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昨今、坂本龍一の精力的な活動には目を見張るものがある。それは音楽に止まらない。環境問題の提起から始まった more trees。東北大震災被災者支援プロジェクト「KIZUNA」。社会問題と対峙しアクションを起こす彼の姿勢。そこから生まれてくるエナジーは音楽活動にも確実に反映されている。昨年大貫妙子とのコラボ「UTAU」では歌とピアノだけのシンプルな世界。今年alva notoとのコラボ「summvs」やChristian Fenneszとのコラボ「flumina」リリース。他にもYMOとして米国西海岸ツアーやフジロック・フェスへの参加。また、ワールドハピネスでの活動等と枚挙に暇がない。多種多様な『教授ワールド』だが、一般的な認知は「戦メリ」や「energy flow」。しかし、それは極一部。最近ボクが注目しているのが、彼のRAPTOP。新たなアーティストと出会い、積極的にコラボしている。昨夜はその一端、alva noto & Christian Fennesz とのGIGに行って来た。抽象的な電子音楽の即興が興味深かった。それはYMOのような平均律の様式美で構成された音楽とは一線を画す。醸し出される音は極めて直感的で、電子音楽特有の無機質さがない。特に注目したのはChristian Fenneszのセンス。彼の手法はノイジーなエレキギターをRAPTOPでエフェクトするのが基本。その直感的にチョイスされた音は驚くべき鮮度。最先端の手法を駆使しながら、音の原風景を感じる。教授が奏でるアンビエントや前衛的要素のある音。それにシャドーを加える Fenneszのノイズはまるでメイキャップに近い。音楽の可能性はやはり未知だ。そして、手法は進化してもアーティストのバックボーンが反映される。この夜、ボクとアーティストたちとは3m位の距離。キャパ50人位の恵比寿DOMMUNEで行われたこのGIGは貴重な体験だった。
Jul 31, 2011

時の流れに引かれるように心がリアルに動いている。もう一方で、止まった時間の中でも。光と闇、或は動と静。心と言う名の舟は双方の間を航海している。ある日、レギュラーポイントの和田長浜からカヤッキングに出た。風が少し強く、ウネリがあるコンディションの中。広がる視界にリラックスしながら、タフなコンディションに全身の神経を集中させる。キャパシティーのレンジも広がってくる。黒崎の鼻~三戸浜~諸磯~三崎新堤を眺めながらパドリングして城ヶ島を目指す。南風を正面から受けて前進していくと心身のパワーが上がり気力が全身に漲る。時間やノルマに追われる都会生活でこんな思いはできない。効率や利益を得るために生まれてしまった毒が消えて行く実感がする。最初の上陸ポイントは城ヶ島最南端の磯浜。そこで頂く昼食は日常生活では感じられない程の美味。同じようなものを食しても、心身のコンディションは明らかに違う。知らず知らずのうちにコンディショニングをサポートしてくれてる自然に感謝。南北に細長く広がる城ヶ島。その空母みたいな雄大な風貌を外海から堪能。そして島に近づけば、陸上からなかなか目に出来ない姿が。長年の荒波で浸食された断崖とむき出しの地層。自然の厳しい一面に敬虔な気もちにさせられる。次にアプローチしたのは小網代湾最奥部。ここには手つかずの森と干潟があり、生態系が守られている。動的な外海とは好対照で、湖のような静の空間を堪能できる。そして、人工物が殆どない森と干潟の「住人たち」が発するパワーも。元々カヤックは狩猟のためのツールだった。やがてその役割が殆ど無くなり、今ではレジャーボートと化した。最近では釣りブームの影響からかフィッシングカヤックが静かなブーム。しかしボクはそれには興味ない。日常生活で眠らせてしまってる五感を取り戻すエクササイズ。そのツールとしてのカヤッキングがボクには必要なのだ。それは、本文とは別の行間のような時間。
Jul 21, 2011
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