やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2007/08/30
XML
カテゴリ: 登山
測量100周年を記念して、 映画化

来年公開に向けて、富山県内で撮影が始まっている。北日本新聞にもちょくちょく記事が載っており、興味がある。そう、県人ならば、岳人ならばこの映画を観なければ!

ということで、原作にあたる。新田次郎著。図書館の借し出し期間2週間をぎりぎりまで使い、昼休みや寝る前にちょくちょく読み進めた。それを今夜(零時を回ったが)読み終えた。

分厚くて細かい字だったので読了できるか心配であったが、一旦読み始めると止まらなくなった。次の展開を早く知りたくなり、昼休みのネット時間が減った。

感想。昔の測量ってこんなにも大変なのかと驚いた。ひとつの目標-剱岳の絶顛に三等(結果四等になったが)三角点を設置する-に対して命を賭して成し遂げる男達の情熱。長い人生の間に、そういう濃密な時期があってもいいのかも。

至上命令を受けて目的を達したにも関わらず、上司から報われない測量官柴崎芳太郎。しかし部下からは慕われ、剱岳初登頂の伝説の人となる。分かっている人は分かっている。今の自分に照らし合わせてみると、そういうのもありなのかなと、少しは前向きな気持ちになる。

人生、山あり谷ありだ。風を待つことも必要だ。しかし何もしなければやってこない。何でもいい、ムダになるかもしれなくても、もがいてみよう。もがくことで大気が動き、風が起きることもある。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/08/31 11:17:14 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: