シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年10月29日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 秘教学徒にとって、蛇の象徴は、月から進化した地球の象徴で、一方、魚の象徴は、太陽から進化した霊的存在たちの象徴である。固体的実質を備えた地球は、蛇に、その最下等な存在、つまり、地球上の固体的な存在を象徴化した。水の実質として、純粋な水として分離された存在は、魚として現れ、魚の中に象徴として示され、秘教学徒にとっては、魚は水から生まれた存在として考えられる。

 魚は、高次の太陽霊の存在であり、水(液体)の象徴、対して、蛇は古い月から進化した地球の象徴で、固体、いわゆる土の象徴なのである。

 さて、それでは空気から生まれた存在、火から生まれた存在とは何なのか?

 これは追求が困難な領域で、暗示的事項をまとめることしかできない。

 地球が、土星状態から太陽状態へと進化して移行した当時は、人間は一種の空気人間で、今日の意味での死というものを人間はまだ知らずに、人間は自らを変容させていた(空気の循環のようなもの)。人間が、どのようにして今日のような死についての意識に到達したのかは、地球の進化と関わっている。

 地球が土星状態から太陽状態へと進化していった時、人間の魂は、太陽を取り巻く大気圏内に活動していたが、下方にも肉体として存在するものとも関わりを持っていた。今日では、夜、眠っている間、アストラル体は物質(肉)体から抜け出てはいても、物質体に属しているように、古太陽と、古太陽上においても、アストラル体はそのような状態だった。

 ただ、当時は、人間の魂は決して物質(肉)体の中に入り込むことはなかったという点で、土星紀も太陽紀も事情は同じだった。太陽紀の初期には、肉体は下方にあり、上方には、魂として、下方の肉体に属し、肉体を支配していた。つまり、霊的な意識をもった1つの魂が特定の肉体に既に属してはいたが、外から肉体を管理していた。

 魂は肉体に対して、まだいわゆる「外的な存在」で、肉体はまだ死の法則に属さず、成長と死滅は今日の場合とは違う形で起こっていた。肉体が、ある部分を失うと、新しく再生され、今日では、それは例えば空腹と食物摂取の関係のように、物質(肉)体の崩壊と再生の関係が生じた。

 肉体はめまぐるしく変化するのに、長期にわたって魂は変わらずに活動を続けるので、当時は、死もなかった。このようにして地球が古太陽の状態のとき、つまり、下方の肉体を、上方の魂が自分のものとみなしたときから、魂が、ある特定の肉体を形成し、更に別の様々な形に、作り変えていくように変容[変態]させてきた。



 その肉体の変化の間ずっと人間の魂は同じ意識を保持し、4つの変容を続け、第一の形態から、他の3つの状態を体験した後、再度、最初の第一の形態に戻ると、魂は新たに受肉し蘇ったように感じた。このような進化の変容プロセスは、地球紀のいまでも蝶において保持されている。

 蝶は、卵、幼虫、蛹、蝶という4つの形態で変態し、蝶は、古太陽上での、空気状態の人間を表す象形文字、記号である。太陽紀とは全く異なる環境に生きている今日の蝶は、勿論、この太陽状態の衰退(退化)した形である。

 蝶は、人間が乗り越え進化してきた空気状態の象徴である。だから、蝶は、秘教学においては、空気(風)-存在と呼ばれる。同様に、蛇は土(大地)-存在、魚は水(海)-存在と呼ばれる。しかし、なぜ、鳥が空気(風)-存在と呼ばれないのかは、いつか機会があれば述べたい。

 (これらの象徴の意味を知れば、歴史的な人間の理念を知ることができる。例えば、古代エジプトでは、ワニが崇められたが、これは、蛇という土の存在から、魚という水の存在に進化した象徴であることがわかる。また、童話や神話の人魚伝説は、この古代エジプトの象徴と同じで、実際に、人間の進化過程で、ワニ人間の状態があったことも示唆している。

 つまり、太陽の高次の存在の救いのおかげで、人間は、邪悪な蛇から、純粋な魚に進化できたわけで、土から水に棲むようになった爬虫類や両性類が、太陽霊、いわゆる太陽神を崇める象徴となったのである。 

 日本でも亀が長寿の信仰対象になっているし、戦国武将が、蝶を模した兜などを身につけていたことでも、この太古の隠された意味が明らかになる。)





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Last updated  2009年10月29日 17時01分29秒
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