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2017.12.23
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カテゴリ: 野球
 『活躍するサイドハンドの共通点とは』

 それでは今回はよく予想コーナーで使用しているサイドハンド枠に焦点を当てて見たいと思います。
詳しく説明しますと、個人的に毎年指名された大学社会人選手の一年目の予想を「お遊び」企画として行っているのですが、基本的には投手の場合K/BBを使って評価付けを行っていますが、その例外としてK/BBが低くとも即戦力として活躍できる可能性がある投手につけているものをここではサイドハンド枠として定めています。
まず、このサイドハンド枠入りする為の条件として「球が速い」、「奪三振率が高い」、「スライダーが武器」の三つの項目に合致している投手を対象としていますが、最近ではどうも「制球力がある」投手が活躍しているということがあり、来季の結果次第ではこの条件もプラスにしてみたいと思います。
反対に今季リリーフとして活躍した平井がスライダーではなく、シュートを武器としており、「スライダーが武器」という項目は怪しくなってきました(まあ共に横滑りする軌道と見れば良いのかもしれませんが)。
まず実際にサイドハンド枠候補に入れて活躍した主な投手としなかった主な投手を見ていきたいと思います。

 『成功投手』

 「十亀剣」:西武 2012年ドラ1 予想:D 結果:B

 まだサイドハンド枠という項目を発見していなかった年で、当時私はこれを「球威」なのではないかと思ってしまいました。

この年の十亀は41試合に登板して防御率2.72と活躍、最速は151キロを計測しており、スライダーの被打率は.097と二項目合致しています。
ただ奪三振率は6.96と低く、この部分は当て嵌まっていないので全部合致しなければならないというわけではないのかも?しれません。
ちなみに与四死球率は3.40とまあ極々標準的な制球力と言えるのではないでしょうか。

 「又吉克樹」:中日 2013年ドラ2 予想:D 結果:S

 サイドハンド枠を設けるきっかけとなったサイドハンド、一年目から67試合に登板して防御率2.21と素晴らしい成績を残しました。
独立リーグ時代は先発を務めていたので奪三振率は6.96と低めの数字でしたが、直球とスライダーしかないことを考えると、その辺りは割引くことができる上に最速は148キロを計測して与四死球率が2.40と良く、プロ入り後は最速151キロを計測しており、スライダーは被打率.110、空振り率も18%とスライダーにしては高い数字となるなど全項目を満たす結果となりました。
ちなみに与四死球率は3.54とこちらも標準的な制球力の範囲と言えるでしょうか。

 「秋吉亮」:ヤクルト 2013年ドラ3 予想:B 結果:A

 こちらはK/BBもまずまずだったのである程度やれるのではないかと見ていた投手で、実際は個人的な予想を上回る活躍を見せました。
ドラフト年は松下電器に在籍して奪三振率8.32、与四死球率2.78の成績を残し、最速は149キロとサイドハンド枠を満たす結果となっています。
プロ入り後は61試合に登板して防御率2.28の好成績、最速は150キロ、奪三振率は7.86とサイドハンドにしては合格点ですが高いと言い切れるわけではなく、スライダーは.165、空振り率18%とこちらは二項目合致しています。


 「三上朋也」:横浜 2013年ドラ4 予想:D 結果:A

 又吉と共にサイドハンド枠を見つけるきっかけとなった投手の一人、結果は又吉と共に予想を遥かに上回る成績を残しました。
JX-ENEOSに在籍しており、最速は148キロ、奪三振率は5.35、与四死球率は3.26と投球内容自体はそれほど良くないように見えますが、実はフォーム変更に着手したばかりのシーズンであり、フォームが固まってからの投球は都市対抗、日本選手権大会の2大会のみの登板だと奪三振率は8.72(しかもほぼ先発登板)と高く跳ね上がります(某ドラフトサイト様2つの情報によりますと、国際大会に向けての練習試合と国際大会では140キロ後半を連発して圧巻の投球だったそうです)。
プロ入り後は横浜のクローザーを務め、65試合に登板して21セーブを記録して防御率2.39の成績を収め、最速は151キロ、奪三振率9.18、スライダーは被打率.179とこちらも良好で全項目合致しており、与四死球率は4.24と悪めの数字となっていますね。

 「平井克典」:西武 2016年ドラ5 予想:D※結果:A


ただホンダ鈴鹿時代の最速は146キロとサイドハンドにしては良いですがそれほど速いというわけではありませんでした。
今季は42試合に登板して防御率2.40と活躍、最速は149キロを計測するなど伸ばすことに成功、奪三振率が8.40、スライダーは.237と悪くはありませんが他の投手と比べると武器というわけではなく、寧ろシュート(ツーシーム?)の方が被打率.185と良好な数字となっています。
ちなみに与四死球率は2.60と他の投手に比べると制球力に長けているようですね。

 以上が成功している投手らのプロ入り前とプロ入り後の成績となります。
当然プロ入り前の成績から評価付けをするわけですからプロ入り前の成績で判断するのですが、そこから見てくる点はやはり大方「球速がある」、「奪三振率が高い(8.50以上)」、「制球に破綻がない(与四死球率3.50程)」といった共通点が見えてきます。
そしてプロ入り後ですが、活躍している投手の共通点として「球速がある」、「奪三振率が高い」、「スライダーが武器」のうち二項目を満たしていることが分かりました。
次回は活躍できなかった投手について見ていきたいと思います。






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最終更新日  2017.12.23 20:02:21
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