シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年03月30日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 宇宙の進化を知ることから、人間の病気のシステムが洞察されうる。太陽性のものと、月性のものである。これは東洋医学にある、陰陽理論である。

 簡単にいうと、進化が、あまりに早く進むようなものが、太陽性のものであり、腫瘍性の病気を意味するものと考えられる。東洋医学の「陽」である。

 これに対して、進化が、あまりにゆっくりと死んだようなものが、月性のものであり、硬化症の病気を意味するものと考えられる。東洋医学の「陰」である。

 地球が、太陽と月の間で、ちょうど進化が早くもなく、遅くもなく適度に整えられているように、人間も、腫瘍性と硬化症の間で、平衡、恒常性を保っている。

 これらを、神秘学でいうならば、この平衡、恒常性は、キリスト原理と呼ばれるものを意味するだろう。なぜならば、過剰な腫瘍性のものは、ルシフェルという淀んだ熱情的な悪魔の存在を意味し、過剰な硬化症のものは、アーリマンという物質的な悪魔の存在を意味し、そのルシフェルとアーリマンの両極端の中道、中庸、中央に、キリスト=イエスの丁度良い適度な存在が、現れるからである。

 これらをまた、物理的な波動の概念で考えると、イメージしやすい。ルシフェルのような腫瘍性のものは、波動があまりに繊細すぎて、過剰な熱を帯びすぎる傾向にあり、時空間で例えるならば、ブラックホールか、特異点を表すだろう。対して、アーリマンのような硬化症のものは、波動があまりに粗すぎて、過剰な冷却を帯びすぎる傾向にあり、時空間で例えるならば、対称性の自発的破れ、超伝導状態を表すだろう。これはあくまで仮説にすぎないが…。

 そもそも物理自体が、唯物論なので、それを超えることができないゲーデルの法則だろう。唯物論からは唯物論しか生まれない。物理を物理以外のものから証明できない。全てを物理で覆い尽くさない限り、物理は不完全なのである。

 話を陰陽理論、太陽月理論の、腫瘍硬化理論に戻す。

 例えば、太陽の腫瘍性の過度のものには、月の硬化症のもので、生を殺してやらないといけない。



 それはバルドゥルとロキの伝説として残っているものである。

 バルドゥルは太陽神として、信仰されていて、地球上のいかなる存在も、その太陽神に敵対して近づくことはできない。なので、落伍したロキという月神は、地球上の産物を使っては、太陽神バルドゥルを殺すことはできなかった。

 しかし、地球上の産物ではなく、進化から遅れて、地球の神々に属さないロキが、使うことができて、太陽神バルドゥルを殺すことができるものがあったという。

 それは地球上の産物ではなく、進化から遅れたロキが使うことができるものである。

 そして、それは、太陽性の腫瘍性を殺すことができる月性の硬化症のものである。

 それは何であろうか?

 実は、これは、ヤドリギという植物に宿る植物のことであるという。

 ヤドリギは、進化から遅れた月紀のものであると、神秘学ではいわれている。なぜならば、地球紀前の、月紀には、鉱物はなく、最低状態が、植物であったという。いわば、現在の土地が、植物のようなものであったという。そのとき、ヤドリギは、動物と植物の中間体であったという。植物という土地に生えた、いわばいまの植物のような、動物であったという。

 ヤドリギは、その性質を、鉱物からなるいまの地球紀にも持ち込んだという。だから、ヤドリギは、鉱物には棲息できずに、植物に棲息するという。

 だから、ヤドリギは、腫瘍性のものに、死を与えることができるという。この神秘学の秘密は、ドルイド神話として受け継がれているという。

 また、月性の硬化症には、遺伝の秘密が隠されている。



 太陽だけで、進化を続けたら、人間は、全て同じ形で、同じ性質もつものになったとされるのである。本来、それは霊的に好ましいものだが、自由がなく、第一、悪を救うことができない。依然として、落伍した、進化を途中で断念し、それに留まる、いわば遺伝性の月が残されてしまう。

 月を救うために、地球を月から分離し、太陽と月の間に地球を置いたという。月には、遺伝性のものが残った。地球は、月から遺伝を受け継ぐようになり、太陽神が予定した1つの人類ではなくて、多種多様な遺伝に留まる人類が生まれたという。 

 太陽神の考えでは、当初、遺伝は想定外のものであった。進化から遅れるものが出て、そこに留まり、それが遺伝性のものとなり、進化のなかの、多種多様性を生んだという。地球上で、太陽と月のこれらの霊性を浴びて、人間はこの遺伝性を徐々に苦服していかねばならないという。

 遺伝性の象徴は月であり、錬金術では、銀、そして水銀を意味するという。水銀という金属は、地球紀になっても、結晶化(鉱物)せずに、月紀のときの液体のまま(植物性)を留めている存在である。だから、水銀は、金属のなかの進化の遅れたものであり、金属のヤドリギともいわれる。

 遺伝とは、進化から残されたものを担うカルマを意味する。月において、人生を振り返り、克服すべき遺伝性を担いながら、人間は地球上で、その遺伝性を克服する人生の旅を送るといわれるのである。



 これは現代社会の戦争や経済闘争の因果である貧富の差をみれば明らかなことなのである。人類はお互いに、これらを、見て見ぬ振りをしているだけだろう。





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Last updated  2006年03月31日 00時23分09秒
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