シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年11月26日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 「ゲーテアヌム」誌(シュタイナーの人智学協会の雑誌)で、丁度、夢に関して著述したこと(1)を思い出せば、夢とは、本質的に、その真実の姿を、通常の(覚醒)意識の前に現わすことはなく、夢(白昼夢)は、いわば仮面をつけて現れる。勿論、入眠(睡眠)時の夢も仮面をつけている。



 昼間、通常の(覚醒)意識での体験へと、直ぐに、抜け出せないような、人生の追憶や、記憶像、もしくは、心臓がストーブ、肺が翼等と、シンボル化されるような、内部の臓器のシンボルや比喩等が、夢の仮面である。

 人間が、夢を仮面なしに見るなら、人間が、睡眠へと参入し、実際、夢の世界に入り込み、もし、その世界にいる存在たちが、仮面をつけなかったら、その人は、丁度、睡眠中に、小鬼(グノーム;土の精霊)たちの群を見る。その人に向かって、小鬼たち(グノーム)がやってくる。

 しかし、人間は通常の(覚醒)意識の為に、このグノームたちがやってくるようなことを、準備無しに、知覚することを免れている。もし、準備もなく、仮面をつけずに、グノームが正体を現わすならば、どんな人間も怯えてしまうからである。

 というのも、グノームたちが、人間に向かってくる姿のなかに、形成される体験は、当人においては、破壊力として働くもの全ての、実際の写し(コピー)だからである(米国で有名な、宇宙人による人体実験の体験は、恐らく、この精霊グノームをみてしまったものと思われる。また宇宙人に限らず、鬼に襲われたり、怪物に追っかけられたり、地底人にさらわれたりといった夢の多くが、この精霊グノームとの遭遇に解釈できる)。

 人間は、自らのなかの破壊力として働くもの、絶え間ない解体力全てを、同時に、自らの本質のなかに、知覚する。そして、これらグノームたちを、準備無しに知覚するなら、文字通り、死のシンボル(象徴)となる(死神というところか?)。

 グノームに関しては、通常の知性では、全くの無知だが、眠り込む行為そのものは、実はグノームたちが、眠り込もうとする人に、向かってきて、いわば埋葬するようにみえる。というのも、眠り込む行為とは、グノームが、向こうのアストラル界(あの世;霊界)で、その人を、いわば埋葬するように見えるからであり、だから、人間は、グノームを前にして途方もなく怯えるだろう。

 眠りに入るとき、生じることは、向こう(あの世)から見れば、グノームたちによる一種の埋葬だからである(ガリバー旅行記の、小人たちのガリバーを縛った仕打ちを彷彿とさせる)。

 さて、このグノームの埋葬は、本質的に、眠りに入る瞬間だけにあてはまることである。



 これらウンディーネたちも(ウンディーネが植物の成長において、いかなる役割を果たすかは学んだが)、補完する存在として、多少、低次より高い段階にある動物たち、分化した土の体(進化した物質体)を受け取った動物たちと関係する。

 後に高等な魚類、或いは高等な両生類へと成長する、これらの下等動物たちには、鱗(うろこ)のような、何らかの硬い甲殻が必要である。これらの生物には、外に硬い殻が必要で、この外側の支え、いわば、この外骨格を、昆虫のような、特殊な動物たちに獲得させるための力としての存在を、宇宙はウンディーネの働きに委ねている。

 グノームは、全く下等な動物たち(軟体動物)を、いわば霊的に支える。外から保護されるべき動物、例えば甲殻に覆われる必要のある動物を保護する覆いは、ウンディーネの働きによる。ウンディーネは、(人間の)頭蓋冠のなかにある同じ力を、原始的な形で、多少高等な生物たちに付与する。

 ウンディーネは、これらの動物たちを、いわば(自らの)頭部にする。可視世界の背後に不可視世界として存在する精霊たちの世界は、宇宙関連全体の存在のなかで、大きな使命を持つ。

 唯物論的科学が、もし、今取り上げたような種類のことを解明しようとするなら、至る所で、その無力さの露呈をみるだろう。

 唯物論的科学は、例えば、下等生物たち(軟体動物)が、その生物体のなかで生きる元素霊より、硬い骨格をもたないのに、どうやって、その硬い元素霊を伴いながら、自由自在に移動できるのかを解明できない。なぜなら科学は、丁度、ここで説明したような、グノームによる霊的な支えという存在を知らないからである。

 他方、甲殻に覆われるという事実も、純粋に唯物論的科学をして、解明困難にしているのは、ウンディーネたち自身が、下等動物になることに対して過敏になり、回避するうちに、鱗その他の甲殻として、多少高等な生物に被せられるものを、自身から切り離していることを知らないからである。

 これらの精霊存在を、今日の人間の通常の意識が、例えば、植物の葉や、多少高等な動物たちを見るように、見ることを妨げているのは、正に肉体である。





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Last updated  2007年11月26日 20時17分06秒
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