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2026.09.09
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カテゴリ: 野球


『社会人も左腕が豊富か』

 前回は都市対抗野球の試合を振り返っていきました。
今回はドラフト候補となる選手についての印象を書いてみたいと思います。

 まず投手ですが、ドラフト上位候補と目されるパナソニックの 柿本 投手はノーヒットノーラン投球か?と思わせる投球を見せて7.2回1安打5奪三振3四球無失点と活躍しました。
先発投手として110球を越えても最速149キロを計測するなどスタミナ面も十分な一面も見せています。
ただ気になるのは制球、決勝戦では時折右打席へ大きく外れる球が数球ありました。
それでも縦のスライダーは自由自在に扱えている印象で、左打者の外角のボールゾーンからストライクに入れる技術などがありました。
しかしながらそれ以外の球種に特徴がない印象で、特に縦に鋭く落ちる球種を投げ込んでこず、どうも決め手不足な印象を受けました。

また、投球フォームも下半身の部分に気になるところがあり、改善の余地を感じさせました。
個人的には指名自体ありそうですが、順位は中位以降になるのではないかな?という印象を受け、バリバリ即戦力でやれるかと言われると微妙でしょうか。

 続いて印象に残ったのはトヨタ自動車の 池村 投手、1回戦に先発として登板するも中盤に掴まってKOされてしまい、結果としては不本意な投球となりました。
しかしながら常時145キロ前後の直球と投げ込んでおり、特にチェンジアップはしっかりと低めに集まられており、かなり有効な球種に感じました。
他にはスライダーやカーブを投げ込むもかなり甘いコースに投げており、先発投手としては厳しいですが、リリーフとしてならば元々最速150キロを投げ込める力を持っているだけに、広島で言うところの森浦のような投球が期待できるのではないでしょうか。
個人的には大卒社会人3年目という事もあり、5巡目以降での指名ならばと感じました。

 続いては王子の 樋口 投手、先発として登板して140キロ前後ですが小さめのテイクバックからキレの良い直球で押し込む事ができていました。
ただ直球自体は割と高めに集まる傾向にあり、結構フェンス際まで飛ばされた打球があり、これがプロ相手だとどうなるのかが気になるところです。
それでもカーブやチェンジアップは非常にブレーキが利いていて非常に有効な球種となっており、しかも低めにしっかりと決まっていました。

結構評価が割れそうな印象ですが、個人的には柿本投手同様に中位候補なのではないかな?と感じました。

 続いてはヤマハの 沢山 投手、こちらはブラジル代表でもMLBの主力打者相手に見事な投球を見せていただけあって上記の投手らよりも力量は上だなと感じました。
阪神の伊藤将司のような投球フォームから最速140キロ後半の直球に非常に落差が大きい上にブレーキの利いたチェンジアップを操っていました。
リリーフ登板だったので球種自体は少なかったものの、十分だったのではないでしょうか。


 また、かつて高校で大いに注目されたNTT東日本の 森 投手も登板しましたが、走者を出してから崩れてしまって降板してしまいました。
それでも素材の良さは間違いなさそうで、最速148キロと落ちる球を操っていた上に制球も特別悪い印象はなく、広島だと岡本のような投球フォームでオーソドックスで育てやすい投手に感じました。
ただ岡本と似ているが故にタイミングを合わせやすいのが打ち込まれた原因でしょうか。
個人的には貢献できていないだけに、今年は残留して来年しっかりと貢献してからドラフトに臨んだ方が良いのではないかな?と思いました。

 それ以外だと日本新薬の 奥村 投手は長身で上から振り下ろす投球フォームで最速149キロの直球と落差の大きいチェンジアップを操り、テイクバックの小さい島内みたいな印象でした。
ただリリーフならばもう少し直球に力強さが欲しいかな?という印象があり、指名があるかどうかは微妙なラインかな?と思います。
そしてセガサミーの 樫村 投手は160センチ台と小柄ながらも150キロの直球が非常にキレを感じさせる球で、しかも特例扱いで育成指名も可能なので指名の可能性は高そうです。
ホンダ鈴鹿の 川原 投手も149キロの直球を低めに投げ込んでおり、まだ高卒社会人4年目なので年齢だと大学4年生となり、育成も加味しての指名ならばあり得そうです。

 他にはENEOSの 長屋 投手はスリークォーターから最速154キロを計測、スライダーやフォークも空振りが奪える精度を誇っていてリリーフとして非常に面白そうな投手でした。
ただ回跨ぎした途端に球速がガタ落ちしており、しかも非常に力投派で思い切り投げ込んでおり、この投球スタイルだと消耗が激しいだけに、その辺りをどう見るかでしょうか。
もう一人はホンダの 磯貝 投手は長屋投手とは違ってゆったりとしたフォームから150キロを連発しており、長屋投手同様にキレを感じさせる投球、変化球自体に特筆する球種がなかったものの、こちらの方が長持ちする印象でしょうか。
また、日本製鉄瀬戸内の 下堂 投手はスリークォーターから154キロを計測するも三菱重工EASTに滅多打ちを食らってKO、元オリックス・中日の武田に一発を浴びました。
こちらは投球フォームに改善の余地が多く、完全な素材型投手という印象でした。

 最後にドラフトにかかる可能性は低そうですが、JFE西日本 長野 投手は最速148キロの直球に縦スライダーやカット、カーブを操り、制球もまずまず良いなので面白そうな投手で、もう一回り良くなれば来年面白いかな?と感じました。
もう一人はホンダの 千葉 投手、実戦派左腕という印象で変化球を制球良く上手く使って抑え込んでおり、もう少し球速が出てくればヤクルトの増居が指名されたように来年指名の可能性が出てくるのではないかな?と感じました。

 こうしてみると左腕投手に面白い投手が多い印象、個人的には沢山投手と池村投手の2人が面白そうかな?と感じました。
右だと長屋投手がリリーフとして最も即戦力として期待できそうですが、できれば1イニング限定のクローザーに抜擢できる球団に指名された方が良いのかな?と思います。
果たして今年は誰が指名されるでしょうか?ドラフトが楽しみですね。





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最終更新日  2026.09.09 12:00:04
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