シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年10月20日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 血液は、物質へと浸透し、血の実質として、迸り出る。そして、今日知られているような傾向をもつようになった。本当は、物質化した瞬間、精神(霊)的な存在へと返るべき血の霊的な実質が、今では、人間の自我以外の他の部分へと迸り出る。

 血液は、人間のなかの様々な作用により変容を遂げながら、人間の全組織を満たした。血液は、例えば、肉体のエーテル体に対する卓越性やエーテル体のアストラル体に対する卓越性等々の中に浸透していきながら、神経物質や筋肉物質等々に変化する。

 以上のように、ルシファーは、本来霊的だった血を、過剰な物質性へと追いやった。そもそも、血は、神々によって発現すると直ぐに物質的に消滅するように意図されていたにも関わらず、ルシファーは、血液として粗雑な物質性へともたらした。

 以上は、ルシファーが物質の中で遂行した1つの直接的な行為である。ルシファーは血を物質化させた。

 しかし、血以外の他の構成要素に対しては、せいぜい不整合をもたらしたにすぎない。ルシファーがいなければ、血は、今日のような血液にはなっていなかった。前にも述べたように、物質性を帯びる間際まで、つまり発生段階まで進み、直ぐに元に戻るような精神(霊)性の中に存在していたはずである。

 物質としての血液はルシファーが創り出した。人間の自我は、血液の中に、物質的な表現をもつが故に、地球上では、ルシファーの創り出した血液に結びつけられる。

 以上の意味から、アーリマンが、自分より前にルシファーがいることで、人間に接近できるようになったので、次のような結論に達する。

「血液は、ルシファーがアーリマンのために投げてよこしたものだ! だから、血液を介して、その両者が、人間に近づく。」

 ルシファーやアーリマンにより、人間の原初の感情が、血液を、地上における財産のように見なすようにさせたのは、当然のように思える。つまり、堕天使たちは、人間の血で刻印された契約書をもち、(ゲーテの著作での)ファウストが自分の血で契約書にサインすることに、堕天使たちが大いに価値を置く、というのは当然のように思える。



 何故なら、血液は完全にルシファーに属するものだからである。血液以外の他のものは、なんらかの神性を有している。ルシファーは、血液以外の他のいかなるものの中にも、安住することはない。インクでさえ、ルシファーにとっては、血液よりも、神聖なものである。

 人間の血液こそ、ルシファーの要素なのである。

 (この秘密が曲解されて、間違った新興宗教等に、輸血禁止というような弊害をもたらした。そもそも人間の血液自体が、悪魔のものなので、そこには他人も自己もない。この差別意識そのものが、悪魔のものであることがわかる。

 考えてみれば、人間の差別意識は、血液に由来している。血液型から性格診断するのも、一種の差別といえ、血縁関係を尊重するのも、差別である。そもそも血液が悪魔のものなので、優劣を問う意味がなく、優秀も劣等も糞もないはずである。自分の顔が汚れていながら、他者の顔の汚れを馬鹿にするものである。)

 人智学では、人間が、2つの存在、つまり、感覚器官、腺組織、消化器官系統を持つ存在、そして、神経、筋肉、骨を持つ存在であることが知られている。その2つの存在に関与する両方の作用により、人間は、粗雑な物質性(所有欲)を負わされ、ルシファーの影響による働きを通じて、血液が供給され、物質的形態を取る。

 人間が、物質的な存在である限り、人間は、ルシファーの完全な血液の産物である、という真実は、唯物的な科学でも、明らかである。人間の中の物質性は、血液によって栄養補給される。人間の肉体全ては、本当に、変化した血液に他ならない。

 (肉体の機能損失が生じると、輸血が必要になることからわかる。)

 物質性の観点からいえば、骨、神経、筋肉の全ては、変化した血液に他ならない。人間とは実際血液であり、血液から形態を取ることで、人間は、いわば歩くルシファー・アーリマンの存在なのである。人間は、いつでも、自分とともに、ルシファー・アーリマン存在を持ち歩いている。

 (人間の欲望は、悪魔のものといえる。人間は悪魔を飼っている。人生において、いかに悪魔を退治し、欲望を克服するか、が人間の役割といえる。)





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Last updated  2011年10月21日 09時19分45秒
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