ＣＲＹＳＴＡＬ　ＤＥＷ

　　昨日から風邪。

　　起きれんかった。

　　「夕方やよ」と次女が起こした時間は１２時過ぎ。

　　目が覚めてもカラダが重くて起きれない。

　　「具合悪いんか」とダンナ。

　　「熱はないな」

　　なによ、熱がなきゃ具合悪いことにならんの？

　　ひどい咳とか顔が真っ赤になるほど高熱出さな病気や認められんの？

　　悪くなきゃ寝とらんて。こんな時間まで。

　　ちょっと機嫌が悪い私。

　　なにも、誰もそんなこと言ってないのに、被害妄想？

　　それもすべて体調不良が言わせてます

　　しかし、サブ。アンタもやて。

　　お。今度はワンコに八つ当たりかい？

　　黒々と濡れた鼻先。ベッドの端に乗っけて私を見つめている。

　　その仕草は可愛いよ。だけどね。

　　ピスピス・・・

　　散歩だって？具合悪くて寝てんだよ。わからんの？

　　いつもしつこく「連れてって光線」出しまくるから、根負けして連れてくんだけど今夜は無理。

　　夕方ダンナと行ったんだから、私との散歩はオマケ。

　　オマケはオマケで、そうもそうも付けられないものなんだよ、わかるかね、サブ。

　　洗面所にいくと山のような洗濯物がふたカゴ。

　　元気なときはさほど思わないが、具合の悪いとき見るとうんざりしちゃう。

　　ついでに大きなため息も出ちゃう。

　　手洗いじゃないんだからスイッチポンで洗濯できちゃうんだから、それくらいやっとけば？

　　それにこれ、一回しか着てないじゃん。もう洗うの？汚れてないじゃん。

　　直接肌に触れる肌着とかは毎日洗うけど、他のは２、３回いいじゃない。

　　「めちゃくちゃあるやん、洗濯もの。洗っときなさいよ」と言ってしまった。

　　しまった

　　「洗濯してるから出来上がったら干しといてね」と言えばよかったなー。

　　昨日はダンナの代わり、今夜は私の代わりに晩ごはんを作ってくれた次女。

　　「うまいなー、ayaso。作るの上手やなー」

　　「そんなことないってー」

　　「ほんとに美味いって」

　　「あかんて。おとんの作るほうが美味しいて」

　　次女は私たちのおだてに乗らない、ある意味の頑固者なのでした。