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2005.06.07
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カテゴリ: 米外交史
▼確証

 まず、1960年の大統領選で、マフィアはケネディ当選のため暗躍した(メモ7参照)にもかかわらず、ケネディは大統領に就任するとマフィアを厳しく取り締まった。カストロに閉鎖されたキューバのカジノを取り戻せるとマフィアが期待していたピッグス湾事件(メモ8参照)でも、ケネディはCIAが約束していたとみられる空爆などによる反カストロ部隊に対する支援(援護爆撃)を認めなかった。さらに、マフィアはカストロ暗殺計画でCIAに協力しているという“貸し”があるにもかかわらず、ケネディはマフィア糾弾の手を休めなかった。カストロもCIAによる暗殺計画に気付き、報復を考えていた・・・。

しかし、私にはカストロがケネディを暗殺させたというアンダーソンの説をにわかには信じることができなかった。状況証拠は確かにカストロによる陰謀説を支持しているといえなくもない。それでも、なにか決め手となる証拠や裏づけがないと、その仮説が正しいとはいえない。

「アンダーソンさん、非常に面白い仮説ですが、一つ聞きたいことがあります。カストロによる陰謀説を裏付けるような証拠か、決め手はあるのでしょうか」と私は聞いた。

アンダーソンは答えた。「ジョンソン大統領自身が認めているのです」
「認めている? まさか」
「本当です。ジョンソンは、ハワード・スミスというジャーナリストに真相を話したのです。ケネディがカストロを殺そうとしたら、カストロが先にケネディをやったのだ、と」

これは驚愕するような話だった。私の長年の記者経験から言って、現職のアメリカ大統領がジャーナリストに対して、ケネディ暗殺事件についてそのように明確な発言をしたのであれば、それはかなり信憑性が高い。しかも、それが一般に知られている事実と異なる場合であれば、なおさらだ。


(メモ6=アンダーソンの記事)
 カストロがケネディ暗殺の背景にいたとするアンダーソンの最初の記事は、1967年に登場した。アンダーソンは、CIAのカストロ暗殺計画にかかわっていたジョニー・ロセッリというマフィアから情報を得て、オズワルドがCIAとマフィアの関係をばらす恐れがあるので、マフィアがジャック・ルビーを使ってオズワルドを殺した可能性があること、それにケネディ暗殺の背景にもこのカストロ暗殺計画にかかわったCIAやマフィアの影がちらついていることなどを記事にした。
 後にウォーターゲート事件で暗躍、逮捕された元FBIのゴードン・リディによると、CIAとマフィアの関係をあばいた一連のアンダーソンの記事の結果、CIAの信用が著しく損なわれたという理由で、リディと、CIA情報部員で同様にウォーターゲート事件で逮捕されたハワード・ハント、それにもう一人、ドクター・ガンとして知られるCIA工作員の間で、アンダーソンを暗殺すべきかどうか、協議したことがあったという。

(メモ7=ケネディの大統領選とマフィア)
 60年の大統領選は史上まれにみる激戦の末、ケネディが共和党候補ニクソンを僅少の差ながら破って当選した。しかし、この選挙の裏には、少なくとも2つの州で不正があったのではないかとみられている。
 一つはイリノイ州で、シカゴ・マフィアのボス、サム・ギアンカーナが“墓場から”ケネディに約1万票投票させた疑いが持たれている。つまり、本当ならありえない票がケネディに大量に流れ、同州でケネディが勝利したのだ。ギアンカーナはケネディと愛人を共有していたことでも知られているが、愛人に対し「俺がいなければ、やつ(ケネディ)は今、ホワイトハウスにいることもできなかった」とよく語っていた、という。
 もう一つは、問題のテキサス州で、ここではリンドン・ジョンソンが暗躍、独断的に10万票を無効にして、同州でのケネディの勝利をもぎ取った疑いが持たれている。
 この2州でのケネディの勝利の結果、ニクソンに行くはずだった51の大統領選挙人の票がケネディに流れた。もし、この51票がニクソンに流れていたのなら、ニクソンが僅差で大統領になっていたのだ。

(メモ8=ピッグス湾事件)
 大統領就任早々のケネディを待っていたのは、キューバ問題だった。
 キューバでは、1959年1月カストロの革命政府が成立し、ソ連寄りの路線を鮮明に打ち出していた。米国の目と鼻の先のカリブ海に共産主義国が誕生したことは、米国にとって国家安全保障上の脅威にほかならなかった。そこで、アイゼンハワー政権時代から国外退去していた反カストロのキューバ人の軍事訓練を密かに始め、カストロ政権転覆のための反カストロ分子によるキューバ侵攻を計画した。






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最終更新日  2005.06.07 08:51:11
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