元・占い師 ルビー

元・占い師 ルビー

2010年12月13日
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 私の原体験は、私が幼稚園児(年長組)だった頃にあります。母の生家は、立派な日本家屋でしたが、その家が全焼する光景を、まざまざと見ました。

 そのときに、形がある物の儚(はかな)さを、思い知らされた気がしました。その後、私は6歳から、父の勧めで、ピアノを習うようになりました。私が素直にピアノを習い始めたのは、父に対して従順だったというよりも、私自身が、赤々と燃える日本家屋を目(ま)の当たりにして、自分に身につけた才能は燃えることはないと自覚したからでした。

 私の両親は、ともに純粋な日本人ですが、父は両親(私にとっては祖父母)が商売人だった関係で、外国で生まれ育ち、上海で通訳者として働いていた人で、その後、縁があって日本で公務員となり、母と結婚して、私が生まれました。

 父は、リュックサックひとつで上海に接岸しては、通訳(英語、中国語、韓国語、日本語)をしていたためか、私に対しても、「人間は、才能さえあれば、いくらでも、お金を稼ぐことができる」と常々言っておりました。

 父は、そういう人生観からくる教訓を持っていましたし、私自身、父譲りの性格と、幼稚園児のときに見た、立派な日本家屋が全焼する光景と、両方が重なって、物欲や金銭欲に拘(こだわ)る気持ちはないです。

 もちろん、お金も品物も尊いですから、大切に使うことは言うまでもありません。

 ただし、生きる姿勢として、お金を得るために人間としての尊厳を捨ててもよいとか、そういう気持ちになったら転落だと思います。

 立派な家でも焼けることはあるし、ダイアの指輪もうっかりと落としたら、それっきりですよね。損害保険の制度もありますが、読者の皆さんは、私の主眼は理解できるでしょう。



 余談ですが、占いのお客様は、恋愛に関しても、彼(あるいは彼女)との間柄に縋(すが)る心、いわゆる執着心からも解き放たれてほしいです。

 あなたは、好きな異性(彼あるいは彼女)と交際して、おつきあいが順調に進展しても、相手に死なれることもあるかもしれないです。また、結婚しても、生き別れ(離婚)もあるかもしれません。他者の気持ちだけを当てにする人生は、空(むな)しいと思います。相手の心を失ったあとでも、人間は生き続ける必要があります。

 人間は、生きている限り、ある意味で、自分を頼りにし、自分の精神を当てにして生きていかないといけないです。自分に恃(たの)むところがある人が強いのですからね。

          ☆          ☆          ☆

 (註釈) 恃(たの)む = 頼りとする、当てにする。

 文責  占いイズム  ルビー  (チャット鑑定)

※ この文章は、再掲です。

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最終更新日  2010年12月13日 23時53分35秒
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