シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年02月21日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、外界の珪酸生成過程(プロセス)は、人間の生体内に、他方の極(対極)を持っている。しかも、この他方の極は、心臓の活動より上の、肺の活動に向かって位置する器官にあり、また、生体内の器官形成の過程からいえば、肺を形成してから頭部に向かう形成過程にあたる。

 つまり、心臓の活動より上で生じる経過全般のなかに、外界の珪化過程(プロセス)の対極にあたる過程がある。上部組織内の器官形成過程(プロセス)の本質は、既に、これまでの講義でも示唆したが、外界の珪化過程(プロセス)をホメオパシー化(中和)している点にある。

 従って、発病の箇所が、心臓よりも上にあることがわかったら、例えば、髄膜炎や仮性髄膜炎でも少なからず現われてくる、肺の分泌が非常に強いことで、大まかな場所が明らかになるが、当然、そのような症状は、他の生体組織に別の障害をもたらす可能性がある。

髄膜炎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%84%E8%86%9C%E7%82%8E

 なぜなら、生体内では、全てが相互に関連しているために、肺の障害が、心臓血管の障害にも作用を及ぼすからである。また脳の炎症として現われる傾向をもつ障害が、脳の炎症として生じずに、消化器官、もしくは消化に関係する器官の炎症として現われる可能性もある。

 下腹部の器官の炎症として現れた場合に肝要なのは、そもそもの出発点がどこにあるのかを知ることである。病因については、後に述べるが、心臓より上の機能の障害が疾患として現れる場合に重要なのは、外界の珪化作用を希釈(中和)するような経過を、生体組織に供給することである。

 外界の珪化の経過と、人体の上部組織の経過との関係を正しく捉えることができれば、治療の際に、非常に有益で、重要な関係となる。

 また同時に、この関係から、人体の上部組織に観察できる経過が、直接、自然のなかに現れる場合は、珪酸生成過程となり、生体内では、この珪酸生成過程(プロセス)を、粉々に分割し、粉末状に希釈し、変形し、中和(ホメオパシー)していることが示される。



 珪酸を含む植物が、心臓より下の人体で生じる経過に対して、どの程度の作用を及ぼすのか、また他の組織に対しても、どの程度、逆の作用をするのかも綿密に調査すべきである。

 珪化の経過と正反対の経過は、外の自然では、炭酸形成[Kohlensaeurebildung]と呼ばれる経過(過程)に含まれる。炭酸形成過程(プロセス)は、いわば、珪酸形成[Kieselsaeurebildung]過程の対極に位置する。

 従って、治療に際し、炭酸形成過程(プロセス)を追求していけば、今度は、これまで述べてきた上部組織の特徴とは正反対の、消化を端に発した広義の意味の消化器系統(システム)全般のなかにある経過に必須の特徴的な関係が発見できる。

 従って、炭酸形成物を、特に、自然が形成する形で用いるなら、つまり、炭酸形成過程を植物のなかに獲得するなら、人体の下部組織に生じる病気の症状に対して利用できる。

 さて、ここで、ある関係に注目することが非常に重要である。嗅覚や味覚において、物質が提示する性質に従って追求するなら、嗅覚は、可視的な世界から出て行かせ、味覚は、生体組織のなかの隠された世界に引き入れるが、消化を、考慮するなら、次のような結論にいたる。

「消化の経過(プロセス)のはじめの段階では、物質は溶け合い混ざり合っている。消化の経過(プロセス)が進むにつれ、その混合物の再分離へと、人間は関わるようになり、最終的には、物質よりもむしろ、経過(プロセス)の再分割がなされる。」

 栄養摂取の際の、混合物の再分離こそが、生体組織の非常に大きな課題の1つなのである。

 生体組織がはじめにとりかかるのは、混合物の分離であり、腸を通じて排出される物質や尿を通じて排出される物質は、排泄へと向かう。

 このような混合物の再分離過程から、ある器官にアプローチできるが、この器官に対する治療には、医師の神通力(イントゥイション)が非常に問題になってくる。いまアプローチしている器官とは、人体のなかで非常に素晴らしい作用をしている腎臓のことで、腎臓は、その再分離過程(プロセス)においても、全く奇妙な分岐を成している。

 しかし、腎臓についてはまた後に述べる。





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Last updated  2012年02月22日 08時56分36秒
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