シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年02月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回、鷲に代表される上空の動物、ライオンに代表される(上空と地底の)中間の動物、牛や雌牛に代表される地底の動物たちの関係について学んだが、今回からは、これら動物界を代表する3つの動物に対する人間の内的な形態上の関係について明白な観点から、人間と宇宙との関係に言及する。

 空の領域から、その特殊な能力を引き出してくる、空の動物全体の本質が、人間の頭部の組織に相当する事実を、以前言及したが、再度、この空(大気)の領域に視線を向け、空の領域を見上げる。

 すると、この空の動物が、上空の動物足り得るのは、太陽光に貫かれた大気の御蔭であることがわかる。

 空の動物の生存は、主に太陽光に浸透された大気の御蔭である。太陽光に貫かれた大気は、その事実を通じて、いわばこの空の動物により引き寄せられた。

以前、翼の形態化が本質的に大気に由来する事実を述べた。この空の動物は、いわば大気の本性を、その外(唯物)的な存在性(形態化)のなかに有している。

 外界が、この空の動物を通じて作り出す言語が、この動物の翼のなかに具現化されている。そして、この太陽光に貫かれた空気(大気)から作り出される言語が、鷲の(翼の)ように、外から、その本質をもたらすのではなく、人間の神経組織のなかを刺激するように、(人間の)内部を刺激すると、瞬間の思考、つまり現時点での直接の思考が生じる。

 マクロ宇宙にある太陽光に満ちた大気は、地上では、鷲の翼となり、人間内のミクロ宇宙では、瞬間的思考になる。

宇宙言語;太陽光に満ちた大気(鷲の翼、瞬間の思考)

 このような(霊的な)観察から明らかになる事実により、高い場所へと視点を向けてみると、平衡状態にある大気と、そこへと差し込む太陽光が顕れる。しかし、このような場合においても、太陽そのもの(本性)を観察できない。



 以上の霊的(宇宙)言語に対する認識をもって、太陽の作用を、いわゆる獣帯(黄道十二宮)と関係づけることで、これまで述べてきた関係を表記できる。

 つまり、(黄道上の)獅子座、天秤座、蠍座から、太陽光が地球に差し込むとき、その太陽光は(その都度)地球にとって異なる言語を意味する。また、太陽光は、この太陽系の他の惑星への反射の強弱により、地球にとっては、異なる意味を持つ。

 つまり、この太陽系の様々な惑星に対して、様々な関係が生じる。火星、木星、土星といった、いわゆる外惑星(天動説では太陽の外にある惑星)の影響下にある太陽光と、また水星、金星、月といった、いわゆる内惑星の影響下にある太陽光では、異なった関係が生じる。

 さて、鷲の生体機構を知るには、特に、太陽と土星、木星、火星の、いわゆる太陽と外惑星との共同作用において、太陽(光)の能力がどれくらい修正されるか、その強弱を見る必要がある。鷲は、ユピテル(ジュピター、木星)の鳥である、と伝説が語るのも、この共同作用に理由がある。

 木星(ユピテル)はそもそも外惑星の代表として存在している。この場合、重要な事実をイメージ(絵画)的に表わすなら、万有の宇宙においては、土星や木星や火星が占める領域を指し示さなくてはならない。

 いま、これら外惑星の領域、つまり土星領域、木星領域、火星領域を眼前に置いてみる。すると、これら外惑星からの太陽領域への参入が見つけられ、いわば、太陽系の最外部に、太陽と火星-木星-土星の共同作用が得られる。

 そして、次に、輪を描いて空中を飛ぶ鷲をみれば、次のような真実に到達できる。

「太陽から大気を貫いて流れ込む能力、従って、太陽と火星、木星、土星との共同作用から成り立つ力が、鷲の全形態、つまり鷲の本質のなかに生きる力である。」

鷲の本質=太陽と火星-木星-土星の共同作用

 しかし、この力は同時に人間の頭部形成のなかにも生きている。だから、人間をその真の存在に関連づけ(地上では人間は、大宇宙のミニチュア像として存在している)、宇宙(マクロコスモス)のなかに据えるなら、人間の頭部に関しては、鷲の領域に据えなければならない。

 つまり、人間の頭部に関しては、鷲の領域を思い描くべきで、鷲の領域から上昇力と関連する宇宙言語が、人間のなかに与えられた。



 (天動説では、地球を基点とし、月、水「金」星、金「水」星、太陽、火星、木星、土星と外にいくので、太陽より内の惑星が、月、水、金、外の惑星が、火、木、土となる。古代人は、肉体の外にも魂を広げることができたので、霊能をもち、天動説に従っていたという。

 やがて、霊魂が、肉体のなかにすっかり入ってしまったので、霊能を失い、物質的な論理性を発揮し、天動説ではなく、地動説に従うようになっていった。地動説と天動説の大まかな違いは、地動説は、物質的な天体だけを星とみなすが、天動説では、天体と天体の間の領域全てを、天体域とする。

 また、天動説では、その天体の住人を基点とする。だから、太陽の住人にとっては、太陽が基点になる。だから、太陽の住人にとっては、天動説も地動説も基点が太陽になるので、似たようなものになる。)

 このとき、前回述べた奇妙なことが起こる。つまり、大気を貫く太陽力が、獅子(ライオン)のなかの呼吸組織を活気づけ、この呼吸組織が、血液循環リズムと、静的リズム(線形)ではなく、その動的リズム(ダイナミズム、非線形)により、完全なる均衡状態を保つようにする。

獅子(ライオン)では、呼吸リズムと血液循環リズムは、見事に均衡する。






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Last updated  2010年02月25日 16時43分04秒
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