シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年03月06日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 最初の人生期である誕生から7才までの期間から導かれる力を、精神的な視覚(心眼)に用いるとき、通常の覚醒意識による知覚領域とは、極端に異なる月の領域に入っていくことができるという。このことは1つの類推が論点を説明するのに役立つという。

 今日の胎児学において、生物学者たちは胎児の発達を、最初期の段階から研究している。胎児の発達のある段階で、外縁部のある一点において、細胞膜の厚みが増す、ということが起こるという。次に包接が起こって一種の核が形成されるという。ところが、このことは顕微鏡ではっきりと見ることができる一方、これは胚珠であり、胎児ではない、と言うことはできないという。何故なら、他の部分もまた枢要な部分だからであるという。

 同じことが月やその他の星にも当てはまるという。我々が月として見ているものは単なる一種の核であり、その全領域が月に属しているという。地球は月の領域の中にあるという。もし、胚珠が回転すれば、この核もまた回転するという。月の軌道は月領域の境界線を辿っているという。

 なので、これらの事柄に関して、まだなんらかの知識をもっていた古代人たちは、月のみに関してではなく、月領域に関して語ったという。今日見るような月は、古代人にとっては、最も遠い境界にある単なる一地点に過ぎなかったという。この点は毎日その位置を変え、28日間かけて、人間のために月領域の境界線を辿るという。誕生から7歳までの内的な経験がインスピレーション(霊感)的な視覚になるとき、地球に関しての知覚を徐々に失うと共に、月領域に入っていくための力を獲得するという。

 人生の第二期、歯牙交代期から思春期までの経験がインスピレーション(霊感)的な視覚に変化させられるとき、第二の領域である水星(訳注:金星のこと)領域を経験するという。このとき、地球と共に水星領域に生きるという。水星領域での経験を見ることができるのは、7歳から14歳までの地上における人生の経験を意識的で明確な知覚力をもって振り返るとき、想像する視覚器官(心眼)によってのみ可能であるという。

 思春期から21歳までの期間から導かれるインスピレーション(霊感)的な視覚力をもって、金星(訳注:水星のこと)領域を経験するという。古代人たちは、現代人が想像するほど無知ではなかったという。古代人は、いわば夢のような認識力によって、これらの事柄に関して、多くのことを知っていたという。そして、彼らは、人間が思春期の後に経験するこの惑星システムに、この時代の、性的な目覚めを意味した名前を付与したという(金星;秘教では水星=ヴィーナス)。

 そして、21歳から42歳までの年齢期における、人間の経験を意識的に振り返るとき、太陽領域にいることを知るという。

 それぞれの人生期が、内的(精神的)な生活のための器官に変化させられるとき、それらは宇宙的な意識を一歩一歩拡大させる力を付与するという。

 42歳になるまでは太陽領域に関して何一つ知ることができない、というのは真実ではないという。水星存在たちから、太陽領域に関して学ぶことができるからだという。何故なら、彼らは、それについて十分に知っているからだという。しかし、その場合、その経験は、超感覚的な教えを通して、間接的にやって来るという。



 そして更に、49歳までの人生を回顧できるとき、火星の秘儀が開示されるという。もし、56歳までの人生を回顧できるならば、木星の秘儀が明かされるという。そして、深いベールに包まれているとはいえ、驚くべき輝きを発する土星の秘儀(この秘儀には、宇宙の深い秘密が隠されているという)が開示されるのは、56歳から63歳までに起こった出来事を振り返るときだという。

 なので、人間とは実際、小宇宙であるという。人間は、通常の(覚醒)意識では決して知覚されない、これらの事柄に関連しているという。もし、月の力が誕生から7才までの間、人間の中で活動しないとすれば、人間は人生を形づくったり、秩序づけたりすることができないという。人間は、後になってその影響を知覚するという。

 もし、水星の秘儀が人間の中で活動しなかったとすれば、彼の7歳から14歳までの経験を再創造することはできないという。同様に、もし、人間が金星領域に内的に関連づけられていなかったとすれば、14歳から21歳までの期間(もし、人間がカルマによって、その力を受け取るように予め決定されていたとすれば、強力な創造力が彼に注ぎ込まれる期間であるという)に、彼の経験を再創造することもできないという。

 そして、もし、人間が太陽領域に統合されていなかったとすれば、彼は21歳から42歳までの時代、つまり、若年から熟年へと通過していく年齢期に関しての成熟した理解や経験を発達させることができないという。

 古代のシステムは現代とは非常に異なっていたという。職人は21歳になるまで徒弟として働き、次に「旅する男」になり、最終的に「親方」になったという。こうして、21歳から42歳までの年齢期の内的な発達は全て太陽領域に関係づけられていたという。そして、56歳から63歳までの衰退期における経験の全ては土星領域の影響に帰属させることができるという。

 人間は、地球とともに7つの天体の互いに貫き合う領域の中に存在しており、人生の経過に従って、天体領域で成長するとともに、天体に関連づけられているという。誕生から死までの人生は、人間を形づくる星の領域からの影響によって、当初誕生前のパターン(プラン)からの変化を被るという。人間が年老いて、土星の領域に達するとき、その惑星領域の存在たちが、慈悲をもって、人間のために成し遂げた全ての恩恵を通過したことになるという。

 そのとき、人間は、秘教的な意味において、秘儀に参入した立場から惑星生活を回顧する自由で独立した宇宙存在、つまり、ある意味で、もはや以前の人生期からの強制に左右されない存在として船出するという。これらの事柄に関しては、次回で更に記述する。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年03月06日 21時53分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: