シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年04月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 以前、述べた事実を別の形で考察することで、前回の骨格のような事情を、外(唯物)的にも確認できる。

 以前、動物の蟻酸を、微細に粉砕し、入浴という形で、外(唯物)的に用いれば、視覚骨格に対する自我の炎症形成プロセスに対処できることを述べた。

 この同じ蟻酸を、適切に調合して、非常に希釈して内服を試みると、特に痩せた人に対して、腫瘍形成傾向を取り除くような作用、腫瘍形成に影響を与えるような作用が観察できるだろう。

 この事実を、肉眼で観察すべきだが、肉眼でみる方法には、霊視の獲得方法が、示されている。この方法とは、人間の体格全体を概観する為の、生体機構や構成の考察全て、更に、病人の場合に前面に出現する概観の為の直観的方法である。

 この方法により、内外からの手段を通じて、どのように作用を組み入れるべきかという、正しい見方が獲得できる。

 同じ薬剤の作用を、内外から、追求していくと、究めて興味深い説明が得られる。ここでも、人智学は、生体機構の、この第二の耳の骨格に関して、究めて示唆に富む事実を知っている。

 それは、耳形成力は、元々、放置されすぎると、つまり、あまりに耳形成力が進行すると、結局、内的な腫瘍形成に通じるような力と、同じ道筋(進路)となる、ということである。というのも、内部の耳形成は、腫瘍形成力が、正しい位置で抑制され、正常化されるプロセスに基づくからである。

 耳は、人間内部の(正常化された)腫瘍なのである。ただし、耳は、正常な方向に拡がる腫瘍なのである。

 その発達(成長、進化)プロセスにおいて、眼の形成は炎症プロセスと、耳の形成は腫瘍形成プロセスと親和性がある。



 自然のなかの炎症プロセスを廃止すれば、どんな存在も目をもたず、不可視になる。

 端的にいって、全自然のなかに炎症プロセスが挿入されることで、諸々の存在は、目をもち、可視存在となる。しかし、その炎症プロセスには、ある速さが定められている。このプロセスに間違った速さが与えられたら、人間における病的な炎症プロセスとなる。

 同様に、腫瘍形成プロセス、増殖プロセスも、正しい速さで進行すれば、自然のなかでも、意味を持つ。

 このプロセスを廃止すれば、この世の、どんな存在も、耳をもてずに、不可聴となる(音を聞けなくなる)。このプロセスに間違った速さを与えると、筋腫形成、癌腫形成、肉腫形成等が、出現する。この事実に関しては、更に述べていくつもりである。

眼形成プロセス;適度な速さの炎症プロセス
耳形成プロセス;適度な速さの腫瘍形成プロセス

 どんな病気のプロセスであれ、そのプロセスのいわば健康な、もう一方の対極のなかに、その要因を探し出すことができない人は、(適度な速度の)病気プロセスを、人間の生体機構のなかに正しく組み込むことができない。

 なぜなら、人間の生体機構の基礎となるのは、自然全体のなかでは、末端(周辺)部へと分散した、あるプロセスが、逆に中心へと内面化させられる、ということに他ならないからである。

 (マクロコスモスである自然では、周辺へと分散する力が、ミクロコスモスである人体では、逆に、中心へと内面化する力に変わる。)





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Last updated  2009年04月07日 19時27分47秒
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