シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年08月20日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 雌牛は消化の動物である。

 しかし雌牛は同時に、次のような形で、消化を成し遂げる動物である、
 「消化というプロセスのなかに、真に地上を超えたものの地上的な模像があり、雌牛の消化全体が、全宇宙を見事に象り(かたどり)、同時に正にアストラルに貫かれる形にある。」

 以前既に述べた雌牛の、このアストラル的な生体組織のなかに全宇宙があるが、その宇宙全ては、雌牛のその体重によって支えられ、その宇宙全ては地球の重力が、その効果を現わせるように設えられている。雌牛は毎日、その体重の八分の一の食物を必要とするということを考えてみればよい。人間は二十分の一で満足でき、それで健康も維持できる。

 雌牛は、その生体機構を完全に満たすためには、地球の重さを必要としている。雌牛の生体機構は、物質が重さを持つように方向付けられている。雌牛の場合、毎日その体重において八分の一が交換される必要がある。これが雌牛をその質量で地球に結びつけるが、その一方で、雌牛は正にそのアストラル性を通じて、同時に、高次のものの模像、宇宙の模像でもある。

 だから、雌牛はヒンズー教の信奉者にとって(以前述べたように)崇拝に値する対象である。なぜなら、ヒンズー教の信奉者は次のように考えるからである、
 「雌牛はこの地上に生きている、この地上に生きているというそのことだけで、雌牛は、物質的な重さ、質量のなかに、地上を超えたもの(宇宙)、と言い得るものを象っている」、と。

 ヒンズー教の信奉者の意味で語るなら、以上になる。そして、これは全くもって、人間の本性が、正常な生体機構を得るには、人間が、鷲、獅子(ライオン)、雌牛のなかに一面化された、これら3つの宇宙的作用に調和をもたらすことができるとき、つまり人間が真に鷲の作用、獅子の作用、雌牛の作用の合流であるときである。

 しかし、いま、普遍的な世界の進展に従い、宇宙の進化に、ある種の危険が、さし迫っている時代に生きている、それは一面的な作用が、人間のなかに現に一面的に現われてくる、という危険である。





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Last updated  2007年08月20日 18時38分00秒
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