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暦の上での話である。実感として夏を感じはじめるのは、やはり六月に入ってからだろう。まだ今の時季は、「春暑し」、「夏めく」といった表現が似合うようだ。とにかく緑と花の季節だ。折りからの黄金週間、近くの公園や田畑をブラブラと散策するのもよい。きっとなにか発見があるだろう。 いつもと違ったことをするのは脳にも効く。脳に必要なものは、栄養、睡眠、知的刺激の三点セットだ。注意深く鍛えることで人のニューロンは死ぬまで増え続けるらしい。またシナプスもどんどん連携していく。つまりは、アタマは一生良くなり続ける、創造力は生きている限り成長するということだ。 そのためには、好奇心をもって、世界を眺めることだ。そうすることで現代の精神風土である、「うつ」からも逃れることもできるかもしれない、自分はこのように思うのだが。
2009.05.05
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実感では春たけなわだが、季節では晩春から初夏である。この時期は何といっても緑だ。桜のような華やかさはないが、植物の葉っぱが春光を受けてきらきらと輝く。生きてるぞと生命の息吹を人々に感じさせてくれる。やはり一年のなかでも最良のときだろう。 新緑と一口に言ってもその色合いは様々だ。薄緑、浅緑などの淡い色、濃く深い色合いの緑、利休色などの黒ずんだ緑、浅黄など黄色っぽい緑・・・。多様性に富んでいる。花の色鮮やかさも好いが、緑のヴァリエーションを楽しむのもこの時期ならでわだ。そのなかで今が盛りのつつじが美しい。漢字で書くと躑躅だが、書ける人はまずいない。花期が長いので街路にも普通にみられる。つつじの良さはその慎ましさだろう。白い花でもややくすみを帯びている、赤い花でも紫っぽい色合いで自己主張をしていない。それが折からの新緑にうまく溶け込んでいる。あくまで主役は葉の緑ですよと言ってるみたいだ。 築地川ありしあたりやつつじ燃ゆ(清水基吉)、岡持が干され都心の夕つつじ(木村蕪城) 青やかの画布につつじ燃ゆ出しゃばらずとも我ここにあり(自作) 残念なことは都心では花や緑が、とても少ないことだ。自然のなかで子どもが安心して遊べる場所もあまりない。この面では、周辺のベッドタウンの方が遥かに恵まれている。東京もオリンピックなどを誘致することを考えずに、公園をもっと増やしたら良いと思うのだが。例えば、少子化で余った学校を地下に移し、上は原っぱにすれば子どもも伸び伸びと安全に遊べる。地下に移った元学校は、大人が知的に遊べる図書館や美術館に利用すればよい。どうしても「城」を残したければ主要な道路に自転車レーンをつくって、この国を自転車大国にすることだ。そうすれば後世に名が残るよ、都知事さん。
2009.05.04
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