シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年01月21日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、人間の内と外の、いわば気象(天候)という言葉で表現できるものに関して、確認できる関係の背後に存在するもの(というのも、人間内部における気象は、肺、肝臓、膀胱、心臓に継続され、外界の気象は、固体としての土壌、空気状、水(液)状、熱に継続されるからである。)は、植物、及び鉱物の形成プロセスである。

 この植物、及び鉱物形成プロセスのように、地球外(天)の、天体に近い形成プロセスに、いわば常に対極的に配置されるのが、人間内の気象プロセスの背後に存在する作用、つまり、先に挙げた4つの器官組織よりも、更に内に向かって配置される作用である。

 外界の植物や石のなかに存在するものと、人間の肺、肝臓等の背後に存在するものとの関係は、それほど密接ではないので、この領域に由来する治療プロセスの研究は、実際、当然困難である。

 だが、人間は、何らかの方法で、常に外界で生じている事象の反対の事象を、人体内の何処かで完遂させる傾向、器官的な形成傾向をもつことを、はっきりと理解することで、合理的な方法を発見できる。

 具体的な例を挙げてみる。珪酸プロセスの例である。珪酸プロセスは、第一に、他ならぬ珪酸塩が形成される処、石英や、石英と同類の岩石が形成される場所に、非常に目立って現われる。そこで生じているプロセスに対応するプロセスが、人間の生体組織のなかにもある。

 しかし、更に、このプロセスは、ある種のプロセス(経過)の基礎を成すが、残念ながら、今日ほとんど考慮されていないが、耕作地でのプロセス(経過)、つまり、耕作地の、珪質土壌一般と、地中に入り込む植物の器官、つまり根状器官との間で生じているプロセス(経過)のことである。

 だから、(植物を燃焼して)灰を取り出すことで、植物から得られる薬剤は、外界での、この珪質プロセスと、密接な親和関係にある。

気象プロセス→珪酸プロセス→植物の根と土壌との作用→植物の灰

 さて、この外界での珪質プロセスは、人間の内部に、もう一方の対極を持っている。しかも、この対極は、心臓の活動より上部の、肺の活動に向かい位置する器官にあり、内的器官の形成活動、すなわち肺形成から、頭部に向かう位置にある器官の活動でもある。



心臓より上部の全器官活動;外界の珪化プロセス全体の対極

 従って、病気の像(症状)の発病箇所が、心臓の活動より上部にあることがわかったなら(例えば肺の分泌が非常に強いことで、その大まかな場所が明らかになるが、これは髄膜炎や仮性髄膜炎の場合にも少なからず出現する)、当然、生体組織に別のあらゆる障害をもたらす可能性がある。

 なぜなら、このような肺の障害は、生体組織では、全てが相互に関連している為に、心臓血管の障害にも作用を及ぼすからである。一方、脳の炎症状態として出る傾向にある障害が、炎症状態として起こらずに、消化器官、或いは消化器官関連組織での炎症状態として出現する可能性もある。

 このとき、肝要なのは、元々の出発点を知ることである。この点については、更に述べる。けれども、これら全ての場合に重要なのは、外界の珪質作用(珪化プロセス)を非常に希釈するような薬剤を、生体組織に供給することである。

 この関係を正しく眼前に置くことができれば、究めて特徴のある、重要な関係となる。また、この関係は同時に、身体上部に直接観察可能な特徴が存在する場合、自然における重要な珪質プロセスを、粉砕、分割、粉末状に、変形するような、いわゆる希釈化の必要性を示すことになる。

心臓より上部の炎症疾患;外界の珪化プロセスの内部希釈化が治癒となる

 相互作用によって発生した障害が、身体下部にあるとき、例えば心臓に障害があるときは、状況によっては、既に珪酸を多く含む植物に導かれるプロセスを用いて、つまり、珪酸に富む植物を変形するか、直接用い、治療プロセスを引き起こすこともできる。

心臓より下部の炎症疾患;外界の珪酸に富む植物導出プロセスが治癒となる

 珪質を含む全植物に関して、その植物が、人間の生体組織の、心臓より下部組織で生じる全プロセス(経過)に対して、どの程度作用を及ぼすのか、勿論、他の(上部)組織に対しても、どの程度、それとは逆の作用を及ぼすのかも、綿密に調査すべきである。





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Last updated  2009年01月21日 20時02分46秒
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