空のかなたへ

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2025年09月29日
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フランスのマチルド・ロウという小さな女の子の詩。


    わたしの咽喉が痛いとき
    あの子の咽喉も痛み

    わたしが夜 咳をする時
    あの子も眼をさまして咳をする

    わたしがママから叱られて泣く時
    あの子もわたしと一緒に泣いている


    あの子はいつもわたしと一緒だ


この「あの子」というのが少女にとってキリストをさしていることは言うまでもない。ちなみにマチルドは子供の時から病身で11歳で死んでしまわねばならかなった。この幼々した詩をたんに病身で一人ぽちの子供が友だちを求めた可憐な詩として片づけられないものがある。この詩のなかには幼い心に既に生まれた苦しみの連帯への欲求と孤独からの解放とが素直に歌われているからだ。それはあの聖書のなかの女たちの叫びにも代えられるだろう。それらはもっと悲痛でもっと慟哭的であるが。


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これが書かれたとき遠藤さんは30歳前後。あの「海と毒薬」を執筆中だった。
昨日から風邪気味。寒暖の差に気をつけなくては。






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最終更新日  2025年09月29日 21時19分50秒
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