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修行時代にある日、師匠からドラムのエルビン・ジョーンズのリズムを口で言えるようにレコードを聞いて練習しなさいと言われました。エルビン・ジョーンズはジャズ界の巨匠です。ドラムの演奏中に口で3連音符を意識して、最初から終わりまでお腹から搾り出すような声を出して言っている声も大きな声で録音されています。師匠が何時も演奏中に1,2,3,4をずっと言い続けなさいと言ったのが、良く分かりました。この3連音符を意識して言う練習は、後で凄く役に立ちました。具体的には、3連音符の中抜きを意識して2拍3連を言っているのですが、これが「This is ジャズ」のリズムだと思いました。此処で難しいのは、口で言うリズムの言い方です。音楽で様になるかならないかは、案外こう言うところで決まります。自分自身でリズムのバリエーションのフレーズを口で表現するのは、凄くいい練習になります。師匠もジャズのアドリブをする時は、必ず口で同じフレーズを言っていました。私の音楽観では演奏に於いて、このフレーズの言い方が様にならないといくら演奏できても本物にはならないと思います。ジャズのフレーズもアカペラで自分自身でリズムを取って言った場合に、人が聴いてカッコよく聞けるかが重要ポイントです。最近では、こう言う事を演奏に取り入れている方があまり見なくなりました。最初の日本のジャズ界を背負ってきた巨匠と言われている方は、口でフレーズを言いながら演奏している方が多いです。この口で言うフレーズを訓練する事によって、音楽をする上に於いては後々凄く役に立ってきます。私の場合は、演歌のバックバンドをしていた時にイントロの演歌特有のギターのフレージングを言うのがジャズのフレーズが様になるのと一緒だと思いました。音楽を聴いてフレーズをそっくりに真似ると言う事は、まず口で言って表現出来なければ演奏では表現できないと思います。音楽を口で表現するのは相当の訓練が必要です。音楽の世界で良く言われることが、その人の演奏を聞くより、その場に於いて口でフレーズ等を言ってもらったら大体のその人の実力が分かります。日本人の場合、人前でフレーズ等を大きな声で言うのは私もそうでしたから恥ずかしいと思う傾向が強いと思います。この事が音楽をやる上では、もの凄く妨げになります。音楽をやっている人は、口でカッコ良くメロディー・フレーズが言えて当たり前だと思います。
Jan 30, 2006
昨日は、通天閣近くのギャラリー再会でのライブでした。音楽はつくづくリズムが命だと感じました。リハーサルの時に、私が出すカウントに相方も同じようにカウントを言ってもらうと、相方がどのようにリズムを捉えているかが即座に分かります。このリズムの感じ方が違うといくら曲を続けても意味がありません。音楽では、このリズムのカウントを瞬時に捉えて合わせる能力が要求されます。当然カウントの出し方も凄く重要です。カウントに言い方は、鋭く、覇気があって、スイングしていなければなりません。音楽の演奏の良し悪しは、このカウントの言い方で決まります。ブログでも言い続けていますけれども、私は口で言う1,2,3,4が覇気を込めて言える事がスイング感に繋がる一つの方法だと思います。リズムの感じ方は人それぞれありますから、決め付けてこれしかないとは言えませんが、私は師匠から教わったこの方法がリズムをゲットするには最善の方法だと確信しています。音楽とは恐ろしい物で、いくら文章とかにさも立派な事を書いてもその人の実際の音を聴けば何を考えて演奏しているかが瞬時に分かります。スイングしたリズムをゲットするには、並大抵の訓練では不可能だと思います。私もまだまだ大した技量を持っていないですが、リズムに関しては師匠とやった時のスイング感を忘れず基本を根底に練習していきたいと思っています。
Jan 29, 2006
私の考える音楽の基本とは、単純にカラオケ等を掛けてそのリズムに合わせて口で1,2,3,4を言ったり、手拍子、足を踏む事が出来るかが基本だと思います。此処で一番問題になるのが、流れている音楽のリズムと自分の出すリズムが本当に合っているかです。此処を自分の耳で聞いて判別出来るかを訓練する事が重要です。一拍の音符の長さを均等に的確に出すと言う事も長期間の厳しい訓練が必要です。昨今はカラオケボックスはどこにでもありますから、まずは自分の好きなカラオケのリズムに合わせて口で1,2,3,4を言ったり、手拍子を叩く練習をすれば良いと思います。一人でやる場合は必ず録音する事。自分で分からない場合は、優秀な人に聞く。要は、リズムの基本はカラオケの音楽等に合わせて自分の出すリズムが合っていればいいだけですが、これが一見簡単そうでやって見ると非常に難しいです。カラオケのリズムに合わせられない人同士が、音楽のアンサンブルをしてもリズムが合う事はないと思います。
Jan 28, 2006
リズムから入るポピュラー講座でした。2月19日にきらめきホールを使用しての講座の概略を説明して、一人一人に歌う選曲をしてもらいました。写真でお分かりのように500名近く入る立派なホールです。この講座は、茨木市の生涯学習の一環としてやっていますので借り料は無料、通常はホールを借りて音響さんを入れるには10万円単位の費用が掛かります。この事は、市の講座の利便性だと思います。ホールでやる講座まで今日を入れて後一回ありますので、講座生の方には自分の歌う曲目を2曲ほど選択してもらい、歌う時の注意点をレッスンしました。歌う時に言葉をはっきりと歌う事は良く言われることですが、自分ではハッキリと歌っているつもりでも聴く人が聴けばハッキリしていない場合が多いです。今日の講座では、言葉をはっきり歌う事を気を付けてホールで歌う歌を一人ずつカラオケで歌ってもらいました。言葉をはっきりと歌う事は、リズムをしっかり感じる事と同じ事が言えます。楽器の演奏でも一つ一つの音をはっきり出す事は基本ですが、この事もどこまではっきり出すかと言う事が非常に難しい判断になります。自分自身では、多分判断をするのはかなり高度な事です。こう言う時は、優れた指導者に聞くのが一番です。この聞き分けを先人の良きアドバイスを貰い、自分自身で瞬時に出来るようになるのが本当の練習です。物事で上手くなる秘訣は、分かっている人に自分が納得するまで聴く事がまず始めです。くれぐれも自己判断だけでやると、後々基本が崩れる結果になります。
Jan 22, 2006
ブログ繋がりで色んな方から最近、コメントを頂き有難うございます。ブログを始めるきっかけは、音楽仲間との会話で自分自身を発信するのは「今はブログが簡単で良いよ」と言う言葉でした。家に帰って、その日の夜に楽天でブログを立ち上げました。それまでは、HTMLで自分のホームページを独学で作っていました。ブログのコンセプトは、私が亡き師匠から学んだリズムの基本練習を音楽をこよなく愛している人々に少しでも参考にしてもらえば良いと思いました。私もプロになってから5年ぐらいは、なんか上手い人のリズムの捉え方が、自分自身と違うなあといつも思っていました。何が違うかはさっぱり分かりませんでした。ジャズ教室にも行きましたが、先生は有名な人なんですが、リズムに関して言われる事が抽象的で理解するのは難しいと思いました。クラシックのベースも8年ぐらいプロの交響楽団の人に教わりましたが、リズムに付いての確信的な事は教われなかったです。ある時に、知り合いの仲間が師匠の所でベースが辞めたのでオーディションしているからと言われたので、駄目で元々で受けに行きました。何人受けたかは分かりませんが、私の技術は色んな人と比較しても最低の部類だと思いました。後日、私に決まりましたと報告がありました。編成は、師匠のピアノ、ドラム、ベースのトリオです。入って一週間ぐらいから、私に対しての猛烈な特訓が始まりました。仕事は、会員制のクラブですのでPM7時からです。練習は店を貸してくれますので、朝8時ぐらいからまず一人で自主練習をして、お昼ぐらいからドラムの先輩と師匠から言われた練習をテープに録音して夕方の4時ぐらいまで続けます。この時から、一日中音楽漬けの生活が始まりました。師匠に出会ってから、一拍の音符の捉え方の認識が全く変わりました。師匠のリズムの教え方は、理論的で凄く理解しやすかったです。師匠の演奏は、音楽性・リズムが素晴らしいの一言です。店には師匠の知り合いのミュージシャンも良く遊びに来ましたし、外国のミュージシャンもコンサートの合間に来て一緒に演奏していきました。師匠曰く、本物のリズムを目指していれば誰が来ても一緒にタイトな演奏が出来ると常々言っていました。店には、外人の歌手もレギュラーで入っていましたので伴奏するのも楽しかったです。師匠から学んだ事は、一拍の音符の長さを追求すると言う事。自分の口の1,2,3,4と手足が本当にジャストに行えているか?言葉では簡単そうに思えますが、実際にやってみると究極的に難問です。これからも師匠から学んだ事を、真に音楽を愛している一人でも多くの人に伝えていきたいと思います。
Jan 18, 2006
去年から引き継いでの生涯学習センターで、後期のリズムから入るポピュラー講座が今日から始まります。私は、課題曲は一曲しか選択していません。この講座の狙いは、音楽の土台であるリズムと発声を基本にセットして理論的に分かりやすく順序だててやっています。音楽では、基本のリズムと発声がしっかり出来てくると、曲自体は色んな曲を歌ったり、演奏するのは本人の自由な事です。基礎がしっかり出来ていない段階で、色んな曲にチャレンジしても上辺だけの音楽になりがちです。リズムが分かって来るとどんな曲を歌ったり、演奏をしても様にはなってきます。此処の所を集中的に自分自身の身体に覚えさすのが、音楽の基本です。ピアノでは最初にバイエルをやりますが、そのバイエルを完璧に弾くこそが一番難しいと気付く事が大切です。バイエルの練習で右手と左手を同時に弾きますが、本当に寸分の違いもなく同時に「弾けているか」と問い掛ければ?絶対的な自信に満ちて「弾けています」と答えられるかと言う事です。ある人は自分では「弾けています」答えても、優れた指導者に掛かれば弾けていないと言うかもしれません。それほど単純な事ほど音楽の基本は難しい物です。一拍の音符の感じ方も微妙に人によって誤差が生じます。リズムに於いては、機械の打ち込みのリズムにジャストに合わすだけの技術を持つ事が最低の基本です。案外、音楽ではこの事が出来ていない方が多く見られます。カラオケ等のリズムと手拍子を叩いてもらえばすぐ判断はつきます。音楽では、リズムの基本練習を練習時間の大半を使ってやらなければ色んな曲をしても何時までたっても土台が定まりません。私は講座に於いては、基本のリズムの取り方に殆どの時間を費やしています。何事も基本をおろそかにすると、しっかりした物は見えてこないと思います。
Jan 15, 2006
正月から二人の子供が風邪を引いて大変です。子供と言っても25歳♀と22歳♂の社会人ですけれども、私は今の所大丈夫みたいですが、レッスンと仲間との会食に家に帰るのは遅くなりがちです。4年前に大病してから人一倍健康管理には気を使っています。毎朝40分間のウォーキングも日課に取り入れてから体調が良くなりました。本業の仕事の方も、前みたいに無理せずに楽しんでしています。生徒のレッスンは、3年前から始めて最初は5人程度から始まったのですが、市の生涯学習の講師の仕事も増え、後は人の紹介でのレッスンがすべてです。団体・個人レッスンを入れて総勢70名ぐらいになりました。去年ぐらいからカラオケ大会の上級者の何人かが、知り合いの作曲家の先生の紹介でレッスンもしており色々自分自身の勉強にもなります。今まで演歌歌手などのレッスンも見たり、色々仕事上携わったりもしましたから、その事が凄くレッスンする上で財産になっています。生徒のレッスンで思う事は、やはりリズムが苦手と言う事が一番だと思います。何故ならリズムの基礎訓練を教えてもらっていないからだと思います。歌・楽器に於いても、音の感情を出しなさいと良く言われますが、別にその事自体は間違ってはいないのですが、それよりもまず自分自身のリズムをしっかりして音符を正確に読む事が一番大切です。リズムに於いての音符の読解力の解釈は、人によって雲泥の差が現れます。音楽では、此処を深く追求しないと基本がいつまでも身に付きません。私のポリシーは、自分より数段に上手い人に習えが答えです。上手くなる秘訣は此れしかないと思います。如何に自分の欠点を理論的に分かりやすく、即座に指摘する人を追い求めて探すかが大切です。
Jan 10, 2006
GYAOでフジ子・ヘミングの300日を見ました。ピアノの音から伝わる感性がとても覆い包むように暖かく感じます。何年か前にたまたまテレビを見ていたらNH〇で1時間のドキュメンタリー番組をしていて見た記憶が鮮烈に残っています。長い間不遇の時代を過ごされて、今日やっと世界で注目されるようになっても自分の演奏に慢心しては良い演奏は出来ないと言っておられました。この人の言葉で印象に残っている言葉は、演奏会で一つぐらい音をミスしたぐらいどうって事ないですよ!楽器の音は、その人の人生の生き方とダブってくる所はあると思います。よく師匠からも文学を読み、自然を肌で感じ、良い芸術に触れとく事は自分の出している音の音楽性に素直に出てくると言われていました。フジ子・ヘミングさんの生き方を見ているとその事を強く感じます。私は、誰が弾いても同じ音でも演奏者によって違う品性があると思います。
Jan 6, 2006
明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。八坂神社にお参りして、今年も一年健康でありますように参拝して来ました。今年は、天気にも恵まれているせいか正月の三が日は、四条通から祇園に続く歩行者の道路が凄い人で埋っていました。八坂神社の参道も人で満杯状態でした。八坂神社の裏から抜けて行く清水寺の方面は、あまりの人に圧倒されて行くのは諦めました。私は、今日から仕事始めです。
Jan 4, 2006
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