シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年06月12日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人間には、ただ4次元を推測するしかなく、その推論の存在こそが、実際の4次元の存在を示すものと数学者たちはいうだろう。勿論、その結論が正しくても、間違った推論である場合もありえる。ここでもまた、正確なアプローチが必要とされるが、この問題は、空間の無限性を理解するために数字を用いようとした最初の例ほど簡単ではないので、今回の説明は、わざと単純なものに限る。

 4次元の存在を示すような結論に関しては、最初の純粋に技術的、算術的な線に沿った理論づけとは状況が異なる。この場合には、何か本当に把握すべきものがあるという。平面のなかのみを運動する物体を知覚できる存在がいることは十分考えられるが、そのような存在は、平面の外の上下に存在するものには全く気づかないだろう。

 その平面内の点が、その存在に見えると想像する。勿論、その点が見えるのは、面内にあるからに過ぎず、その点が面内を動く限り、見ることができるが、その面から外に出る瞬間、不可視になる。それが平面存在である限り、点が平面外に出れば消失するだろう。

 さて、その後、その点が平面上の他のどこかに現れると想像する。すると、その点は再び見えるようになり、また平面上を外れると消失し、等々である。その点が平面から出ていくとき、その平面存在は、それを追っていくことはできないが、「その間、その点は、どこか、不可視の世界(見ることができないところ)にいる。」と言うだろう。

 この平面存在の心の中に共感しながら、2つの可能性に関して考えてみる。1つは、「平面ではない、第3番目の次元があり、その物体はその中に消えたが、後でまた現れた。」と言う意見(原理)であり、もう1つ(2つ目)はまた、「馬鹿な奴が3次元などと言っているが、その物体はただ単に消えて、その度に再び現れただけで、新しく創り出されたものだ。」と言う意見(原理)だろう。

 この2番目の意見の場合には、その平面存在は論理的な法則に反していると言うべきだろう。もし、その物体(その点)が繰り返し解体され、再び創り出されることを仮定したくなければ、その物体は、平面存在では見ることができない空間のなかに消えたということを認めなければならない。実際、このように彗星が消えるとき、4次元空間のなかを通過しているという。

 さて、この問題に関する数学的考察のなかにつけ加えるべきものを見てみる。我々は、観察する場(空間)のなかに、繰り返し出現したり、消滅したりするものを見い出す必要がある。この場合、超感覚的能力は必要なく、もし、平面存在が超感覚的な能力をもっていたとすれば、その存在は第3の次元の存在を、推論によるのではなく、経験から知るだろう。

 人間に関しても似たようなことが言え、超感覚的能力をもたない人は、「私自身は3次元に限定されているが、周期的に出現したり、消滅したりするものを観察した瞬間、それらが4次元が関係していると言っても間違いではない。」と言う他はないという。

 これまで述べてきたこと全ては、完全に明白で、それを肯定することは、あまりにも容易なので、現代の盲目状態にある我々には、肯定できないという。





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Last updated  2007年06月12日 19時46分26秒
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