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2008年01月29日
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この本からの気づき

◎五つの基本事項の第一は道、第二は天、第三は地、第四は将、第五は法である
◎第一の道とは、民衆の意思を統治者に同意させる、内政の正しい在り方のこと
◎第二の天とは、日かげと日なた、気温の寒い暑い、四季の推移の定めや、天に対する順逆二通りの対応、および天への順応がもたらす勝利などのこと
◎第三の地とは、地形の高い低い、国土や戦場の広い狭い、距離の遠い近い、地形の険難さと平易さ、軍を敗死させる地勢と生存させる地勢などのこと
◎第四の将とは、物事を明察できる智力、部下からの信頼、部下を思いやる仁慈の心、困難に挫けない勇気、軍律を維持する厳格さなどの、将軍が備える能力のこと
◎第五の法とは、軍隊の部署割を定めた軍法、軍を監督する官僚の職権を定めた軍法、君主が軍を運用するため将軍と交わした、指揮権に関する軍法などのこと
◎これらの重要性を骨の髄まで知っている者は勝ち、単に観念的知識としてしか知らない者は勝てない
◎確実な勝算が得られた場合に限って開戦に踏み切り、あらかじめ策定した戦略に従って、すでに約束された勝利をぬかりなく実現する

◎これこそが国家と民衆の命運を託され、戦争を指導する者の、何よりも重い責務である
◎戦争の勝敗を決するのは、何よりも戦略の出来、不出来であって、戦術の巧拙ではない
◎戦争の本質はルールなきだまし合い
◎勝敗は時の運、やってみなければわからぬなどと口走り無謀な戦争に突入する者は、そもそも戦争を指導する資格のない暗主・愚将である
◎軍の運用に伴う損害を徹底的に知り尽くしていない者には、軍の運用がもたらす利益を完全に知り尽くすこともできないのである
◎戦争の本質は、軍事力を用いて己の利益を計ろうとする敵に対し、その意図を打ち砕く点にある
◎要は敵国の企てを遂げさせなければ良いのであって、そのための手段は何も軍事力の発動だけとは限らない
◎戦争とは、あくまでも自国の利益を他国と争い、そのために戦うことであって、戦場での戦闘によって軍事的勝利を争うのは、その一つの形体にすぎない
◎軍事力の最高の運用法は、敵の策謀を未然に打ち破ることであり、その次は敵の野戦軍を撃破することであり、もっとも拙劣なのは敵の城邑を攻撃することである
◎謀略戦による目に見えぬ勝利こそが、実は、もっとも巧妙な戦争の極意なのである
◎戦争の中でも最低なのは、攻城戦によって敵国のもくろみを打ち砕こうとするやり方である

◎軍を運用する原則としては、自軍の兵力数が十倍であれば敵を包囲し、互角であれば必死に敵と力戦奮闘し、少なければ巧みに敵の攻撃圏内から退却・離脱し、全く兵力が及ばなければうまく敵を回避して潜伏する
◎兵法家の間で優れていると称されるのは、容易に勝てる態勢の敵に勝つ者である
◎それだから、優れた者が戦う場合には、世間を驚かせるような奇抜な勝利もなく、智将だとの名声もなく、勇敢な武功もない
◎したがって彼の勝利にはいささかの危なげもない
◎なんら危なげがないわけは、あらかじめ勝利を設定した状況が、もはや態勢として、敗れている敵に勝つようになっていたからである

◎目には定かに見えない段階で、既に勝利を予約する作業こそが主であり、戦闘は単にそれを予定通りに実現する手段として、従の意義しか持たない
◎戦争全体の勝敗と同様、戦闘における勝敗も、やはり事前の準備の必然の帰結なのである
◎戦場への戦力の逐次投入は、わざわざ破壊力を弱めて小出しにするもので、孫子の説く勢の理論に反する拙策に他ならない
◎将軍は、自軍が勢の構成を完了した地点に、敵軍の側を巧妙に誘導してこなければならない
◎勢の構成と攻撃目標の誘致とは、同時並行的に進める一連の作業なのである
◎将軍が自ら創り出した客観的有利さによって、逆に兵士の主観的有利さを操作し、全員を勇者に仕立て上げんとする勢の理論は、烏合の衆を率いて戦わざるを得なかったために孫氏が考案した解決策であった
◎利益に付きまとう損害の面に対し、決して目をつぶることなく、あらかじめ対策を立てて臨んでこそ、当初の計画通りに事が運ぶのである
◎害の裏側には決まって利点も潜んでいる
◎そこに大きな意義を見出すならば、もはや絶望かと思われた深い憂慮も晴れ、一転して積極果敢な行動に出られるようになる
◎何が何でも得だけしたがる強欲な者や、わずかでも損害を蒙りたくないと怯える小心者は、利害・得失を天秤にかける多面的な物の見方が出来ないから、目先の利害に眩惑されて、最後は大局的利益を失うのである
◎いずれか一方だけに傾くのは、易しいぶんだけ劣る
◎汚濁をかぶっても平然としていられるだけの図太さに欠けるならば、やたらに気位の高い道徳家に過ぎない
◎名称には、矛盾する性格を幾重にも兼ね備える、複雑にして調和のとれた精神が要求される
◎部下を動かす立場にある者は、自分の発した一言の信用性に、過敏なまでの責任を感じる性格でなければならない
◎人間は必ずしも他人の部下になることを嫌いはしない。ただ、信頼できない主人に仕えるのを嫌うだけである
◎人に将たるものは、姿を現しただけでその場の雰囲気を制圧し、一言を発しただけで衆人の心を掌握できるような、動物的な強さを秘めていなければならない
◎叡智と蛮勇とが一個の人間の中にうまく同居した時、そこに優れた指揮官が誕生する
◎死ぬほかない窮地に突き落した後に、はじめて生き延びるのである
◎陰謀や裏切り、虚偽や冷酷が渦巻く諜報の世界にこそ、戦争の惨禍を最小限に押さえ、国家と民衆を救済せんとする、高貴な精神が脈打っているのである
◎諜報戦に勝利する鍵は、二重スパイを獲得できるか否かが握っている
◎自国内に潜入してきている敵側のスパイは、この上なく貴重な人材と言える

今日の宣言
私は「絶対に勝つ」ことが予定されている時以外は決して積極的に戦闘は行いません!叡智と蛮勇、誠実と謀略、優しさと残酷と言った正反対・両極端なものをきちんと内部に整合させられる「自分なりの解」を見出し、その「解」に対し、心の底から矛盾を感じずに自分自身が自然に納得できる人格を必ず身につけます!





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最終更新日  2008年01月29日 21時27分59秒
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