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【アヒルと鴨のコインロッカー】 評価:★★★伊坂 幸太郎 アヒルと鴨のコインロッカー【内容】引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!? <読書感想> 「めでたし」で終わらない物語は嫌いだ。映画だって、「レオン」、「ライフ・イズ・ビューティフル」、「グリーンマイル」、「タイタニック」は嫌い。読み始めて幾分もしないうちに、「めでたし」で終わらない本なのだとすぐに悟った。それでも最後まで読んだのは、物悲しさが薄かったからだ。感情がむき出しでなかったから。『政治家が間違っている時、 その世界の正しいことはすべて間違っている』今就いている仕事は、白黒のほぼない、全てがグレーゾーンの仕事だからお客さんに良く聞かれる。「それが正しいって誰が決めるんですか?」ああ、そうか。「そうなっているから正しい」ではなく、「正しくないかもしれないけど、そうなっている」と答えるべきなのかな?正しさは、人それぞれ違う。他人にとっては、理不尽なことだらけだ。
2008/02/13