やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2016/09/11
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カテゴリ: 沢登り




きのこ。沢靴での下りは滑る。踏ん張るから足に余計な負担がかかる。


場所によっては、ばんばんに道が見えるのだが。


13:52 1135m 地形図上の1157m地点の小ピークだ。


紅葉がちょっぴり始まっていた。鮮やかさはまだ出ていない。


14:27 1045m 地形図上の1025m地点の小ピークだ。


はるか眼下に、宇奈月尾根の平和の像の辺りが見えた。

登山道が不明瞭な場所では、山ちゃんがスマホのGPSと地図ロイドで現在地を確認し、軌道修正していく。


14:51 やまやろうは沢靴からゴム底のズックに履き替えた。滑らなくなってかなり楽になった。それでも右ひざが痛くなってきて、なかなか追いつけない。休憩すると、ばったり倒れこむようになった。ばてている。




2007年の年末に、この つばき尾根を登っている 。入山時に雨に降られて、夜にはドカ雪にやられて撤退してきたのだ。下山時に道を見失い、下降に二日間もかかってしまった。

今回の歩きで、その時幕営したであろう急斜面らしきところもあったな。あの時はテントに倒木が落っこちてきたよなー。いろいろと思い出すことができた。


やまやろうはもうバテバテで、一人勝手に倒れこんで休憩する始末。みんな待っていてくれた。汗が止まらないのだ。熱中症みたいな状態だ。本当は何か食べた方が回復が早いのだが、食欲なし。


16:28 495m 急斜面を懸垂下降する。もう登山道はどこに行ったか分からず、GPSの示す方角を頼りにする。ここは簡単そうに見えるが、かなり切り立っていた。セルフビレイをしっかり取ってから、ロープをたぐって下降器をセットした。

下りたら草付き。ぐんぐんと高度を下げて行く。気持ちはそうだが、身体は動かない。とにかくヒザが痛い。一歩一歩進むことしかできなくなった。


みんなから離れてしまった。が、ヘルメットは見えているので下りる方向は分かった。イバラだろうか、身体と擦れて痛い。後は草付きを尾沼谷に向けて下るのみ。


17:13 尾沼谷の流れが近づいてきた。飲み水は底を付いた。ヒザ痛に耐えながらじりじりと歩く。なかなか着かないもどかしさ。だがそれももう少しで終わるのだ。


17:17 295m ついに尾沼谷に出たー。しばらく動けない。水をがぶがぶと飲んで転がっていた。ああ、下りも結構な長さだったな。こりゃ僧ヶ岳経由なんて無理やじゃー。


17:30 車道はヒザに優しい。人間の世界に戻って来られた。


17:38 270m とちの湯の駐車場に到着!お疲れ様でした。全身汗と泥でぐちゃぐちゃだ。下着まで綺麗さっぱり着替えた。ああ車中に有糖コーラを置いておけばよかった。



ノボセ谷は、黒部の中では小さな谷だが、遡行のやりがいがあった。慣れた人ばかりなのでロープ操作も回収もスムーズだったな。

高巻きのルートは、やまやろうが「ここだな」とピンときたところに設けられたので、山勘は残っていると思った。だが一ヶ月ぶりの山行だったものだから、ばててばてて恥ずかしい姿をさらしてしまった。体力作りのために、もっと山に登らないと!

こちらも合わせて読んでね
黒部 ノボセ谷遡行(その1)

黒部 ノボセ谷遡行(その2)

黒部 ノボセ谷遡行(その3)

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Last updated  2016/09/18 06:11:44 PM


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