シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年03月31日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 また、以前からよく述べてきた事実と関連するが、死の門を通って、人間が地球から去った後、結局のところ、人間の頭は分解(分散)され、それから、頭以外の生体組織を、その素材(物質的実質)に従うのではなく、その物質力に従って、分解され、次の地上生(転生)のための頭へと作りかえられる。

 つまり人間は本質的に、地球への転生のために、下降を求めることで、その頭を求める。そして、頭は、既にその後の人間の形態に似た形姿を含有しながら、人間の胎児において、最初に形成される。

 人間の進化が、頭から形成されるのは(2)、頭部に向かう形成力が、人間を超感覚的な存在から感覚的な生存へと引き寄せ、飛翔(鳥類)世界で活動している作用と密接な親和性を有する事実に関連する。



 胎児期に、最初に頭部の組織を獲得するとき、消化器官他の素となる萌芽が、母体のなかに配置され、後の地上生から形成され、完成される。

 人間の上方にある頭部の形成力が、熱や空気(大気)と関係するのと同様に、土-水的要素(元素、エレメント)と関係するのは、宇宙進化の後半に人間に加えられた存在で、そのコピーは、頭部形成後の胎児期に、人間に組み込まれる器官となる。

 しかし、この土-水分要素(元素、宇宙言語)は、人間には特殊な形で、いわゆる母体のなかで、準備されなければならない。

 もし、それが、母体のなかでなく、外界の地球、もしくは地上のなかに分散(分離)され、土-水分要素自身だけで形成するなら、それらは、下等動物の形姿、つまり、両性類や爬虫類、或いは、魚という下等生物を形成する。

 蝶が、自らを光存在とみなし、鳥が自らを熱に浸透された空気存在とみなすのは正当だとしても、下等な動物、いわゆる両生類、爬虫類、魚類は、正当な水、あるいは土存在であるとみなすことはできない。

 まず、魚を考察する。今日見られるような魚は、外界に出現するとき、外界の形成力に、いわば委ねられ、この形成において、人間では内部から作用する力が、魚には、外から作用する。



 (水といっても、流体や液体という意味で、宇宙の様々な力の影響を受けるという意味。)

 星々の力さえも、水の中には浸透している。もし水が、単なる水素と酸素の均衡を保った均質な結合だけの元素存在なら、水のなかでは、どんな魚も生きられない。

 (魚は、実際、水のなかの微生物を必要とすることは、魚を飼育すればわかる。)

 けれども、蝶が自らを光存在と、鳥が自らを熱に浸透された空気存在だと感じるのと全く同様に、魚も、自らを本質的には土-水存在であると感じる。しかし、魚は体内に吸い込む水を、自らの本性であるとは感じない。

 鳥は自らが吸い込む空気を自らの本性と感じる。つまり鳥を、本質的に幾何学的に表現すると、鳥の中に入り込み、至る処に拡がっていく空気を、自分の本性と感じ、この拡がる空気、鳥によって暖められる空気(下図の上参照)は、鳥の本性である。

klang6-1.gif

 魚は体内に水を保有するが、魚は自らを水とは感じず、魚は自らを、水を閉じ込める存在、つまり、水を取り巻く存在と感じる。魚は自らを、キラキラ光る水の覆い、もしくは外皮と感じる。

 しかし、同時に、魚は、水を、自分の中で出たり入ったりする馴染みのない要素(元素)と感じる。水は魚の中で出たり入ったりすることで、魚が必要とする空気をも同時にもたらすが、魚は空気と水を馴染みのない存在と感じる。

 魚は、特に、物質的な魚としては、水と空気を馴染みのない存在と感じる。

 とはいっても、魚もエーテル体とアストラル体を持っている。魚の奇妙な性質だが、魚は、自らを(水や空気の)覆いと感じ、魚の中で、水が他の液体的要素と結びついた状態でいることで、魚は、エーテルを感じ、自らが、本質的に、その状態のエーテルのなかで生きていると感じる。

 魚は、アストラル的な存在を、自らの一部とは感じない。従って、魚は、エーテル動物と呼ぶべき奇妙な動物である。魚は自身を、水を囲う外皮と感じている。体内にある水を、魚は世界全ての水と連携している存在と感じる。

 魚にとっては、いわば体内の至る場所に水分が連動していく。体内の至る場所に水があり、同時に、水のなかに魚はエーテル体を感じとる(上図の下参照)。魚は勿論、この地球上での生においては、言葉を話せないが、もし話せたら、魚は自らを次のように語るだろう。

「私は(水の)覆いである。でも、この覆いとなることで、至る場所に拡がる水やエーテルの要素(元素)の担い手として、水を運んでいる。私は、(水を運びながらも)本当はエーテルの中を泳いでいる。」

 続けて、魚は語る。

「水はマーヤ(幻)にすぎない、実在はエーテルで、私は、本当はエーテルの中を泳いでいる。」

 つまり、魚は自らの生命を、地球の生命と感じている。この本性が魚の奇妙な所以で、魚は自分の生命を地球の生命と感じ、従って、四季の循環のなかで地球が成す全事象に密接に関わり、夏のエーテル力の放出や、冬のエーテル力の回帰に関わる。

 従って、魚は、地球全体の呼吸を感じる。魚はエーテルを地球の呼吸として、感じ取っている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年04月13日 15時26分35秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: