日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2007年08月07日
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官僚制度を維持したい自民党と官僚制度をいったん壊してから作り直そうとする民主党の国会での攻防が楽しみだ。死に体の安倍政権では自民党は時間の問題だろう。国民にとっての関心事は官僚制度の問題だ。税金無駄遣いの本丸である官僚制度の解体に踏み込めるかどうか。これまで行政改革と称して自民党の歴代首相は意味のない省庁再編とか天下りバンクの創設とか本質的には何も変わらない官僚制度を維持しつづけてきた。道路改革なんてひどいもので、再生委員会が瓦解し、猪瀬氏と大宅氏しか残らなくなってしまった。骨抜きの改革で、国民とのお約束で首相を続投するなど暴挙そのものである。年金問題も社会保険庁だけが元凶ではない。キャリア官僚全体が元凶なのである。トカゲの尻尾きりとばかりにノンキャリア公務員を犠牲にして、これで改革と称しているのだ。弱者切捨ての政治を許してはいけない。金を握らせてメディアに出てくる御用学者や評論家の言うことを信じてはいけない。自分の頭で考え、テレビやマスコミの話を鵜呑みにするのではなく、自分で判断しよう。小泉チルドレンの品のなさ、見識のなさに比べれば、今回、当選した多くの野党の新人議員のほうがよっぽど見識があり、レベルも高い。国民も賢くなった。しかし、投票率が、このような状況でも低いことが気にかかる。投票率の低さは亡国を意味する。日本人であることを辞めることはできないので日本人である以上、見識のある人を国会に送り出そう。そして、首相に選ばれる人は見識のある人から出されるようにしよう。無気力、無関心のツケはすべて我々に回ってくる。指導者の見識のなさが招いた戦争や原爆投下の悲劇を思い出し、学校で教わらなかった明治から昭和までの歴史をよく自分で勉強しよう。司馬遼太郎氏や半藤一利氏、阿川弘之氏の本を、この夏によく読んでみることをお勧めする。





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最終更新日  2007年08月07日 11時17分01秒 コメントを書く
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