く見える。 主人公のDon は、一応、裕福で、独り者で、女性経験も豊富で、という存在。 となりに住む Winston は、妻とこども5人、3つの仕事を掛け持って家族を養っている、という存在。 この二人は、やきもちまでいかないけれど、ちょっとしたあこがれをお互いの存在に見出していてバランスよく、友達関係を保っている気がする。 自分にとっては、“一通の手紙”でしかないものでも、他人にとっては(この場合Winston)、大きな事件になりうる“一通の手紙”になる。 これを、一般の世の中に照らし合わせてみても、自分には直接被害が及ばないような“ちいさな芽”には、異様な興味を抱き、本人を後押し応援してみたくなるのではないかなあ。 だって、最後に傷つくのは自分ではないのだから。 でも、ちょっとした興奮は味わえる。 こんな楽しいチャンスは滅多にないものだ。地点A から始まって、地点A で終っているこの映画。 これを味を持たせて描いているという点では、すごい映画なのではないかと私は感じる。事件を描くのは誰でもできるけど、なんでもなかったことを描くのは結構難しいのではないかと思うから。総合評価 7★★★★★★★
2005年08月28日
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二人の名俳優の演技を見れるだけでも価値ある映画だと思う。 特に、Judi Dench の何も語らないけど、目の演技とか、パワフルで説得力がある。観ている最中は、主人公は、もちろんこの二人なのだけど、海岸に流されてきた青年(Andrea)が中心となって、巻き起こる人間関係や事件の云々がストーリーラインの映画だと思っていた。でも、観終わった時は、もしかしたら、この小説の作家は、Ursula役のJudi Dench の感情を中心にしたかったのではないかと思われてきた。映画の最中では、一度も言葉にはされないけれど、状況や会話で Ursula は一度も結婚をしたことがない女性だとわかる。 恋愛感情、結婚、sex というのは、経験がなければ、それはそれはあこがれて待ち遠しいステップのはず。 特にそれが、この映画の設定でいえば1930年代、今から一昔も二昔も前の世代の話だとすると、男女の仲というのは堅苦しく、世間の目がぎらぎらと注がれる行い。きっと、彼女の場合、何かの理由で、もしかしたら戦争も理由の一つで、夫となる男性と出会うことなくここまできてしまったに違いない。そこに、ふと若い魅力的な男性が現れたら、女性として、母性本能がくすぐられ、何か不思議な感情が沸き起こってくるのはとめられなかったのだろう。 かといって、Ursula と Andrea の間に、これといった特別な関係が生まれるわけではないけれど、Ursula は、“私がもし何十年も若かったら、、、”というような想像をかき消すことはできなかったようだ。その微妙な心の動揺に、姉のJanet が、たしなめるようなことを言うと、Ursula は、“How would I know?" (だったかなあ?)というような返事をする。 この一言で、“ああ、Ursula は男性を知らないんだ” とわかる。この一言が、とてもパワフルで、重みがあり、現実味がある。男性を知らず年老いていく女性を中心に物語を描きたかったんだと思う。それを、どう膨らませていくか? まったく、恋愛相手になり得ない若い男性を登場させ、彼に不思議なバックグラウンドをもたせ、なんとなく視点が彼女だけに注がれないようになっていて、、、結局、彼女の淡い感情は成就されることなく、またいつも通りの毎日に戻っていく、という終り方。いかにも、小説って感じの物語だったけど、映画としてもその趣旨は上手く表現されていたと思う。総合評価 8★★★★★★★★
2005年08月24日
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主役の DJay を演じているのが、Terrence Dshon Howard という役者で、最近では、Crash に出ていたのでおなじみ。 この同じ映画に出演したLudacris も、また一緒にこの映画にでている。はじめは、この映画は、based on true story なのかな、と思っていたけど、思い当たるミュージシャンがいないので、フィクションか、と気づく。作られた話にしては、内容がおもしろくて、現実味があって、ちょっとした感動もくれる。 映画の中で、DJay が、作った曲を、すでに有名なSkinny Black という、ラッパーに聞いてもらうために会いに行く、というシーンがある。 DJay の曲もラップなわけで、もし誰かに認められ、CD化となれば、Skinny Blackとは、ライバルということになる。 ライバルになりうる、ミュージシャンを、その曲がどんなに優れているとしても、“これは素晴らしい曲だから、僕のコネでなんとかしてあげるよ” とは、よっぽど出来た人でなければ言わないのではないか、と思った。確かに、映画の中では、Skinny Black は、エンターテイメント界を一歩先行く人だけれど、もし、曲を聴いてもらって、どうにかしてもらいたい、と思うなら、そういう人間を作り上げていく側で、名の知れた人に、聞かせるのが一番なのではと思った。 現実の世界でも、アートで食べていくというのは、とても難しい。 そして、その道で名の知れた人に、自分の作品を見てもらえれば、何かのきっかけが開けるかもしれない、と誰もが思うと思う。 でも、その道で有名な人も、そこまでがむしゃらに頑張って来たわけで、無名でも自分のライバルに、ラッキーカードを渡すようなことはしないのでは、と思う。 その辺が、アートの世界では、“鶏と卵”で、難しいところだ。 それなりにアートで秀でている人は、たくさんいるけど、それで食べていける、と言う人はその中でも、まれのはず。話がそれたけど、映画の最後のほうで、“誰でも夢は持つべきだ” というような台詞がある。 これが、この映画が、言わんとするところだと思うけど、全くその通りだと思う。 夢をあきらめるのは、本当に簡単だけれど、夢を持ち続けるからこそ、前進して生きていける、というのは本当だと思う。総合評価8 ★★★★★★★★
2005年08月22日
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イギリス映画なんだけど、正直、なまりが強くてあまり理解できてなかったと思う。 私の旦那さんにいわせると、“ちょっとcockney が入ってたかもね” ということだった。Cockney と言えば、Audrey Hepburn の "My Fair Lady" をいつも思い出す。ストーリーは、麻薬とマフィアが舞台。 マフィア物は、国が変われば、内容もずいぶん違うものだなあと感じた。 アメリカのマフィアものとは、またちょっとイメージの違う展開だった。主人公に名前が無い、というのもちょっとおもしろいなと思った。 それは、観ている最中は気づかなかったんだけど、最後、クレジットが流れる時に、名前がxxxとなっていたのでわかった。会話がいまいち理解しずらかったので、映画に集中できないなあ、と思いはじめるとすぐに、あっといわせるシーンが出てくる、というのが何度かあった。 だから、最後まで目が話せない映画だと思う。ハリウッドとは全く種類の違うマフィアものという点で、観る価値ありの内容でしょう。総合評価 7★★★★★★★
2005年08月02日
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今大ヒットの、ハリウッド映画ではない、映画です。 映画館は、兎に角、家族連れが多かった。 しかも、子供は3歳くらいから8歳くらいが多い。 あまりに小さい子を見ると、“ちゃんと映画理解できるのかなあ?” と心配してしまいます。内容は、皇帝ペンギンのドキュメンタリー。 ただただ、ペンギンの一年をフィルムに収めただけのもの。 でも、なぜそれが、大ヒットなのか。 撮影した人の努力もさることながら、ペンギン君たちの知られざる生命力のため、と言えるでしょう。 ペンギンは、動物園で見ればかわいいし、今では、もっと人気のある動物がたくさん存在して、ペンギンは“動物園に行ったら絶対見たい動物”ではないはず。 しかも、絶滅の危機にさらされている訳でもなので、めずらしくもない。そんな影の薄いペンギンの実際を一年を通して見せられると、“ペンギンってなんてすごい動物なんだろう”とこれからペンギンを生で見る時は、尊敬のまなざしも加えなくては、と思う。ドキュメンタリーであるため、極限の寒さの中で生きる彼らの自然界の掟は避けては通れない。 非常にかわいそうなシーンもあれば、残酷なシーンもある。 その辺を、子供を持つ親は、映画を観終わった後、子供達にどう説明するのだろう?夏でもマイナス何十度という気候で生きるペンギン君達は、もうちょっと暖かい所へ移動できたら、生活も楽になるのに、と教えてあげたいけど、そういう暮らしを営んで、何百年何千年と生きている彼らだから、彼らにとっては寒さの中で生きるのが幸せなのかもしれない。 と、考えると、動物園でみんなの見世物にする人間ってなんて残酷なんだろう、とも思う。アメリカでは、ナレーションは、Morgan Freeman だけど、日本では誰かなあ?総合評価 9★★★★★★★★★
2005年07月31日
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Editing が、いまいちなのか、映画のシーン、シーンが、ちょっとぶつ切りな感がある気がした。 観客には、ティーンの女の子が、普段より多いようだった。 原作の小説は、ティーンの女の子向けに書かれたものか?多分そうなんだろうけど、映画もその層に一番受けるし、感動をもたらす内容なんだと思う。主人公の4人の女の子が、ばらばらに過す夏の間に、それぞれに重要な何かを発見をする、というような物語。 この題名の "Traveling pants" は、4人にぴったりの一本のジーンズを、4人の守り神的存在にして、友情を確かめ合う、という理由から。私が好きなストーリーラインは、Carmen のもので、離婚した父親を、父親として慕っているし、いつまでも自分の父親だと信じて疑わなかったのに、いざ、会ってみると、もう新しい妻と妻の子供達と別の家庭を築いている。特に、Carmen はプエルトリコの血が入っているので、父親の新しい家庭が全くの白人家庭で、なおいっそう仲間はずれ的に感じられてくる。 Carmen を演じているのは、America Ferrera という女優で、彼女は映画、"Real Women Have Curves" で、観たことがあるけど、とても演技の上手い女の子だなあと思う。 この映画のそういう感情をとても上手に演じていてストーリーに入りやすい。2番目に好きなのは、ドキュメンタリーだか映画を撮ることを目標にしている女の子のストーリー。 これも、なかなか奥があっておもしろかった。ギリシアに行く子と、メキシコへ行く子のストーリーは、ここまで歳をとった私から言わせると、もう、恋だの愛だのというだけの内容では、あくびがでてしまいます、って感じです。 でも、それぞれの国の背景は素晴らしかったけど。 特にギリシアは、行ったことがないので、是非一度はあの、コバルトの海と白い建物を一緒に見たいと思った。ということで、まあまあの映画かなってとこです。総合評価 6★★★★★★
2005年07月27日
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正直、あまり期待はなく、始まってからも、“よくある、くだらない、でも笑ってしまうコメディーだろう”くらいにしか思っていなかった。ストーリーも、全く持って心に沁みるような内容ではけしてないのだけれど、後半に入ってから、異常に笑えるシーンはいくつかあり、これで私のこの映画への点は、合格点に達した。この映画で、一番の笑いの中心になったのが、Vince Vaughn。 彼はこういう色の映画に多数出演しているけど、こんな感じの役ばかりで良いのかなあと思う。 この辺で、少し方向転換して、もう少しシリアスな役もできるところをアピールしておかないといけないのではと思う。Owen Wilson は、なんとなく、“かっこいい”感じのイメージで出ているようだけど、私は “どこが?”と思ってしまう。また、こういうコメディーによく出るのが、Christopher Walken 。 彼自身のイメージアップになるといえる役ではないけれど、彼がでていることで、この映画のイメージはちょっぴり良くなってると思う。それから、最後になんと、今ハリウッドで一番輝いている、Will Ferrellが、友情出演していた。 総合評価 5 ★★★★★
2005年07月23日
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Johnny Depp の映画は必ず観るようにしているけど、これも期待通りによかった。 オリジナルの映画のほうは観たことがないけど、きっとオリジナルと同じくらいに面白く出来ているのでは、と思う。 普通、“やっぱり本家のほうがよかったね” という感想を持つものだけど。ただ、この映画では、Oompa-Loompas が、一人を倍増した感じで録ってあったけど、オリジナルでは、たくさんの小人の人を使っていたと思う。 まあ、何十人もの人を雇うよりは、一人を雇って、コンピュータで倍増したほうが安く上がるのは当然だと思う。映画の中の、Charlie役 の子は、“Finding Neverland”の Peter役の子で、Johnny Depp と共演したから、この役にも抜擢されたんだなあと思う。この子は、演技も上手いから納得。Willy Wonka 役の、Johnny Depp は、ちょっと白塗りのメイクで、子供好きの、大人嫌いという役回りで、ちょっとMichael Jackson っぽい感じがした。 でも、十分納得いく演技で、さすがという感じ。子供がいる人なら、是非子供と一緒に観て欲しい映画です。総合評価 7 ★★★★★★★
2005年07月20日
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これが、Steven Spielberg ? の映画、と正直思った。 全く現実味が感じられず、怖くもなんともない。まず、Tom Cruise が、攻撃される街中を逃げ回るんだけど、傷一つ負わない。 何か非常に危険な事が起こっているのに、人々が外に出てそれを見物しようとする。 息子が戦場に残りたいと立ち向かって去っていくのに、結局最後無事に戻ってくる、、、と取り上げたら枚挙にいとまない。それから、後半、なぜか Tim Robins が出てきて、Tom Cruise 親子だけを家に招き入れる。 なぜ? そして、エイリアンと戦うために頑張る。このシーンは、ちょっとおもしろかったけど。 エイリアンらしき物の指が伸びてくるシーンは、E.T. の指そっくりだった。最後、これだけ人々を滅ぼしたエイリアンなのに、地球上のウイルスにやられたとかなんとかで、自然消滅していった。 これも、あっけない。special effects が好きでなければ、あまり観る価値はないと思う。総合評価 5 ★★★★★
2005年07月17日
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内容は、全く知らずして観に行った。 タイトルからして、“社交ダンス”に関する映画だろう、くらいしか知識は無かった。ふたを開けると、“NYの公立学校での社交ダンスへの取組みのドキュメンタリー”でした。これが、とても微笑ましい!私は子供がいないので、今の10歳くらいから15歳くらいの子の現状はわからないのですが、これを見て、“子供はかわいいなあ~”と改めて思いました。まず、感動したのは、学校の先生というのは、こんなに子供達に対して真剣に取り組んでいるのかあ、ということ。 公立学校の先生というと、けして高給取りではないけれど、子供が好きで、何か子供達の将来に役に立つことを教えてあげたくて教職についているという熱意ががんがん伝わってきた。この映画に出てくる一つの公立学校は、地域として低所得者の子供達が通う学校で、だからそれぞれ家庭事情も複雑な子供達が多いそうです。 でも、この社交ダンスのレッスンを始めてから、問題も起こさなくなったり、授業にも真剣に取り組めるようになったり、だから、何か一つ興味の持てることとめぐり合うことが全てにたいしてやる気を起こさせることができる鍵なんだなあと思う。それから、ローティーンの子供達は、男の子と女の子で、ませ具合がこんなに違うのかと、おもしろかった。学校対抗で競技は行われるのだけど、年齢が上の生徒達を使う学校の方が、どうしても有利なような気がした。 この年齢の範囲で、1~2年の差はかなり大きいようで、まだ年少の生徒で参加した学校はやはり決勝に選ばれず、悔しさで泣き崩れていた。 このプログラムが続いていくなら、年齢別で対抗する方向で考えて欲しい。普通の映画は、製作者側が、笑わせよう、泣かせよう、と作られるけれど、この映画は、ドキュメンタリーでカメラが子供達をそのまま録っているだけだけれど、観客は自然に子供達と一緒に笑ったり、泣いたりできる。久しぶりに映画を観てよかったあ、と思える作品でした。総合評価 10 ★★★★★★★★★★
2005年07月10日
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