シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年11月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 しかし、人間が、夢のない深い眠りに入るとき、その眠りを、霊聴力により見通せるなら、霊眼(心眼)の前に、入眠時の、グノームたちが埋葬し、隠した、アストラルの海から、浮かび上がるのが、ウンディーネ存在たちであり、ウンディーネたちは、深い眠りのなかで、人間の心の眼にうつるようになる。

 その深い眠りは、通常の(覚醒)意識を消し去り、霊聴により明白になった意識が、ウンディーネの生成する液体の世界を、つまり、あらゆる可能な形で、ウンディーネたちの変容を隆起し、驚異の液体の世界を、その内容にする。

 丁度それは、昼の覚醒意識にとって、堅固な輪郭を持った固体の存在が、周囲にあるように、この夜の明白となった意識は、ウンディーネたちが絶えず周囲を動きまわり、自身がいわば1つの海のように波立ち、また沈んでいく存在を見せる。

 完全に深い眠りは本質的に、人間の周囲に、活発に動く生物たちの海、つまりウンディーネたちの波立つ海の存在により満たされる。

 しかし、またジルフェの場合、このウンディーネとは事情が異なる。ジルフェの場合、またある形で、ある種の動物存在の補完を行うが、ウンディーネとは、別の方向性において補完する。

 グノームとウンディーネは、頭部を欠く動物たちに、頭部に相当するものを付け加える。

 さて、鳥は、以前述べたように、本来、全く純粋な頭部存在で、鳥は、頭部組織そのものといえる。ジルフェは、いわば頭部組織に対する肉体的補完として、鳥に欠けているものを、霊的な形で、鳥に付け加える。つまり、ジルフェは、人間でいう、新陳代謝-四肢系の生体組織の領域を、鳥類に補足する。

 鳥たちが脚を縮めて、空中を飛び回ると、その分一層、ジルフェたちの四肢は力強く形成され、牛が下位の物質性のなかに示すものを、逆の意味の霊的な形で、空中に示す。だから、以前、ジルフェたちは、鳥類のなかに自我を持ち、鳥類は、ジルフェを大地に結びつける、ということができた。

 人間は、自ら地上で自我を獲得するが、ジルフェを、大地に結びつける自我は鳥類である。ジルフェが、自我を、少なくとも自我の意識をもてるのは、鳥類の御蔭である。



 人間にとって、ジルフェたちは奇妙な姿をとってみえる。ジルフェは、太陽が何かを送り出すとき、しかも本質的には、厄介なある形で人間に作用し、人間を霊的に眠らせ、まるで霊の睡眠薬を注ぎ込む様子をする。その理由は、すぐに後に述べる。

 やはり人間は、もし、このジルフェの仮面無しの目覚めの際の夢を知覚するなら、その夢のなかに羽ばたきながら入り込む、本質的に、羽ばたきながら、入り込んでくる光を見る。人間は、その光を不快に感じ、ジルフェたちの四肢が、いわば絡みつき巻き付くように感じる。

 人間は、光が四方から、攻撃してくるように、光が襲ってくるように、光に対して酷く過敏に感じる。人間は、至る所を、光が撫でていくようにも感じる(目が覚めるとき、一瞬、光が眩しく感じる瞬間だろう)。

 以上の全てが示唆するのは、人間を支え、手探りする(調べる)、光が、本質的には、ジルフェの形(フォルム)をとって近づくということである。





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Last updated  2007年11月27日 20時07分07秒
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