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東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第1日は18日、神宮球場で1回戦2試合を行い、首位を走る早大が斎藤佑樹投手(2年)の好投で明大を3―1で破って先勝。斎藤はリーグ戦通算15勝目をマークした。慶大は中林伸陽投手(3年)が立大を完封した。この結果、19日の2回戦で早大が明大に連勝、慶大が立大に敗れると早大の2季ぶり41度目の優勝が決まる。 勝利の瞬間、斎藤は勢いよくベンチを飛び出した。8回を5安打1失点。今季4勝目、現役トップの通算15勝目で優勝に“王手”をかけた。 「明大戦は大きなヤマ場だと思っていた。先発に驚きはなかった。初戦を投げる使命感がある。体調は問題ないです」 4回戦までもつれ込んだ15日の法大戦で、9回零封の好投から中2日。表情はエースの役目を果たした充実感に満ちあふれていた。序盤から直球で押した。初回は12球中10球。攻めの投球で明大打線をねじ伏せた。3点先制した直後の6回に失点。リーグ戦連続無失点が自己最長タイの27回で途切れたが、集中力は最後まで切れなかった。 前週の対法大は11日の1回戦で5回KOされたが、中2日の3回戦で完封。さらに中1日で4回戦に先発した。この試合を含めて8日間で4試合31回、実に450球を投げ抜いた。06年夏の甲子園で7試合948球を投げたが「あの時は覚せいした感があった。今は本当の実力で投げている」と胸を張る。夏場に鍛えた下半身で投球フォームは安定した。「11日の法大戦よりすべての球に手応えを感じた。周囲が(連投を)気にしすぎ」と平然。エースの自覚をにじませる右腕に応武監督も「精神的に本当に成長している」と目を細めた。 19日、明大に連勝し、慶大が敗れれば2季ぶり優勝が決まる。「言われればあした(19日)も投げる」。斎藤の目は41度目の栄冠をしっかりとらえている。 <明大 岩田魔の6回>エース岩田が5回1/3を3失点。2安打も5四死球と制球が定まらず、拙守にも足を引っ張られた。5回まで無失点も、6回に突如崩れて「優勝を意識して緊張してしまった」とうなだれた。打席でも5番に座りながら4打数無安打で2三振とこちらもいいところなし。連覇へ1敗もできない状況に善波監督は「勝つしかない」と表情を引き締めていた。 <慶大 中林3安打完封>先発の3年生左腕・中林が3安打でリーグ戦3度目の完封勝利。チェンジアップを効果的に使って5回以降はパーフェクト。4日の東大戦で打球を左ひじに受け、1週間ボールを握れなかったがそれも完治し「結果的に下半身を使う新しい投球ができた」と笑顔を見せた。19日に敗れればライバル早大の優勝が決まる可能性もある中で相場監督は「うちもまだ可能性はある。早慶戦まで優勝争いするのが慶大監督の義務」と厳しい表情だった。
2008.10.19
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ボストンが興奮に包まれた。レッドソックスが球史に残る大逆転劇を演じた。16日(日本時間17日)、レイズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦で、0―7の7回から猛攻を見せてサヨナラ勝ち。同シリーズ最大、ポストシーズンでは1929年ワールドシリーズの8点差に次ぐ史上2番目の大逆転勝利で世界一連覇へ望みをつないだ。先発した松坂大輔投手(28)は3本塁打を浴びてKOされたがチームの勝利に大興奮だった。 フランコナ監督は興奮で声をからしていた。 「6回まで何もできず、気がついたら見慣れた状況にいた。本当にマジカルだ。信じられないことがいくつか起こった」 マジカル=神懸かり。それを呼び込むだけのパワーがナインにあった。 負ければ今季終了の背水の一戦。先発の松坂が3本塁打を浴びるなど5失点。7回から守護神パペルボンを投入したが0―7。球場に漂う大敗ムードに席を立ったファンが相次いだ中で、ベンチの中だけは違った。9回2死一、二塁。サヨナラ打を放ったドルーが「ベンチであきらめたやつはいない」と話せば、8回に粘った末に10球目を右前同点打したクリスプも「7点差になっても誰も“終わった”“荷物をまとめよう”という話はしなかった。オルティスの一発でみんな“ここから”ってわいたよ」と振り返った。 主砲の一撃がドラマの扉を開いた。7回、ペドロイアの適時打で1点を返しなお2死一、三塁。今シリーズ17打数1安打と絶不調だったオルティスが右翼席へ3ラン。「相手は強い。でもシリーズが終わるまであきらめたくなかった。リードを許した試合は何度もある」。04年の同シリーズ(ヤンキース戦)でも0勝3敗で迎えた第4戦でもサヨナラ本塁打。ミラクル世界一へと導いた。昨年のインディアンス戦も含めてレ軍は過去3度も1勝3敗の窮地から逆転がある。その伝統はナインに受け継がれていた。 大差がついてもナインは厳しいコースはすべて見送り、追い込まれればファウルで逃げた。相手救援陣を精神的に追い込んだ。9回1死ではオルティスがセーフティーバントを試みた。2死から出塁したユーキリスは8球粘ってつないだ。試合前練習で主将バリテックが外野で練習する投手陣に1人1人声をかけて回った。ベンチでは右でん部痛で登録外のローウェルが先頭に立って声を出し続けた。世界一軍団がなりふり構わぬ必死の姿勢で白星をもぎ取った。 午前1時20分。敵地に向かったナインの表情は引き締まっていた。この1勝を無駄にはしない。こじ開けた扉は世界一へと続いている。
2008.10.18
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巷のハンカチ王子フィーバーこそ今は下火だが、水面下の争奪戦はますますヒートアップしていた。 早大・斎藤佑樹投手(2年)は15日の法大戦に先発。9回87球の“エコ投法”で2安打無失点に抑え、チームの延長14回2-0の勝利に貢献した。早大は難敵の法大に対し2勝1敗1分けで勝ち点をもぎ取り、混戦の東京六大学秋季リーグの首位争いから一歩抜け出した。 「14回でも? 投げようと思えば投げられました。法政は点を取れないと思っていました」と必殺の佑ちゃんスマイル。昨年の入学当初に比べれば、プロ顔負けの報道陣の数も、マダムを中心にしたファンの殺到ぶりも、格段に沈静化したとはいえ、プロのスカウトは相変わらず熱い視線を注いでいる。2年後、ドラフトにかかる年ともなれば、進路絡みで全国的なフィーバーが再燃するのは必至だ。 あるセ・リーグ球団スカウトは「田沢(新日本石油ENEOS)が日本のプロを経ないでメジャー入りという前例を作ろうとしているだけに、2年後はどんな騒ぎになっていることか…」とため息をつく。 確かにアマの目玉選手を巡りメジャーの参戦が田沢の件で現実となっただけに、斎藤まで持っていかれては一大事と国内球団は今から戦々恐々。 実際、この日ネット裏に陣取ったニューヨーク・メッツの大慈彌功極東担当本部長は「斎藤君は今年の春に比べるとスピードが戻り、直球主体のピッチングができるようになってよくなった。もともとストライクゾーンの四隅をつけるコントロールは抜群。あとは、仮にメジャーを目指すなら、フォークでもスライダーでもいいから鋭く落ちる球をあと2年で磨いてほしいですね」と評価した。 斎藤だけではない。早大の2年生は逸材ぞろいで、この日の10回から4イニング7奪三振無失点の快投を演じた大石、4番を打つ原、5番サードの宇高ら、プロ注目選手がめじろ押しなのだ。「いまや早大は“13番目のプロ球団”ですよ。プロも狙う高校生の逸材がごっそり早大に進学してしまう。今年の1年生こそ裏金問題発覚の余波でおとなしめでしたが、来年はまた復活するのでは」とは前出のセ球団スカウト。 田沢問題を突破口に、メジャーも“13番目のプロ球団”に虎視眈々。黄金のハンカチ世代の争奪戦は熾烈を極めそうだ。
2008.10.17
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挙国一致態勢で新監督を全面バックアップ!来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本の体制を協議するWBC体制検討会議が15日都内で開かれ、12球団監督にそれぞれ28代表選手を選んでもらうアンケートの実施を決めた。加藤良三コミッショナー(67)が最終決定する代表監督の参考資料にするためで、代表監督は27日の検討会議で明らかにされる。 加藤コミッショナーが座長を務め、王コミッショナー特別顧問が補佐する形で進められた初の会合。「監督は今月中に決めなくてはいけない」という点では一致したものの、具体的な話にはならなかったという。 唯一、楽天の野村監督が「そりゃあ、王がやるのが一番いい」と提案したが、王特別顧問は06年の第1回大会をソフトバンク監督として指揮した経験を踏まえた上で「現役監督はかなり厳しい。開幕前の大事な時期にチームを離れないといけないし…」と流し、この意見が会議の全体的な空気をつくった。 この会議は議決機関ではなく、あくまで意見交換の場。監督の人選については「私が判断させていただく」とする加藤コミッショナーに委ねる形で、いかに球界を挙げて代表チームをサポートしていくかという観点で各出席者が意見を出した。 その中で満場一致で採用されたのがヤクルト・高田監督の案。12球団の監督にそれぞれ自分が選ぶ28人の代表選手を出してもらい、今月中に選ばれる新監督の参考資料に、というわけである。その背景には加藤コミッショナーが「12球団全体で盛り上げていきたい」と挙国一致でサポートする狙いがある。 北京五輪ではメダルなしの惨敗に終わり、この会合の出席者でもある星野仙一氏に厳しい非難の声が集中した。その都度結果責任を問えば監督の引き受け手がなくなる。まして次回WBCは五輪以上に厳しい大会になるのは間違いない。 「前回はみんな手探りだったけど、今度は目の色を変えている」と王特別顧問。アジア予選となる第1ラウンドすら「韓国はもちろん強いし、中華民国(台湾)も前回出なかったメジャーの投手が今回は出てきそう。突破するのが大変」という。加藤コミッショナーも「誰が監督になっても大変。つらい大会になるという認識は一致している」と話している。 ともに念頭に置いているのは星野氏の存在。全面バックアップの態勢を整えて加藤コミッショナーが決断、27日に開かれる次回検討会議で“星野監督”がお披露目される可能性が高い。
2008.10.16
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レイズが14日(日本時間15日)、レッドソックスとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に13―4で大勝。ワールドシリーズ進出へ王手をかけた。打線がこの日も3本塁打を含む14安打で13点と爆発。3試合連続9得点以上はリーグ優勝決定シリーズ史上初の快挙だ。連続試合安打が7で途切れた岩村明憲内野手(29)は好守で勝利に貢献。後がなくなったレッドソックスは16日(同17日)の第5戦、先発の松坂大輔投手(28)にすべてを託す。 全米一の熱狂度で知られる敵地を2夜連続で静まり返らせた。沈黙する大観衆の中で、レイズベンチだけが沸き返っていた。 今季2勝7敗と苦しんだ敵地での連勝。ワールドシリーズ進出に王手をかけた岩村も「自分たちもここまで強い野球で連勝できると思ってなかったし、誰も予想してなかったと思う。投打のかみ合った完ぺきな試合だった」と驚きを隠せない。 持ち前の機動力と破壊力がいきなり初回に出た。ナックルボーラー・ウェークフィールド対策として1死一塁からアップトンが二盗。直後にペーニャが2ラン、ロンゴリアが新人のポストシーズン新記録となる5本目のソロだ。3回にはクロフォードの二盗直後にアイバーが場外2ラン。左打者の外角へ揺れながら落ちるナックル対策としてアイバーだけでなく、ナバロ、ペレスの両打ち打者はいずれも右打席に立ってプレッシャーをかけた。「キャンプから自分たちのストライクゾーンを徹底させてきた。その成果をうれしく思う。今年の完ぺきな試合の1つになった」とマドン監督も満足げだ。 岩村自身ポストシーズン連続試合安打は7で止まったが2回1死一、三塁では俊足クリスプの二ゴロを華麗なグラブトスで併殺に仕留めて無失点でしのいだ。「自分がヒットを打つより勝ちがうれしい。2回の併殺も勝敗を分けたと思う」。失点していれば、相手に流れが行きかねない場面での好守。スポーツ専門局ESPNも“この日のスポーツ10大プレー”の1つとして、この試合から1つだけ選んだ。 史上初のリーグ最低総年俸(約43億円)球団のワールドシリーズ進出へ王手をかけた。松坂討ちで一気に決めるしかない。「きのう、きょうの自信を出せれば互角以上の戦いができる」と岩村。快進撃の歩みは、終幕が近づくにつれて力強さを増すばかりだ。 ≪余裕の先発ローテ変更!≫レイズのマドン監督が余裕の先発ローテーション変更に踏み切った。第5戦の先発に順番通りのシールズではなく、第2戦で4回1/3を5失点だった左腕カズミアーを中4日で投入することをマドン監督が米メディアに明かしたもので「シールズは本拠地で相性の良さがあるから(9勝2敗)」と説明。カズミアーと松坂は9月に2試合で投げ合ってチームは1勝1敗。再び松坂の前に立ちはだかる。
2008.10.16
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楽天が大リーグ・フィリーズの井口資仁内野手(33)獲得に乗り出す。今オフの積極補強第1弾として、日本球界復帰の可能性もある大物内野手に触手を伸ばす。 球団初となるFA参戦の姿勢を打ち出している楽天の反応は素早かった。この日、ロサンゼルス発成田着の航空機で帰国した井口について球団首脳は「日本に復帰となればうちは前向き。積極的に参戦したい。目玉になるね」と獲得に強い意欲を見せた。チームは今季、二塁を守る高須が故障続き。育成枠から支配下選手登録された俊足の内村が終盤、頭角を現したもののまだ未知数だ。三塁のフェルナンデスは守備の不安がつきまとう上、来季契約も現時点では微妙な状況だ。攻守で内野の中心となれる井口の加入は大きな戦力アップとなるのは間違いない。 井口は出場機会を優先するため、現時点で保有権を持つフ軍との再契約には否定的。今後は代理人を通じて、12月12日の来季契約締結の締め切りまでに保有権の放棄を求めていく。日本球界復帰に関しては「いずれ日本でプレーしたいと思っているし、話があれば聞きたい。三塁もできれば選択肢は広がる」と守備位置にもこだわらない意向も示した。今季年俸385万ドル(約3億8900万円)についても楽天側は「年俸に関しても問題ない」と補強費も出し惜しみしない覚悟。来季は1年契約で野村監督の続投が確実。“考える野球”にうってつけの井口獲りは、悲願のAクラス入りへ大きな一歩になる。
2008.10.16
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東京六大学野球第4週第1日は4日、東京・神宮球場で1回戦2試合が行われた。第1試合では明大・野村祐輔投手(1年)が2安打12奪三振でリーグ戦初完封と好投し、法大に先勝した。第2試合では東大が慶大に逆転勝ち。同カードでは10季ぶりの勝利で、昨秋からの連敗を16で止めた。 【東大2―1慶大】東大は慶大に競り勝ち、昨秋の立大1回戦以来の白星を挙げた。慶大戦の勝利は03年秋以来10季ぶり。中西監督は「1勝できて良かった」と安どの笑顔を浮かべた。エース左腕・鈴木は初回に1点を失いながら粘り強く投げ抜き、1失点完投。「疲れたけれど7回の勝ち越しで勝てると思った」とウイニングボールを手に喜びをかみしめ「目標は勝ち点」と02年秋以来の勝ち点獲得に意欲を見せた。 <慶大 中林が負傷>エース左腕の負傷降板が響き、東大に黒星を喫した。1点リードの4回、先頭打者の打球が中林の左腕を直撃。治療後にマウンドへ戻ったが、連続四球と左前打で同点とされ降板。8回に4番手の相沢が決勝点を奪われた。中林は試合後に都内の病院で検査を受け、骨には異常なく、打撲と診断された。相場監督は「アクシデントもそうだが1点ではね…」と打線の不振を嘆いた。
2008.10.05
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