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来年の茨木市生涯学習センターきらめきのリズム講座実施概要もほぼ決まりました。来年の講座も引き続き2講座を受け持ちます。講座生も遠方の方からの参加もあり、楽器持参されてリズムの取り方を教える方もあり、リズム講座では色んなバリエーションを取り入れたいと思っています。音楽をやっていて何故リズム感が苦手なのかの素朴な悩みを、生徒に実際に楽器を試奏してもらうとリズムが不安定な理由は即分かります。それ程、リズムの基本とはシビアな物ですから教える側も抽象的な言葉を使うの良くないと思います。どうしたらリズム感が良くなるか?の質問は多くの人が持っている疑問です。自分の身体から躍動感のあるリズムを出すには年数は掛かりますが、身近に訓練を積んだトレーナーと本人の素直さとたゆまない努力があれば良くなる事は出来ます。リズムの本質が少しずつ分かって来ると、本当に音楽をしていて楽しくなります。
Nov 28, 2006
日曜日、月曜日と連続の講座でした。日曜のポピュラー講座では、生徒で沖縄の三線とクロマチックハーモニカを習っている方がリズムで悩んでいると言われたので、実際に楽器を演奏してもらいました。楽器を演奏している横で私が強烈な手拍子を叩くと、演奏者は強いリズムに身体が委ねられて来て演奏からリズムが少し見えて来ます。リズム練習で一番難問は、その時は少し身体で分かっても時間が経つと忘れてしまう事です。ですからリズム練習は、身体に入るまで年数を要します。私はリズムの真髄は人との呼吸にあると思いますから、メトロノームだけでは最初は非常に難しいと思います。リズムの原点は非常に単純な事の反復練習をする事なのですが、リズムだけを抜き出して特別に時間を掛ける練習はあまりなせれていないと思います。自分の口のカウントと、手、足を同時に叩くタイミングで、ここがジャストだと極めるには相当の集中力と時間を要す事を分からなければいけないと思います。私は、音楽を勉強する過程ではリズムの本質を極める事なくして質の高い音楽性は生まれないと思います。ブログにも書いていますが、ジャズなどで一つの音でのロングトーンのアドリブをしても、リズムを身体で感じている人と感じていない人では雲泥の差がつきます。このように楽器で超一流と言われているミュージシャンのアドリブの同じ音を演奏出来ても、最終的にはその人のリズムの感じ方が分からなければ、真の音楽の形を真似たことにはならないと思います。音楽では、リズムのメカニズムに着目して研究する事が上手くなる秘訣です。
Nov 27, 2006
昨日は有馬温泉方面の仕事でしたので、有馬は神戸の高台に位置していますから凄く寒かったです。休憩時間に相方とリズムに付いて話をしていて、亡き師匠のように本当の音楽の基本を教える人が今はいなくなったなあと話していました。師匠のバンドでは、リズムの基本練習に毎日明け暮れます。師匠が良しと言わない限り次のステップには絶対に進めません。リズムの基本が分かるまで年数が掛かります。自分の口のカウントと手足がジャストになるまで相当の時間が必要です。リズムのグルーヴ感で、種々様々な考え方がありますが、まず四分音符の長さを研究していない人がいくらさもそれらしき事を述べても机上の空論になります。師匠の所で学んだ一番大切な事は、四分音符の長さが分かる事です。長年音楽をやっている人には、四分音符の長さは自分では分かっていると思われる方も居られると思いますが、確かな事は訓練された確かな技術力と研ぎ澄まされた感性の持ち主に掛かれば一刀両断に答えは出してくれます。音楽では、この四分音符の長さを求める事に必死になって追求しなければならないと思います。
Nov 24, 2006
久しぶりのブログ更新です。昨日、たまたま本屋でドラムの音楽雑誌を見ていたら、来日しているエリック・クラプトンのジャパンツアーのドラマーのスティーヴ・ジョーダンがインタビューで四分音符の長さを知る事が大事だと言っているのを見て、やはり本物は言う事が素晴らしい!と感心しました。私自身も、この四分音符の長さの感じ方こそがグルーヴの真髄だと思います。師匠が何時も言っていた事は、四分音符の感じ方が合わない人とは演奏は出来ない。このブログでも一番私が言いたい事は、四分音符の長さを知る事です。
Nov 21, 2006
修業時代、演奏の休憩時間に音楽の聴き方を師匠から手取り足取りレクチャーしてもらいました。師匠が言っていた事で、どの場所に居ようが同じ音楽を聴くのは同じだから、要は聞き手の聴力と集中力に凄い差が出てくると言っていました。師匠が東京で演奏をやっている時に、日本のジャズ界の巨匠達は貴重な一枚のレコードを、ミュージシャン同士で回してレコードの溝が消えるまで聴いていたと言っていました。今の時代とは違いますが、当時のミュージシャン達の音楽に対してのどん欲さが分かる言葉です。音楽を聴く事は誰でもしますが、その音楽に対して何を求めているかで聴き方に個人差が出ます。的を得たリズム訓練をすると音楽の聴き方が必ず変わって来ます。この音楽の聴き方は、音楽やる上では非常に重要な事です。同じ音楽を聴いてもリズムの長さ・深さを認識できる人と、上辺だけのリズムを捉えて聴いている方とは歴然としたリズムの違いはあります。この事は、演奏上で大きな差となって出てきます。リズムに対しての考え方は、そんなに難しい話をしなくてもみんなで楽しめば良いと言う考えもありますから意見が分かれるところです。私は師匠の門下生として恥じぬように、リズムに対しては師匠の演奏から感じ取った一拍の幅を大切に考えていきたい。
Nov 10, 2006
あらゆるジャンルの音楽をやるにもリズムレッスンは必ず必要だと思います。歌でヴォイストレーニングするにしても、ヴォイストレーナーがリズムの専門知識を訓練されてる方ならレッスンの中で一緒に受ければ良いですが、日本ではまだまだ専門的なリズム訓練を受けている人は少ないと思います。ボイストレーニングに於いても、指導者が躍動感あるリズムの手拍子が叩けるかは、師事する生徒にとっては先生選びの重要なポイントになります。ブログでも書いていますが、スティービー・ワンダーが絶賛したアメリカの盲目のソウル歌手ラウル・ミドン自身もインタビューでアカペラで手拍子を叩きながら歌の練習をする事を強く勧めています。当たり前の話ですが、手拍子から打ち出されるリズムは躍動感のある切れの鋭いリズムが求められます。私の経験談ですが、音楽をやっている人で手拍子を叩く事にあまり重要視していない方が多いのが実情だと思います。私自身は、この手拍子をカッコよく叩く事がリズムの基本だと思っています。例えば、音楽をやっている50人ぐらいの人達に音楽を鳴らして最初から最後まで全員が同じタイミングで手拍子が叩けるかと言うとどうかなあと言う?はつきます。それ程、音楽を聴いて手拍子を叩くと言う行為は簡単そうで奥が深いことです。音楽教室の練習で先生と生徒同じフレーズを弾いたりしますが、それよりも以前に先生のカウントで手拍子を同時に叩く練習をする方が、基本のリズムを知る上ではこちらが先です。リズムの捉え方の違いが演奏上の良し悪しと出てくるのですから、基本の原始的な手拍子を先生と生徒が同時に叩けたらフレーズの弾き方も変わってきます。この時の重要ポイントは、先生の手拍子がカッコよく叩けるかがポイントになりますから、生徒自身が常日頃、自分自身にあった指導者を見極める感性を磨いておく事は必要です。私自身が師匠に師事するきっかけは、ピアノ演奏は勿論、手拍子を叩いても、ダンスをしても、歌を歌っても何をとってもカッコ良かったです。リズムの原点は単純明快です。リズムに合わせて足を踏んだりする姿、手拍子を叩く様等がカッコ良かったらいいだけです。
Nov 9, 2006
リズムに於いて、グルーヴの言葉はよく使われます。色々考え方が氾濫していますが、此処しかダメな絶対的なジャスト感、音のスピード、音の深さ等まずこれらの事が出来なければグルーヴは出来ないでしょう!ボイストレーニングする場合でも、リズムのジャスト感を掴む事は最重要課題です。手拍子を叩いて自分の出している声と手拍子のジャスト感が分からない人が、いくら声だけの訓練をした所でリズムのない声になります。バンドのアンサンブルでも、メンバーのリズムの聞こえ方がそれぞれ違うとアンサンブルとしては音楽の形態が失われます。ジャスト感が分かる人と分からない人では、実際にアンサンブルをしてもリズムとしてはグルーヴは出来ないです。逆にジャスト感が分からない人同士でやるアンサンブルは、なんとなくグルーヴしていると思ってやる場合は良くあります。メロディーフェイクも根底にリズムの核が無ければ何の意味もないです。私自身ダンスを習っていますが、足のステップがフロアーに着地点した瞬間と流れている音楽の音のジャスト感が同じでなければダンスとしてはグルーヴしているとは思えません。リズム練習ではこのように絶対的なジャスト感を極める事が、グルーヴ感に繋がると私は思っています。
Nov 8, 2006
師匠のバンドに入った時は、最初は寝ても醒めても一日中1,2,3,4を言う事が自分の仕事でした。朝から晩まで1,2,3,4を言って本当にリズムが良くなるのかと思った事も随分ありました。「継続は力なり」と言うことわざがある通り、毎日1,2,3,4ばかり言っていると何故1,2,3、4を言わなければならいかが少し分かりかける時が出てきます。自分の身体に強烈な1,2,3,4のリズムを呼び込むには、確かに口で覇気ある鋭い1,2,3,4を言い続けていくとおぼろげながら身体から1,2,3,4のリズムが自然と感じるようになってきます。何か一つの事を極めようとするには、死に物狂いの気持ちでやって丁度だと思います。それには、教えられた事を素直に自分の集中力を最大限に生かしてやるべきだと思います。私は、このブログで師匠から教わったリズムの基礎トレーニングの方法論を、もう一度自分自身が思い出すためにも書いています。リズムを勉強するのは、自分にとっては大変楽しい事でもあり、本当にこれでいいのかという葛藤は何時もあります。もし、亡き師匠が居てくれたら、まず一緒に演奏したいなあ!音楽で聞きたいことも一杯あるし。師匠の演奏のように、聴いている人が惚れ惚れする躍動感あるリズムを目指して頑張ろう!
Nov 7, 2006
昨日は、朝から茨木市の生涯学習講座と昼から講座生が発足させたリズム同好会のレッスンでした。講座では、題材の曲をリズムの視点から捉えて始めはゆっくりとしたテンポでやったり、手拍子を叩いて歌を歌ったり、パーカッションを使ってリズムを感じたりします。私は、すべての音楽の基本はリズムを習得する事から始まると思っています。どんなジャンルの音楽に於いてもリズムの基本が分かっていなければ、人の心に感動を与える音楽は出来ないと思います。リズムの基本をトレーナーに付いてしっかり学べば、後は自分の好きな音楽をやるだけです。この講座にも長年楽器をやっていてリズムで悩んでいるとか、歌を歌ったら周りからリズム感が悪いと言われたとか、元々リズム感が弱いとかの悩みを持っておられる方が多いです。リズム感は論理的な練習方法を訓練されたトレーナの下でやり、素直な気持ちとやれば出来る言う強い意思でやれば良くなると思います。何故トレーナーが必要かといえば、歌っている最中とか演奏している最中にリズムの微妙なずれを自分自身だけで分かるには相当の厳しい訓練をしているか、又は余程のたぐいまれな才能(聴力)がない限り不可能だと思います。スポーツの世界でも優秀なコーチが絶対的に不可欠です。リズムを習得するのにも、同様に身近なコーチが必要です。私自身も、師匠の下で延べ7年程修業したおかげで少しはリズムに対しての的確な練習方法が分かりました。友人と喫茶店で話をしていても、常にBGMで掛かっている音楽のリズムが気にしていますし、コード進行も気にしています。これは、バンドの休憩時間に師匠とジャズ喫茶に行った時に、音楽以外の話をしていても今流れている音楽のリズムは常に聞き逃すなと言われていました。当時のジャズ喫茶にはいわゆるバンドマンの人が休憩に来ていましたが、喫茶店で流される音楽は本場アメリカのジャズの名演奏です。師匠曰く、折角スインギーな演奏が流されているのに音楽をやっているプロの人が外見的に何も感じていなのはダメだといつも言っていました。音楽のリズム感を良くしたいと思うのならは、練習している時だけじゃなく朝起きて寝るまで四六時中リズムの事から頭が離れたらダメだとも言われていました。始めは私自身も四六時中リズムを考える事は無かったですが、いつのまにか習慣的に身体が自然にリズムに対して敏感になっています。生活している中で規則正しい音が鳴っていたら凄く気になりますし、立ち止まっていたら必ず手足でリズムを自然と取っています。リズム練習は、決められた時間で練習だけすれば良くなるような事ではないと思います。リズム練習はどこでも出来ます。
Nov 6, 2006
茨木市生涯学習の講座も2年目に入り講座を受講される方も増えてきました。受講生の方から講座生の同好会を作って欲しいと提案がありましたので、今受講している有志の方が集まって同好会を発足させました。今の所は月一回に生涯学習センター多目的ホールでのリズム同好会になりました。講座の趣旨は、音楽の基本であるリズムを学ぶ事に主眼を置いています。ブログでも何時も書いていますが、師匠(ピアニスト大塚千枝子氏)が考案したリズムの練習方法は実に論理的な練習方法です。私自身も若い時から、音楽教室に通ったり、専門の先生に師事したりもしましたがリズムに付いて詳しく勉強する所は無かったです。師匠に出会ってから音楽に於いて、如何にリズムが大切かを痛感しました。楽器を演奏する上で色んな技術を勉強していきますが、本人の身体に音楽の基本であるリズムの基礎がしっかり身に付いていなければ人には感動を与える事は少ないと思います。リズムを勉強する上で一番難しい事は、基本とは何かを見つける事が難題です。この一拍の長さにこだわる事が、リズムの勉強では一番大切です。音楽的に分かりやすく言えば、リズム感の良い人と悪い人とは一拍の長さの捉え方が違います。アカペラで手拍子を叩いて歌を歌ってもらうと、それがその人の今持っているリズム感です。技術の修得に当たっては、基本とは何かを考える事から始まります。基本の意味を履き違えると、間違った方向に行く可能性はあります。
Nov 3, 2006
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