シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年08月09日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 では、参入者たちの会話はどのようにして行われたのか? 

 第一に、秘儀参入者である教師の牧師がいた。師は、形態の世界での偶然性、その世界に存在するものの間の相互作用に関して語る能力を精神的な衝動から受け取っていた。師が秘儀参入者としてもつ知識から語るとき、大体次のようなことを弟子に語っただろう

「今は黄昏時、精神世界を明らかにする眠りが、まもなく我々を捉える。お前の人間としての形態を、その全体性において見なさい。我々の足下には植物が、我々の周りには黄昏時の伸びゆく影が、神殿の森には曖昧で虚ろな緑の光があり、空には一番星が輝き始めている。

上なる天と下なる地にある生命の多様極まりない偉大さと荘厳さを見なさい。次に、お前自身を見て思い出せ!

お前の中には全宇宙が生き、活動しているという事実を! 全ての精神的な働きや、お前の内的な生命の変化と偶然が、1日のどの瞬間においても、豊富な事実や、お前という存在の無限の変化を目撃しているという事実を!

お前という小宇宙は、お前が眼で見、知性で理解する大宇宙よりも、空間的に限定されているとはいえ、その神秘と不思議さにおいて、より豊かであることを知りなさい!

そして、この世界をお前の中に感じ、認識することを学ぶのだ! お前は、地球から星々に続く大きな世界を、お前の小宇宙的な世界から眺めているということに気づきなさい!

そして、眠りがお前を捉えるとき、お前はもはやお前自身の体、お前自身の世界の囚人ではなく、今お前が目の前にしている世界、地球や星々を包み込む世界の住人になるのだ!

お前の魂と精神は肉体を去り、お前は星々の輝きと地球の放射に与ることになるだろう。お前は風に乗り、星の輝きとともに思考しているだろう。お前は今や、精神の世界に住み、お前であった小宇宙的な自分を振り返るだろう!」

 (睡眠中、自分の1日の行動を、外からみることになる。つまり、起きているときは、自分の内側から外を経験し、寝ているときは、自分の外側から内を経験する。)

 太古の時代には、教師は弟子に向かって、上記のように話すことが可能だった。何故なら、外の世界の知覚は、現在のように明確に規定されず、睡眠中の生活がまだ完全に空虚ではなかったからである。

 太古の睡眠生活は、まだ経験に満ちていた。この睡眠状態に言及し、教師が次のように言うとき、それは現実を語っていた。

「お前は今、プロセルピナ、ペルセポネ、あるいはコレーとともにある。コレーは星々の中に、太陽の輝きの中に、月明かりや成長する植物の中に住んでいる。

あらゆる場所で、ペルセポネの活動を見ることができる。何故なら、彼女は宇宙の衣を織ったのだから。

そして、その全ての背後にはデメテル、すなわち彼女の母親がいる。ペルセポネは母親のために、お前が外的な世界として見る、この宇宙の衣を織ったのだ!」

 秘儀の教師は「自然」という言葉を使わず、ペルセポネ、あるいはコレーについて好んで語った。

ペルセポネー(ペルセポネ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%9D%E3%83%8D

コレー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC

デーメーテール(デメテル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A1%E3%83%86%E3%83%AB

 (恐らく、デメテルは自然という女神の三位一体の存在で、プロセルピナが物質界、ペルセポネがエーテル界、コレーがアストラル界の、それぞれ自然を表し、デメテルは神界の自然に相当するということなのだろう。)





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Last updated  2010年08月13日 17時03分12秒
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