シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年10月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 パラケルススは、人体内の4つの体である、自我、アストラル体、エーテル体、肉体のつながり、とくにエーテル体をみることによって、病を、人体のエーテル的プロセスで、錬金術的に説明しようとしたことを、長々と簡潔に書いてきた。

 「医師は自然から試行しなければならない。」という言葉から、全宇宙は、いわばエーテル的プロセスで捉えれば、人間と宇宙(自然)は、エーテル体でつながっており、自然のプロセスを、人体内で克服しながら、人間は生きており、自然のプロセスは、人間のプロセスと、エーテル的プロセスを通して、いわば逆の関係になっていることがわかる。

 例えば、このエーテル的プロセスを一種の波動とみなし、ファインマンの経路積分で、波動関数の行列を用いて、数学的に記述することもできるだろう。

 (全宇宙プロセス)=(自然プロセス)-(人体内プロセス)

 ファインマンの経路積分は、最小作用の原理を基にして記述されるが、地球と天体の位置の最小作用の原理を適用し、天体の地球に及ぼす有効な配置を見い出したら、地球への金属の存在率を、錬金術的に割り出せるだろう。ファインマンの経路積分は、そのとき、占星術から錬金術の橋渡しの方程式となるだろう。

 人体内のラクランジアン、あるいはエネルギー保存則のハミルトニアンから、シュレディンガーの波動方程式がでるだろう。恐らく、そのときプランク定数は、繰り込み定数の目安となるだろう。量子化というのは、単なる階層構造のゲージの目安となるだろう。つまり、波動の大きさを、算術可能な閉じた空間を表す基本単位となるのだろう。

 さて、数学的な話は置いておいて、数学論になると、あまりに抽象的になりすぎ、本質を失う恐れがあるからで、例えば、地球を含む惑星は、太陽の周りを楕円体を描きまわるとされているが、これは、静止系で捉えた概念で、実際、惑星や太陽は運動をしており、時間も止まったものではなく、動的に捉えなければならず、だから楕円体ではなく、螺旋軌道を描いて運動しているのである。

 DNAが右巻き螺旋軌道を描くのは、太陽系の天体の運動をそのまま模写しているためであり、太陽系のあらゆる作用が、そこに働いていることを意味するのである。だから、惑星が太陽の周りを楕円体でまわるとしたなら、DNAも、静止したもの、単なる楕円体にならなければおかしいのである。動的なものを静止的に捉えた単純ミスといえよう。螺旋構造を、ある平面で切れば楕円体になる。これはカオス工学を加味すれば、容易に理解できることである。



 ということで、全てを数学で抽象的に記述するのは、危うい面が多々あることに注意しなければならない。

 で、話を元に戻し、パラケルススの話を続けて述べると、自然のなかでのエーテル的作用は、植物から鉱物へと下降する進化の流れである、塩プロセスと呼ばれるものがあり、また、植物から動物へと上昇する進化の流れである、燐(硫黄)プロセスがあるが、人体のなかのいわゆるエーテル体と呼ばれる、エーテル的な作用は、自然のエーテル体を絶えず克服する流れがあり、それは心臓を中心にして、上側と、下側で、百八十度異なり、上側では、植物から鉱物へと下降し進むエーテル的な作用の流れがあり、これを自然の塩プロセスを克服しているので、脱塩プロセスと呼び、下側では、植物から動物へと上昇し進むエーテル的な作用の流れがあり、これを自然の燐(硫黄)プロセスを克服するので、脱燐(硫黄)プロセスと呼ぶという。

 人体内のエーテル体が、肉体と密接に結合し、霊-魂が強く結合している人物が、塩っけがあるものを好むのは、人体内の塩プロセスを克服し、脱塩プロセスを促そうとする意志の現われだという。もともと、塩の結晶化は、下等生物の牡蠣の殻に見られるような、炭酸石灰に現れており、これは過剰な塩プロセスのエーテル作用を克服するために、脱塩化している証であるという。脱塩化するプロセスにより、そこから、霊的なものがとられ、後に残るのが、炭酸石灰であるという。逆に、過剰な燐(硫黄)プロセスのエーテル作用を克服するためには、脱燐(硫黄)化する必要があるが、太古からそれは燐(硫黄)を用いることを意味し、その物質をズルファー、フォスファーと呼び、光(霊)の担い手と呼んだのは、その認識を有していた証であるという。

 人間のなかには、上部に向かうにつれて、脱塩プロセスがあり、下部に向かうにつれて、脱燐(硫黄)プロセスがあるといわれ、それらを心臓において、調和し秩序をもたらしているとされ、そのことを水銀プロセスと呼ぶという。このように、人体は頭部と腹部或いは四肢において、エーテル体の両極(対極)性を示しているので、例えば、クル病と頭蓋ろうのような疾患の治療の場合は、症状は共に骨形成異常であるが、エーテル体の作用が異なるので、主に四肢等のクル病を燐療法の類により治癒できたとしても、頭蓋ろうの場合は、燐では全く効果がないことがわかり、それとは逆の炭酸石灰での治療が期待されるという。

 このように、人体の上部と下部では全くエーテル体のその代謝作用が異なるので、上部で有効であった治療が、下部では全く効果がなく、また、その逆もあり、相反するアロパシー的薬療法が、共に有効、或いは無効な作用を示すのは、適用部位を考慮に入れていないせいであるといえるだろう。つまりは、肉体そのものを全てとみなし、エーテル体や魂、霊を加味していないことからくるものと思われるのである。また、アロパシー的な作用は自然にはなく、全てホメオパシーであって、投与量を希釈していけばいくほど、今度は逆向きに、その反作用としてかえってくる自然の波動的なリズム効果の原理を用いるべきだと、神秘学は提唱している。

 自然の波動的なリズム効果は、三位一体の創造の原則と呼ばれ、父と呼ばれる中心、子と呼ばれる表面、そして、聖霊と呼ばれるその半径間の光球の原理、いわば太陽そのもののイメージで捉えられる。その光球のイメージでは、中心を父の光源として光が発せられ、聖霊がその光を担い、子の球の表面でそれが返されるというもので、光の見かけの電磁波としての伝播がその表れと捉えられる。そこでは、アロパシー的なものはなく、光が無限遠方に消えていくのではなくて、反射してかえってくることがわかる。このことは、相対論的量子力学を数学的に記述したディラックが、ディラックの海を説明するときに、例えば海から、二匹の魚を取った場合、海にはマイナス二匹の魚がいるというような類の説明をしたように、自然はそのような作用を及ぼすという意味になる。

 電子を記述するのに適した相対論的量子力学に限らず、このような現象は、波動的効果に特有のもので、QED(量子電磁力学)の電荷の繰り込みや、QCD(量子色力学)の漸近的自由性という、無限大の作用を打ち消す作用を与えるときに、現れる。これらの現象は、素粒子を点ではなく、紐のような有限の作用素を用いて、数学的項を入れて、誤魔化せるが、問題とする作用が無限遠に消えるのではなく、上記のように、その効果が反対の、次第に反作用としてのマイナスとして現れてくることを意味するものに解釈されるのである。超弦理論のTデュアリティもそのような類であると予測される。

 超伝導現象や、粒子が質量をもつヒッグス粒子機構でいわれている自発的対称性の破れいう原理は、鞍状のグラフを用いて、極小値が、位相を90度回転させることで、極大値になることで説明されるが、これは、極小値まで行くと、今度は極大値になって戻ってくる上記の原理を示しているといえる。鞍は進行方向断面でみると、極小値を取るが、脚を乗せる進行とは垂直方向では、極大値になる。カオス理論でも、この鞍の極小値かつ極大値の中心点を、特別視して考える。四次元的な空間というのは、極小値にいくと、今度は逆の極大値になって戻ってくる時空間のことを意味するので、この鞍状の性質をもつ光球をイメージするとよいのだろう。三角関数の正弦と余弦は位相を90度ずらすと一致し、あらゆる関数はフーリエ級数で表現できる。

 さて話を元に戻すと、自然の鉱物のエーテル的作用には、このように、内から外への塩化(結晶)作用と、外から内への燐(硫黄)化作用、そして、その均衡を、水銀作用として表した。太古においては、このような自然の作用を、塩プロセスを、龍神の作用に、燐(硫黄)作用を、雷神の作用と呼んだようである。そして、水銀作用を、これは確信がないのだが、どうも人間の存在、七夕の作用と呼んだようでもある。そして、気象が人体に影響を及ぼすことを熟知していたようである。挨拶が天気のことからはじまるのは、この名残のようでもある。

 ちなみに、注意して欲しいのだが、水銀というのは、決して文字通りの水銀を表すものではなく、金属の液体状になった様態のことを指すようである。神秘学では、金属は、天体の配置が地球に反映したものと考えられるので、天体の配置が、地球のなかに現れると考えるのである。それらは以下のように植物の関係を通しても明らかとなる。





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Last updated  2006年10月16日 20時11分27秒
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