やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2014/06/08
XML
カテゴリ: 山スキー
昨夜は小政で飲んだ後、自宅の車の窓を開けて中で涼んでいる内に眠ってしまったやまやろうです。心配になって探しに出ようとしていた嫁に、こっぴどく怒られた。

そんな明くる朝、4:50にこっそり起きてスキーに出かける。ホテルのAたさんを拾い、立山駅を目指す。室堂周辺での滑りを誘ったら、乗ってきてくれたのだ。ボード歴が長いAたさんであるが、立山で滑るのは初めてなのだと。コース選びに迷ったが、やはり雄山の山頂は踏んでもらいたい。山崎カールを先ず滑り、余裕があったらもう一本滑ることにした。

6:30に立山駅に着き、始発のチケットを買う。岳友よりアルペンルートの半額券を貰っていたので、往復で2160円。通常価格もこれくらいになってもらいたいものだ。7:00ケーブルカーで美女平からはバス。一眠りで室堂である。

140608-01.jpg
8:25 室堂ターミナル前を出発。ツボ足だ。やまやろうはツアースキーという手もあったが、ボードのAたさんに足並みを合わせるためと、楽に滑りたいために、ファンテレにした。二人並んでツボ足。道ができているので沈むことはない。気温は高く、風がないと暑さを感じるほどである。

140608-02.jpg
雪の斜面には竹竿が刺さっていて歩行の目印となっている。本日は雲が取れてきて視界がきいているので移動に支障はない。

140608-03.jpg
9:22 一の越。テレの団体が浄土山方面に登り上げている。コルには雪がない。これから歩く雄山の登山道にも雪はまったくないのだ。ただし御山谷には雪が豊富に残っており、高岡カラコルムのメンバーはそちらに滑り込んでいた。

140608-04.jpg
龍王岳北斜面も候補だ。Aたさんには見える谷について滑れるかどうかを説明した。

140608-05.jpg
御山谷。露出がちょっとオーバー気味で、雪が実際よりもきれいに見えるかもしれない。中央にスキーヤーが点となって見える。

140608-06.jpg
五の越でちょっと休憩。一の越からトレイルランナーが駆け上がり、そして我々が登り切る前に下っていった。Aたさんは雄山の登山道のようなガレガレの道を歩いたことがないらしく、ゆっくり慎重に歩いていた。

140608-07.jpg


140608-08.jpg
ちょっと話したのだが、やまやろうの持っているスント・アルティマックスに非常に興味を示し、興奮しながら写真を撮っていた。現在は生産していないからね。10数年前のモデルである。スントの関係者すか?

140608-09.jpg
山頂にはスキーヤーやボーダー、登山者などがちらほら。Aたさんは、3003mには執着しないようで、登りはここまでた。ビールが欲しいくらい汗をかいたが、それは下山してからだな。

140608-10.jpg
峰本社と鳥居は、このくらい雪から出ている。行動食のシリアルを水で流し込む。

140608-11.jpg
社務所の裏から山崎カールに入っていく。意外と急で、片手に板を持ちながら腐った雪に足を下ろすのは、緊張を強いられる。

140608-12.jpg
社務所直下の谷を滑る人もいたが、Aたさんは山崎カールを選んだ。登りのトレースがあるだけで、まだ滑った人はいない模様。雪の上で滑走の準備に入る。

140608-13.jpg
室堂ターミナルが雪の上に浮かんでいる。ミクリガ池はエメラルドブルーの美しい湖面が見え始めていた。

140608-14.jpg
11:40 山崎カールにドロップ! 先行はAたさん。みるみる高度を落としていく。ローソク岩で追いつき、カメラを構える。

140608-15.jpg
絵になりますなー。帰りのバスの中で気付いたのだが、滑走写真はかなり露出がオーバーめなのだ。パソコン画面で見たら、モニターで見てがっかりしたレベルではなかったが、パソコンでの調整は必要である。

140608-16.jpg
まっさらな斜面にS字を刻み付けるAたさん。豪快に滑るから絵になりますな。もっと高倍率のズームレンズが欲しい。

140608-17.jpg
カール末端まで滑り込むのはやめて、浄土山方面にトラバースすることにした。ここの雪質と斜面を考えて、滑り込んでも面白くないだろうという判断だ。

140608-18.jpg
やまやろうも追っかけでファンテレ。いきなり飛び込んでも滑りが破綻しないのが短板の良いところ。後板に引っかかりを感じながらの滑りだ。石を踏んだかのようながりがりとした感じなのだが、当然石は出ていない。ちょっと滑りにくかった。しかしローソク岩からのくねくねシュプールが残せた。



140608-19.jpg
一の越を目指していたが、浄土山北東面が目に入ったら、そこの斜度が急でよさそうだということで、進路変更。踏み跡を横断し、北東面のドロップポイントまで雪の斜面を直登した。やまやろうがキックステップで足場を作った。アイゼンが出るような斜度と雪質ではなかった(ぎりぎりね)。

12:23 ドロップポイントの先は、小さな谷になっている。やまやろうが先ず下りて撮影に備える。下から見て右手に切り立った雪の壁があり、そこが狙い目。左手にはクレバスがありやまやろうははまりそうになった。注意喚起してから入ってもらう。

140608-25.jpg
Aたさん、ドロップイン。カメラの連写が追いつかない速度を出しながら軟雪にシュプールを刻み付ける。

140608-26.jpg
速度の出すぎでジャンプしそうになりながらもターンを決めて、一気に滑り下りた。

140608-22.jpg
Aたさん、大満足のガッツポース。写真を撮る方としても、凄い滑りを見ることができて興奮した。もっと連写性能の良いカメラだったらなー。



12:50 室堂ターミナル到着。二本のみであったが、Aたさんは大いに満足されたようだ。ブル道まで下ることなく帰ってきたからな。

140608-23.jpg
ターミナル内は海外からの観光客でごった返している。ホテルのレストランは団体客が順番待ちをしていた。缶ビールで乾杯。ぬふ、たまらん。

140608-24.jpg
13:30 臨時バスに乗って帰る。下りのバスでも寝ていた。下山したらスーパー農道をひた走り、16時過ぎの魚津発の特急に間に合わせた。来年また滑りましょう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014/06/10 07:39:27 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: