シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年03月22日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、ここに秋のクロッカスが生えている牧場があると考えてみる。ベラドンナの花をつける植物を見つけるためには、遠くまで旅をし、山岳地帯に登る必要があるかも知れない。物理世界の中では、ベラドンナと秋のクロッカスが一緒に見られることはないが、精神世界の中では、それらはお互い近くに見れるという。

 空間が別の在り様をしているからで、物理世界においては、遠く離れて存在している物体同士が、精神世界においては、至極近くに見れることがあるという。精神世界は、それ自身の原初的な法則を有しており、物質世界とは、あらゆることが異なっているという。

 さて、これらの植物に死者の世界で出会うと想像する。我々が初めて死者と連絡を取るとき、彼ら死者の中では、これらの植物が、我々の中に引き起こす、恐ろしい印象が引き起こされることが決してない、ということが分かるという。彼ら死者たちは、これらの悪魔的な存在たちは賢明な宇宙の計画に従って、そこにいる、ということを知っているからだという。

 なので、我々が死者と連絡を取るとき、中間的な世界には、毒のある植物に対応する悪魔的な形態をしたものたちが多く住んでいるということが分かるという。更に進んで、死者が10年、20年、或いは30年後に更に高次の領域に入っていくための領域に至るとき、我々は毒のない植物に関連する形態を見るという。なので、植物界は物理世界と同様、それに隣接する、より高次の世界においても重要な役割を果たしているが、後者の中では異なる形態を取っているという。

 その真の姿においては星の世界に属するものが、地上におけるその対応物として、ベラドンナ、秋のクロッカス、あるいはスミレのような形態をもっているという。それは、その真の姿が、上述した方法で反映される、死者の世界にも、その対応物をもっているという。ある世界の中に存在する、あらゆるのものは別の世界にも働きかけるが、これらの事柄を真に認識するためには、それらが実際に属する世界に、意識的に参入して行く必要があるという。

 同じことは、これらの別の世界の存在たちにも当てはまるという。我々は、我々の世界と直接境を接する世界に参入するとき、はじめて元素存在とは、つまりアーリマン的な力の子孫とは何なのかを知ることができるという。これらの存在たちは霊媒を通して現れ、彼らは霊媒に憑依し、それによって一時的に我々の世界に入ってくるという。

 もし、我々が人間の霊媒を通してだけ彼らと接触するなら、我々は彼らを、彼らにとって本来は未知の世界において、知るのであって、彼らをその真の姿においては知らないということになる。彼らが現れているのは、彼らにとっては未知の世界なので、ただ霊媒による出現のみによって、これらの存在たちを知るようになる人たちが真実に至る可能性はほとんどないといえるという。

 精神的な顕現が伝えられている、ということに疑いはないが、彼らが属さない世界から、それら(技術等)が流れ出てくる限り、それら(技術等)を理解することは不可能で、霊媒的な意識に結びついた、あらゆるものの中にみられる高度に幻惑的で、当てにならない要素は、これらの存在たちと接触を持つ人たちが彼らの真の本性を理解していない、という事実によって説明することができるという。

 さて、彼らは、このようにして世界の中に入り込んでくるが、そのため、特別な運命がこれらの存在たちに用意されることになるという。ここに述べた宇宙に関する知識は、我々の知識の範囲を広げるのに役立ち、我々が死者の世界に参入し、秋のクロッカスや紫のジギタリス、棘リンゴ等々の悪魔的な森を横切るとき、スミレが未来において変容を遂げ、全く異なる形態を取ることに気づくという。彼らは宇宙の未来にとって、何らかの意義をもっているという。



 そして、それは植物界全体の運命になるという。我々がこの精神的な視界をもって植物の世界を探索するとき、未来に向けたダイナミックな衝動をもって成長し、発達する力と、死につつあり、消滅することが運命づけられた世界を知覚するという。

 そして、これは霊媒に憑依する存在たちにとっても同様であるという。彼らは、現在を、遙か未来に向けて運んでいくことが使命である彼らの仲間から、自らを引き離すという。彼らは霊媒という代理を通して現在の世界に侵入し、そこで地球の運命に捕らえられ、彼らの未来の使命を犠牲にするという。こうして彼らは人間から、その未来の使命を大いに奪い取るという。

 これが霊媒主義の真の本性を理解するときに、我々が目の当たりにするものだという。というのも、霊媒主義が示唆しているのは、現在だけを重要なものとするために、未来を消滅させることだからだという。なので、我々が真正な秘儀の関連性と宇宙の真の本性に対する洞察をもって心霊主義的なセッションに参加するとき、最初に驚かされるのは、心霊現象を見に集まった人々のサークル全体がまるで毒のある植物に取り囲まれているように見えるときで、あらゆる心霊主義的なセッションは実際、毒のある植物の庭に取り囲まれていて、それらの植物はもはや死者の王国におけるのと同様の側面を見せるのではなく、心霊主義者のサークルの周りで成長し、そして、その実や花からは悪魔的な存在たちが現れるのが見えるという。

 超感覚的な視覚を持つ人が心霊主義的なセッションで経験するのは、上述のことで、彼は、大まかに言って、内部から活性化され、部分的に動物となった、毒の植物の一種の宇宙的な茂みを通過するという。そのとき、彼らを毒植物と感じるのは、その形態からで、このことから、この心霊主義的な形態の内部で働くもの、本来ならば人間進化のプロセスを前進させ、未来において実を結ぶべき、あらゆるものが、本来それらが属さない現在へと引きずり下ろされている、ということを学ぶことができるという。それらは、現在にあっては、人間性に有害な働きを及ぼすという。

 心霊主義の内的な秘密とはこのようなものであるという。この秘密に関して、ここでもう少し学ぶことにする。





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Last updated  2007年03月22日 19時46分38秒
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