やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2013/05/03
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テーマ: 登山の記録(815)
カテゴリ: 登山
今年のGW合宿は黒部隊と小黒部隊の2隊を立ち上げた。小黒部隊のメンバーはS竹会長、Yたさん(日帰り)、やまやろうの3人。会館に前泊して装備を振り分ける。

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4:45 会館起床。やまやろうのカローラランクスにバックパックとスキー板を詰め込む。水なしで16kgは合宿にしては軽い方であるが、久々に担ぐと重たく感じる。

6:00 馬場島。駐車場はいっぱいで停められない。ゲート前まで行くと、3台分の駐車スペースがあった。

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6:27 ゲート前からロボット歩きでスタート。白萩川の橋のたもとには、遭難者回収ネットが張られていた。水量はまだ少なく、徒渉は石飛びでクリア。

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登山者の心を捉え、時には肉体をも飲み込んでいく、魔の山剱岳って感じかー。

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7:16 堰堤上。標高1000mくらいで新雪の痕跡。大猫山の稜線は新雪で輝いている。

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8:03 スキーを付けてシール歩きを始める。標高は1120mくらい。

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先行者3人が見える。赤谷山の斜面には、クマがいた。峠の直下は結合力ゼロのパッサパサの粒雪で覆われている。板で踏んでもずぶずぶと沈んで登りにくい。先行した日帰りYたさんのトレースに助けられた。

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10:22 ブナクラ峠。見渡す限り真っ白な雪で、2月か3月の谷のように見える。折尾谷側に来たら風がなく暖か、日も差してきた。後立に向けて雲が次々と流れていく。

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11:07 右俣との出合い。Yたさんはここまでとし、シールを付けて登り返して帰っていった。我々は流れる雲の影と追いかけっこをしながらスキーを走らせる。17kgの荷物を背負ってテレマークターンを決める。自己陶酔に浸る。

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下部は流石に滑りにくい雪質となり、ゆるゆるボーゲンが続く。

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11:35 デブリ、潅木、雪割れが出てきてスキーが困難となる。ベースキャンプを右岸に設営する。雪崩や吹き降ろしの風を避けるために岩の下流側に2人用のテントを張った。標高は950mくらいか。

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12:55 昼食をとった後に谷の偵察を開始する。歩き始めて5分で雪渓は割れ、雪解け水が流れる谷となった。左岸沿いを歩く。一定の高さで樹木がなぎ倒されている。ホウ雪崩の跡だろう。

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13:20 小黒部谷出合いに着いた。ここにもホウ雪崩に遭った樹木が点在しており、駆け抜けたコースが分かる。

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ここは西谷の入口。雪渓は完全に割れており、スキーでの通行はできない状態だ。板を担ぐにしても白泡の立つ激しい流れとなっており徒渉になってしまう。明日以降、右岸の河岸段丘を歩いて西谷上流を偵察することに決めた。

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引き続いて小黒部谷本流の偵察。左岸伝いに岩を跳んで歩くが、ここでついに徒渉地点となる。水流が多くてこれ以上は進めない。ネオプレンソックスと沢靴持参で、4月半ばのアルペンルート開通と同時に行動しないと、小黒部谷は通過できないであろう。

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15:48 帰幕。偵察だけでもひどく体力を使った。フライシートを張る。水は沢から取れるので楽だ。

水流を聞きながら宴会だ。いつもは雪を溶かして水を作りながらの慌しいテント内であるが、今回はラジオを聞きながらゆったりと杯を傾けられる。うるめいわし丸干し、イカソフト、切り棒タラ、あられピー、眞露水割り、黄桜純米酒。

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夕食は17時半から。カレーリゾット。

19:10 酔いも回ったので就寝。日中の行動で服が汗で濡れることを想定し、インナーシャツ、長袖シャツ、靴下、パンツまで予備を用意しておき、テント内で着替えた。乾いた衣類でぬくぬくだ。





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Last updated  2013/06/02 08:25:10 AM


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