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2023.09.27
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書名



ふつつかな悪女ではございますが2 雛宮蝶鼠とりかえ伝 (一迅社ノベルス) [ 中村 颯希 ]

感想


2023.09.08「 199.ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ [ 中村颯希 ] 」の続編。
皇太子の胡蝶と誉れ高い雛女(ひめ)・玲琳と、離宮のドブネズミと呼ばれる慧月。
七夕の夜、ふたりが入れ替わりーーー。

病弱だと思われていた玲琳が鋼メンタルのごりごり体育会系で、どんな状況に置かれても「健康な(慧月の)体ならなんでもできる!」とばかりに無茶しまくり具合が面白くて、続編を楽しみにしていた。
ネット小説としてアップされていたのはこの2巻までの内容らしい。
既刊6巻出ているので、入れ替わりはなかなかバレないし解消されてないんだろうなと思っていたら、あっさり2巻の冒頭でバレました。早い。


入れ替わりも呪いも、すべては朱妃の復讐のためだった。
子を亡くした母は、天に祝福された皇子を産んだ皇后を憎んだ。
身寄りのない道術を使える少女を、手元において復讐の道具として使用するほどに。
サバサバした性格で、すべてを「根性よな」の一言で済ませてしまう皇后。
元々は女性初の官吏になりたかったという皇后と、妃争いをしていた時代。
そこにあった友情と、そのあとの身を焼き尽くすような憎しみ。
息子を失った哀しみを乗り越えるために、私を憎んで生きてくれ、と思った皇后。
ねじれた想いが、今回の入れ替わりを生んだ。
最後に弓を送るところは「友情の復活」でもあり、ねじれが解消されたということでもあり、良かった。

そして玲琳と慧月。
結局、主人公である玲琳の総愛されなんだ…とちょっと興ざめ。

なので、入れ替わりが解消されたこれから慧月がめきめき魅力を発揮していくことを願う。


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最終更新日  2023.09.27 06:06:14
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