シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年03月23日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回は、人類進化の偉大な真理である、魂の進化と人種の進化を区別し、いかなる魂も不当に、古い体にとどまってはダメで、前進しなければ、万人の万人に対する戦いを超えて、今日とは、全く異なった、新しい体のなかに、受肉することができないことを、書きまとめた。

 今日の体(人間)が、アトランティス時代とは、全く異なるように、我々のポストアトランティス時代の終末の大破壊、破局である、万人の万人に対する戦いのあとの、人間は、全く異なった形姿をとることが、黙示録でいわれているところである。

 今日の人間は、ある点で善悪を隠せる肉体を有しているが、万人の万人に対する戦いのあとの人間は、もはや善悪を隠すことができずに、顕になるという。肉体がなくなるので、こころ(魂)がそのまま剥き出しになるのだという。

 現在では、悪党が善人の振りをしていられるが、我々の時代が終わると、悪党と善人の二種に分かれるという。今日の魂の内奥が、顔に現れ、額に書き込まれるという。それが悪党の数字の666か、善人の数字の777かであることが黙示録に書かれているところのものである。この666、777は単なる数字ではなく、宇宙の霊体の進化の状態数を表していて、666は、進化に反する状態を表し、777は進化に準じる状態のことをいう。

 人間は666を超えて、777に進まなければいけないのである。

 今日において、精神生活に従い、魂を霊的に高貴にするものは、次のフィラデルフィアの教区である、ロシア文化期に、友愛を発揮して、次第に善人としての姿形を現すようになり、精神生活を省みずに、背を向け、物質世界にエゴを向け、利己主義に埋没するものは、その次のラオディキアの教区である、アメリカ文化期に、人類進化を遅滞させ、進化に対する反動的な力を保持する者になり、悪人らしさを現すようになるという。

 そして、この現象が、万人の万人に対する戦いのときに、はっきりと表に現れるようになっていくという。その後に、肉体は取り払われ、魂が顕になり、善人と悪人に分かれるというのである。

 このことは、地球のこれまでの進化を振り返るとわかるという。地球紀のはじめ、人間だけがはじめに生まれた存在だったという。そのとき、まだ人間は全くの霊的な存在だったという。この霊的な存在から、次第に物質的に、粗雑に、硬化し、下降していったという。

 それはいわば、水が氷になっていくことで、説明できるという。水の1部が氷に結晶化し、この過程が何度も繰り返されるとすると、水のなかで氷が固まれば、どんどん氷の塊は大きくなるが、氷になったとたんに、水から離れると、氷はその大きさにとどまることになる。



 低級動物は、あまりに早く霊的母体から離れたために、それまでの進化段階にとどまることになったという。人間は、霊的母体のなかに長くいたので、進化を前進することができたわけである。そして、人間は最後の段階まで、待って、霊的母体から離れ、肉体形姿のなかに下ったという。

 だから、動物は、人間の一分枝であるともいう。

 太古の霊的な人間は、霊的母体と一緒に、獣性を自らのうちに宿していたわけなのである。濁った液体から、濁ったものが沈殿するまで待つと、純できれいな部分が、上部に残るように、人間が今日の進化段階に必要としなかった濁った部分が、動物の形姿として、沈殿として析出したのであるという。

 人間は、自らのなかから、動物の形姿として、進化の歩みから、それを投げ出すことによって、今日の進化の高みにいるという。ある意味、人間は進化のために、動物を犠牲にしたともいえる。

 次の時代に、人類は再び、人類のなかから、悪人種が現れて、それを霊的に分離することによって、善人として上昇するという。このように書くと、非情のようにみえるが、悪人種は自らが悪を好む性質に因るゆえに、悪因悪果であり、改心して、善因善果に転じればよいのであるから、いわば自業自得なのである。

 また、そのとき善人は、善として現れようとも、それは、いまだ改心できない悪人を救うために、善人になるのであって、自らが善人になるために、善人になるのではない。善を目的として善を成すのではなく、悪を救うことが善になるのである。

 このように、人間は、魂を純化、浄化するために、魂のなかから不純な、低次のものを、動物の形姿として分離してきたという。だから、動物界のなかには、人類が、かってもっていた魂の名残りが見い出せるという。

 例えば、我々のポストアトランティス時代の、古インド文化期から、現在までの、5つの文化期では、魂のなかから、知性、理性の、2つの能力を開発、発展させ、進化させることが目的であるという。アトランティス時代には、この知性と理性はみられなかったという。アトランティス人は、記憶力などの魂の能力はあったが、知性を発展させ、目を外界に向けることはできなかったという。

 では、なぜ、人間は、魂から、そのような知性と理性を発展することができるようになったかというと、ある動物を、形姿として、分離し、魂を純化、浄化することで、できるようになったという。

 その動物は、「馬」であるという。

 「我々の周囲に、馬という動物がいなかったら、我々は決して知性を有することができなかったであろう」という。



 ケンタウロスのような馬と結びついた人間の芸術的な作品像は、かって知性を有する以前の人間の姿を意味するものだという。

 ケンタウロスのような人間が、馬を分離することで、知性を有する人間となったことが、進化の意味を込めて描かれているという(日本語の馬鹿は、ここから来ているのかもしれない?魂の知性の無い部分を背負った動物が馬や鹿であるという意味なのかも…)。

 この我々の時代初頭の、霊的に、馬を放出することの、人間の知性、理性の獲得は、次の時代にも似たように繰り返され、今度は、知性に霊性が加わり、叡智を獲得するために、現在の人類のなかから、悪人類が放出され、獣となることが、黙示録に記載されているという。その獣の名が666であるという。





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Last updated  2006年03月23日 21時08分33秒
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