やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2007/05/27
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カテゴリ: 山スキー
G会の個人山行ということで、S会長と会員Dさんと共に、毛勝山へ向かう。

阿部木谷の林道をぐいぐい車で上がり、取水口に駐める。がんばればもう少し先まで車は入れる。工事をしている関係で、道が整備されているのだ。バックホーでかちゃかちゃにされた河原は、阿部木谷とは思えない。

今回の装備
7:11 920m 出発。ザック:マムート グレイシャー30、板:ハーガン ツアーライトカーブ155cm、ブーツ:スカルパ T-2。周りは新緑がまぶしい。春の陽気。駐車車両は、全部で13台見た。


最終堰堤の上
7:28 1025m 最終堰堤。雪はかなり切れていて、岩伝いに歩いて雪渓に立つ。板は始めから担いで上がる。ピッケルを使っていたが、ストックの方がバランスが取れて歩きやすいと気付く。大明神沢出合いからストック登高とする。山頂まで行けた。


大明神沢出合いより本谷
7:55 1230m 大明神沢出合い。ここで休憩。大明神沢、そしてこれから登高する本谷は、白くて石の少ないきれいな雪渓である。帰りのスキーが楽しみになってきた。アイゼンを履く。


三の又
8:47 1540m 三の又。例年より雪の凹凸が少なく感じられる。ここからはじりじりとトレースをたどって高みを目指す。いつもなら追い抜いたり、上に見えたりする人の列が、めっきり見られない。単独か2、3人のグループしか見えない。ここまでは、日差しを浴びて汗をたらたら流していたが、ボーサマ谷に入ると、ガスに包まれ下から冷風が吹き上がってくるものだから、一気に身体が冷える。


9:50 1925m 直登ルンゼとの分岐。汗に濡れた体が寒い。たまらずみんなカッパを着込む。手もかじかんできたので、二重にする。ガスが濃いものだから、山頂をあきらめて下山する人も出てきた。われわれは右手のボーサマのコル経由とする。急斜面だがトレースがついている。一歩一歩慎重に足を出せば滑落の心配はない。


ボーサマのコル
10:56 2340m ボーサマのコル。ササが風になびき、かさかさと乾いた音を立てる。5月も終わりだというのに、コル直下の雪が切れていない。上部は雪が豊富なのだろうな。あとはやわやわと稜線をたどって山頂へ。


毛勝山頂はガスの中
11:11 2385m 毛勝山(2414m)。行動開始からちょうど4時間で山頂に立った。せっかく登ってきたのに、ガスで何も見えない。まあ、こういう時もあるさ。山頂では暖かな日差しの元で昼寝をしたこともあるし、急な吹雪にたまらず撤退したこともある。この時期は何でも起こる気まぐれさが怖い。雪穴に隠れ、ツェルトを被って寒さをしのぐ。おにぎりともちを食べて元気回復。





12:26 1535m 三の又。ようやくガスが取れて視界がきいてきた。そしてデジカメ動画の出番。カメラでの滑降撮影は、シャッターチャンスをモノにすることが極めて困難であることを経験していたので、動画で撮った後、良い部分だけを切り取ることにした。
やまやろうのテレマークターン
ズバッ

やまやろうのテレマークターン
ズシャシャシャー


12:42 1240m 大明神沢出合い。視界がきいたらスキーパラダイス、がんがん飛ばしてここまでやってきた(ズボンは濡れたが)。阿部木谷スキーは楽しいです。大満足。もう少し頑張り、板菱上部で板を脱ぐ。
板菱上部で板を脱ぐ
雪が割れていて、スキーでは危険という理由もあるし、デブリで転ぶととても汚くなるという理由もある。


13:09 1030m 最終堰堤。沢で装備を洗い、やまやろうは山菜(トリアシショウマ)を摘みながら、車に向かう。


13:41 920m 駐車地点。あーお疲れ様でした。





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Last updated  2007/05/27 06:49:04 PM


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