元・占い師 ルビー

元・占い師 ルビー

2010年12月09日
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 もともと、合うの「合」は、象形文字の「口」と「蓋(ふた)」を組み合わせた会意文字だそうです。つまり容器や瓶(びん)の口と蓋(ふた)ですね。

 私たちは、幼い頃から箱の本体と蓋(ふた)、瓶(びん)と蓋、容器とキャップなど、容器の口と蓋(ふた)は合うことが当然と、生活してきたと思います。

 とりわけ、プラスチックの容器は、水も漏らさないほど精巧な密着感があります。

 そういう便利な生活の中で暮らしてきて、私たちは、自分に合う人が居るような幻想を抱(いだ)いてきているのではないでしょうか。

 自分に合う友人、自分と合う先生、長じて、自分に合う恋人あるいは配偶者と、「自分に合う人間が、この世のどこかに存在して当然だ」と錯覚してきているように思います。

 実の両親といえども、自分ではない人間という意味では「他者」になります。

 親子喧嘩を通して、人間は、幼い頃から血縁同士でも意見の衝突があることを学んでいきます。しかし、血縁という甘えが、お互いがお互いを許し合って生きてきているのだと思います。

 しかし、「よその人たち」に対して、私たちは、寛容でしょうか。



 そんな場合は、「あなたと合わない部分があって当たり前だよ。合わなくても立派な先生だと、お母さんは信じているよ」と、わが子を安心させるべきでしょうね。

 人間は、友情においても、恋愛においても、仕事においても、自分とぴったり合う人は、この世にひとりもいないでしょう。

 「合わなくても当たり前だ」と思うことができたら、あなたも気楽に生きていくことができると思います。

 友達同士でも恋人同士でも 知り合った当初は、自分のほうが相手に合わせて、自我を抑制していた時期があったと思います。

 歳月が経過して、お互いの甘えが、「相手のほうが自分に合わせるべきだ」と、わがままになっていないでしょうか。

 もう一度、「自分と合う人がいるはずはない」という前提に立って周囲を見回してみると、仕事も人づき合いも、友人との関係や恋人との間柄も改善されていくと思います。



 ( 後書きとして ) この文章は、過去に掲載した内容に加筆したものです。

          私は、中学生や高校生にも、この文章を読んでもらいたい主旨で書いています。


 文責 占いイズム ルビー  






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最終更新日  2010年12月09日 16時48分38秒
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