シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年09月13日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回は、対立概念を捨てる重要さを、老子の第20章から、「タオの法則」を用いて紹介した。シュタイナーは、タオのことを、古代アトランティス人が、自らのなかで交信していた神だと述べている。

 「タオの法則」にもあるように、老子の教えは、以下の3つに大別できる。

1.万物は陰陽で成り立つ
 2.万象は道(タオ)に基づく
 3.道(タオ)の領域は至福の領域である


 つまり、万物は、陰陽で成り立ち、陰陽を調和させている働きが、道(タオ)で、道(タオ)の働きが、万物に至福感をもたらす、ということなのだろう。

 私は、道(タオ)を、進化の原則と捉えている。進化とは、人間が神に至る道なので、神道というべきものだろう。

 だから、古神道は、タオの法則だったはずである。

 つまり、シュタイナーの人智学でいえば、古代アトランティス時代の破局を免れてきた民族が、古代アトランティス時代の叡智を言い伝えたのが、古神道であり、タオの法則だったように解釈している。

 その言い伝えが、西に向かったものが、ドルイド教などの、神秘学となり、東に向かったものが、老子の道教などになった、と考えている。

 いままた、西と東が融合し、古代アトランティス時代の叡智が再生するはずである。それはキリストの復活と同じはずである。



 巷では終末論が盛んだが、その多くは悪魔崇拝によるもので、悪魔を招来する黒魔術に他ならない。つまり、アセンション(次元上昇)は、目に見える形では起こらないはずである。

 悪魔自らが悪魔を葬る形で起こるはずである。

 つまり、物質が物質故に行き詰って崩壊に至るはずである。

 だから、救世主というのは、何者も救えない救世主として現れるので、単なる嘘つきで、その実体は悪魔なのである。

 この国の現政権がそれを如実に物語っている。公約にないことを平気で実行し、嘘を突き通し、問責決議を受けても、辞めようとしない。嘘を突き通す悪魔そのものである。

 悪は悪故に自滅するので、重要なことは、悪に加担しないことである。自称救世主には期待せずに、無視することが重要である。その兆候はすでに現れている。オーム真理教の教祖やコイズミをみれば、連中が救世主と名乗り現われ、全てを奪って隠れていったことから明らかである。恐らく、次は、ハシモトやアベ、イシハラだろう。連中の背後には悪魔崇拝教が潜んでいる。

 さて、相も変わらず、この世の地獄劇場は演じるに任せておいて、一般庶民は賢く学びとらなければいけない。イジメ問題も、根本的にいえば、救世主願望にある。

 結局のところ、現状に満足できない者は、何ものにも満足できない、ということにある。

 例えば、100円で満足できる人間もいれば、100億でも満足できない人間がいるということにすぎない。100円で満足できる人間は、100億を必要としないし、逆に100億でも満足できない人間は、100円に価値をみつけることができないほど盲目で不感症と考えることができる。

 このような腐敗した精神は、地を這いずり回るしか能がない。単なる数字取りゲームを、ゲームオーバーの死に至るまで続けるだけだ!

 幸福とは、幸福を感じる能力にある。幸福を感じる能力を獲得するには、やはり老子の言葉に耳を傾けるのがよいと思う。



 なぜ不幸なのか?をとことん考えることなく、現状を安易に否定して、幸福を外に求めてしまうのが根本の問題なのである。自分が不幸を招き寄せていることに気づかない。

 だから、幸福の不感症といえるイジメ問題の解決には、老子第16章を読み解く必要がある。老子の第16章の書き下し文は以下である。

 例えば、以下のサイトなどがよい。

老子 第十六章 万物は並び作こるも、吾れは以って復るを観る
http://blog.mage8.com/roushi-16



    ☆ ☆ ☆

原文
 致虚極、守靜篤。萬物並作、吾以觀復。夫物芸芸、各復歸其根。歸根曰靜、是謂復命。復命曰常、知常曰明、不知常、妄作凶。知常容。容乃公。公乃王。王乃天。天乃道。道乃久。沒身不殆。

書き下し文
 虚(きょ)を致すこと極まり、静を守ること篤(あつ)し。万物は並び作(お)こるも、吾れは以(も)って復(かえ)るを観る。それ物の芸芸(うんうん)たる、各々その根(こん)に復帰(ふっき)す。根に帰るを静と曰(い)い、これを命に復ると謂(い)う。命に復るを常(じょう)と曰い、常を知るを明(めい)と曰い、常を知らざれば、妄(みだり)に作(な)して凶なり。常を知れば容(よう)なり。容は乃(すなわ)ち公(こう)なり。公は乃ち王なり。王は乃ち天なり。天は乃ち道なり。道は乃ち久し。身を没(お)うるまで殆(あや)うからず。

英訳文
 If I empty my mind and stay calm, I can see that all things are produced and they return to the roots. Everything is produced one after another, then they return to the roots. Everything returns to silence like this. This is called “return to the original form”. This is a “law of nature”. To understand the law is called “clear wisdom”. If you don’t have this wisdom, you will fall into confusion. If you have it, you can accept everything. Accepting everything is fairness. Fairness is a “virtue of king”. The virtue of king is “Heaven’s will”. Heaven’s will is “the way”. This way is eternal. If you keep this way, you will never go astray.

現代語訳
 心を空っぽにして静けさを保っていると、世の万物がどんどん生み出されてまた元の姿へ戻っていく様が見える。この世の全てはどんどん生み出されては、そうやって根源へ帰っていくものだ。万物はこうして静寂へ還る。これを「本来の姿に戻る」と言う、そしてこれは「万物の法則」とも言う。この法則を理解する事は「明らかなる知恵」と言う。この知恵が無いと何をしても出鱈目になってしまう。この法則を理解すれば、どんな事も包容出来る。全てを包容出来れば、全てを公平に扱う事が出来る。物事を公平に扱う事が出来れば、それは「王者の徳」と呼ばれる。王者の徳はすなわち「天命」である。天命とはすなわち「道」である。「道」を得る事は永遠を得る事であり、そうなれば生涯を通じて迷う事は無いだろう。

 Translated by へいはちろう

    ☆ ☆ ☆

 続けて、「タオの法則」からも抜書きして紹介したい。

    ☆ ☆ ☆ 

幸せな人は他人をも幸せにし

 心に不満のある人は 他人をも不幸へと引き込む

 平和も、調和も、愛も 自身の幸せから始まる。


 近年、通り魔殺人が急増している。犯人たちのほとんどが、「誰でもよかった」と言っている。これは、彼らが特別ではなく、人間には自身に不幸感があると、他の誰かにその不満の原因を求めたり、痛めつけようとする心理が働く。

 殺人犯は、いかにも不運な人とは限らない。通り魔殺人犯のほとんども、見かけ上は、普通の人である。人はどんなに恵まれていても、心が真に幸せでない限り、他人の不運を求め、傷付けようとする衝動が無意識に渦巻く。

 ターゲットがいなくなれば、新たなターゲットを無意識に探し続け、それは身近な親しい人である場合も少なくない。他人への批判ばかりを口にする人も、そうした領域に生きている。

 逆に幸せ一杯で生きている人は、他の人との幸せの共有を求め、意図しなくても、無意識に他人の幸せを望む。そうして、幸せも不幸せも、伝染するように広まっていく。

 他の人を幸せにするには、まず自分自身がはちきれんばかりの幸せでなければならない。中途半端な幸せでは駄目で、人は天から命が与えられている以上、完璧な幸福人間となるべき責任を、天来的に担っている。

    ☆ ☆ ☆

 総理大臣になれないと幸せでないという人間はただ現状に満足できない不感症が深刻なだけなのである。悪魔とは、現状に不満だらけの存在なのだ!

 本当の救世主とは、キリストやお釈迦様のように、プータローで他者にゴミ扱いされても、感謝し、笑っている存在なのである。この世には、不満だらけの下らない人間が多いのに気づかされる。





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Last updated  2012年09月13日 14時18分15秒
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