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村松克哉

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2009年01月05日
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知識だけで、道徳のかけらもみえないものが日本の指導者地位に跋扈している。そもそも、このような時代にはお利口だけ自分の利益を守る才だけの官僚や政治家では世の中はすさんでいくばかりだ。君子というのは道徳が先に来るべきである。道徳が先にくるものは、当然、国民の利益を優先し、弱者に対する配慮を欠かさない。日本のバブル崩壊から10年以上もたって、今ようやく、社会福祉をないがしろにしていたことに気がついたが、本来、徳のある指導者なら当然、社会福祉に気を配っていただろう。しかし、日本の教育は間違ったまま、知識偏重のつめこみ教育で東大出の官僚が勝ち組とされている。官僚は天下りのために勝ち組という位置づけにあり、親方日の丸のもと、倒産するリスクもなく、東大を出て官僚になりさえすればその後の仕事も関係なく、天下りのおいしい汁を国民から税金というかたちでむしりとって安穏な老後を送れるという仕組みだ。小泉改革が偽物であったことも同様である。日本の行政に対するコストは官僚を食わせるための天下り社会のために世界でも類をみないぐらいに高い。この官僚社会を改革することは並大抵ではないが、これを乗り越えない限り、日本人は落ちていくだけである。今日、渡辺喜美氏が自民党離党も辞さない覚悟で建白書を麻生首相に提出したが、無視されるだろう。渡辺氏が行革相のときに官僚改革を本気でしていたかどうかは、離党して民主党に合流、脱官僚支配に政治生命を捧げることができるかどうか、今後の行動にかかっている。デジタル放送に移行するだけで官僚の天下り法人が3桁以上もできたことは日本の異常な官僚コストを示す証左である。成長戦略の前に官僚をリストラしなければならない。これが必要条件であり、今年最大の課題である。国民は政権交代を実現する行動にでる良識を示すときである。





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最終更新日  2009年01月05日 20時14分39秒 コメントを書く
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