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村松克哉

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2007年12月24日
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薬害問題は、厚生省や政府自民党の責任を棚上げして、議員立法で被害者一律救済という見解を福田首相は示した。世論の非難を浴びて政権がもたないと判断したためであろう。しかし、厚生省の役人の責任を問わずして、くさいものにふたをしても、同様のことは再発するだろう。全く、キャリア官僚や政府自民党の責任を棚上げしているのだから、保身としかみえない。おまけに年金問題も解決を約束すると公約しておきながら、いつのまにか、自民党のホームページで解決するよう全力を尽くすと選挙公約を改竄していたことが発覚した。自民党はこれまで選挙公約を守ったことはないが、有権者は結果的に自民党を選挙で勝たせてしまった。有権者が政府与党が選挙公約を守れたかどうかの監視、また、守れなかったことに対する罰を選挙で与えてこなかったことのつけが、官僚と自民党の権力の暴走へとつながったことを肝に銘じなければならない。少なくとも、薬害被害者の一律救済を厚生省や自民党の責任を明確にせずに行うのは片手落ちもいいところ。年金問題も舛添大臣は数パーセントの名寄せ不可能といっていたのが、いつの間にか4割以上の名寄せ不可能となっていたことも政府与党でありながら自民党の無能力・無責任ぶり、選挙公約を守らない体質をあらわしている。それでも自民党は時間稼ぎで体制を立て直して来年の夏に総選挙をやれば勝てるという腹積もりらしいが、選挙公約を守れない、しかも官僚や自民党の責任を問わないような無責任ぶりをみれば、少なくとも有権者の責任は、このような政党の息がかかった選挙候補者に当選させてはならないという責任があるのではないでしょうか。選挙に強い古賀自民党選挙対策本部長が地方を走り回り、選挙に強い候補者を擁立しても、それに負けない有権者の見識を来年は示すべきである。小泉政権以来、まだ一度も国民に信を問う衆院選挙をやっていない。安倍、福田と首相が変わって、今度は内閣改造で雰囲気を変えようと自民党はやっきだが、そうはいかない。





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最終更新日  2007年12月24日 08時20分20秒 コメントを書く
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