シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年10月12日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前々回から、身体の機能の調整が、エーテル体の役割であると、端的に述べることができる。エーテル体の働きは、分泌腺に顕れることは何度となく述べてきたことだが、それは個人個人で異なるので、とくに霊能者でなければ、医術においては直観的に把握する技術が必要とされるという。

 人体のエーテル体の特徴は、まず年齢に顕れる。だから医術においては、患者の年齢をまず知らないといけないという。逆に、治療がかなりの程度、患者の年齢に左右されるのは、エーテル体の構造が異なるからであるともいえる。そして、患者の体格、背が低くてズングリしているのか、それとも背が高くて、ヒョロっとしているのかということを、常に正確に見定めておく必要があり、更には、若いときにゆっくり成長したか、速く成長したか、すなわち、長い間小さいままだったか、比較的幼い時期にもう背丈が伸びてしまってその後は成長が遅れたかどうかということが必要になるという。

 更に重要なことは、エーテル体よりも高次な身体である、魂-霊活動の母体である、アストラル体-自我との、エーテル体-肉体の関係であるという。この関係は、例えば、ある患者が夢をよく見るのなら、アストラル体-自我が、それ自身の活動を展開する傾向を持っていることで、つまり、物質体である、肉体には、それほど入り込まず、それほど密接に関わっていないことを示し、そのため本来の人間的-魂的な形成力が人間の器官組織のなかに流れ込んでいないことを明示するという。

 或いはまた当の人物が活動的で勤勉なのか、それとも怠惰な傾向があるのかということも、エーテル体の活動を示し、怠惰な傾向のある人は、アストラル体-自我において、非常に内的な活動性を有し、この活動性は意識されず、無意識のものであり、この活動性が無意識なために、当の人物は、意識においては、どうしても勤勉でなく、大体において怠惰な傾向を示すという。ここでいう怠惰の反対の意味は、その人の高次の人間をもって低次の人間に介入していくことのできる有機的能力のことであり、つまり、その人のアストラル体-自我が、物質体-エーテル体へと、活動力を実際に展開し導いていく能力のことをいう。怠惰な人の場合、この能力が非常に少ないのであり、神秘学では、眠っている人と捉えられるという。

 また、当の患者が近視であるか遠視であるかということも重要で、近視の人は、その自我-アストラル体が物質体に対してある種抑制され、その人の霊的-魂的なものが、肉体的-物質的なものに介入しようとしていないことの、最も重要な徴候だという。

 このようなエーテル体の特徴をより実用的に知るには、歯科医が治療処置のたびに、患者のいわば一種のカルテのような概略図をつくり、その知識を活用できれば良いという。その概略図には、歯の成長に関する全ての活動をどう診断したか、早い時期に齲(う)歯(齲触症、齲歯、虫歯)への傾向があるかどうか、比較的高年齢まで歯が良く維持されているかどうかといったことを記録すると、エーテル体の特徴の1つの基準となるという。

 更には、患者の身体的な共感と反感に関するもの。とりわけ重要なのは、塩分をむやみに欲するか、或いは塩分以外の他のものを欲しがるかどうかを、確認しておくことも重要だという。どのような食品を特に欲するか、その人が塩っけのあるもの全般を欲するならば、自我-アストラル体が、物質体-エーテル体と強く結びついていて、いわば霊的-魂的なものと物質的-肉体的なものとが究めて強い親和性を示していることがわかるという。同様に、このような強い親和性を裏書きするものは、例えば体を急速に回転させたときに、眩暈の発作が起こるかどうか、つまりその人が、体を機械的に運動させるときに眩暈の発作を起こしやすいかどうかを確認するのがよいという。

 そして更に調べておくべきことは、分泌の障害、すなわち人間の腺の活動全体についてで、分泌障害があるところには常に、自我-アストラル体と、エーテル体-物質体との結合にも障害があるという。





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Last updated  2006年10月12日 19時10分33秒
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