シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年10月12日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 前回は、クンダリーニの制御の体験を述べ、クンダリーニの開発が非常に困難なことを紹介した。そこで、モーリス・ドリール著「療法の真義」では、なんと書いてあるかといえば、心の呼吸の重要性に言及している。

 クンダリーニの覚醒には、鼻の左右の穴からの同時呼吸が基本となるが、クンダリーニの制御には、心の呼吸が基本になるそうである。心の呼吸とは、鼓動にあわせて、脳を拡げたり、縮めたりすることなのだそうだ。この脳の拡大縮小は、以前述べた「〇に・(点)」を連想することもできる。

 モーリス・ドリール著「療法の真義」のなかでは、人間は、宇宙意識の一部で、その手足なので、心は、宇宙意識が、人間に現われた意識部分で、人間が、宇宙意識から引き出してきた一致部分だという。

 宇宙意識のなかで、人間が受信した部分が、心で、人間が宇宙の観測装置であるとするなら、観測値が、心ということになる。

 だから、心の呼吸というのは、宇宙意識を観測するためにアンテナを合わせ、受信領域を拡げる機器調整ということになる。いわば宇宙意識につながるイメージ法で、このことから、なにやら超弦理論のホログラフィック原理が思い浮かんだ。

 以下のサイトには、超弦理論のホログラフィック原理がわかりやすく紹介されているので、必要なところを抜粋する。

超ひも理論
http://blog.goo.ne.jp/westeast16/e/7c58c6968f658746f4b3353aa93f3a90

  ☆  ☆  ☆

 ボームのホログラフィー宇宙モデルは、驚きの理論でしたが、簡単におさらいしておきましょう。

 この理論によりますと、宇宙は、私たちが見ている「表」の世界と「裏」の世界の二重構造になっている、というのです。

 「表」の世界を明在系といい、「裏」の世界を暗在系といいます。

 そして、「暗在系」がメインで、「明在系」の今現実と思っている世界は、影、幻のような存在といわれます。

 (「明在系」は、「暗在系」の一部が現われたもの)

 この最新の科学の仮説は、実は2000年以上も前にある東洋の思想、特に仏教の唯識学と合致するものなのです。

 哲学、深層心理学、科学という分野が、長い歴史の試行錯誤を積み重ねながら辿り着いた先が実は、東洋哲学(仏教)の世界観・宇宙観だったと驚く科学者は少なくないようです。

 その「暗在系」の表現形式の一つともなるのが、今、科学の世界で最も熱い(!?)超ヒモ理論です☆

 今日の科学は、仮説が多数、同時進行に研究されており、お互いに、その仮説を裏付ける理論ともなっています。

 ホログラフィー宇宙論と、超ひも理論もそんな関係です。では、その超ひも理論について、今日は話しましょう(^-^)/

 では、関連する本はたくさんありますが、今日はその中で、竹内薫著の『超ひも理論とはなにか』を参考にすすめていきます☆



 超ヒモ(弦)理論(スーパーストリング理論)は1974年、ハンガリー出身の理論物理学者のジョン・シュワルツによって提唱されました。超ヒモ理論とは振動する10のマイナス33乗センチメートル程度の大きさのヒモが基本単位であり、その振動の仕方やエネルギーによってすべての素粒子ができるというもので、宇宙の物質やエネルギー、さらに時空の姿を明らかにするもっとも有力な究極の理論の一つといわれています。

 この理論に基づく宇宙論では、宇宙は10次元の時空という説。つまり、宇宙は9次元の空間と1次元の時間からなるといわれるものです。

 (10次元だと、生命の樹の10のセフィロトと一致する。)

 更に、1995年、アメリカのエドワード・ウィッテンによって新しいM理論が提唱され、こうなると1次元を加えて合計11次元を必要となります。

 (11次元だと、生命の樹のダアトのセフィロトを加え、11のセフィロトと一致する。)



 無理もありません、超弦理論の父とも呼ばれるジョン・シュワルツにしても、そのアイディアをカリフォルニア工科大学大学院時代にリチャード・ファインマンに語ったところ、「シュワルツ君、君は今何次元に居るんだい?」と笑われたそうですから。

 でも、これが今日の(もはや常識となったともいえる)科学の宇宙観なのです。

 (10次元の弦「音」と弦を調節する1次元のDブレイン「音節」の「暗在系」の一部が、「明在系」となって現われる。)

  ☆  ☆  ☆ 

 以前、大宇宙と小宇宙は、生命の樹の相似構造をもつことを紹介したが、生命の樹を、超弦がつくる状態との関係から、連想すれば、宇宙意識と心の呼吸が明らかになるかもしれない。

 そのようなことを、老子は、第77章で説いているので、例のごとく紹介する。

  ☆  ☆  ☆

第77章 天の道は余り有るを損じて而して足らざるを補う

原文
 天之道其猶張弓與。高者抑之、下者擧之。有餘者損之、不足者補之。天之道損有餘而補不足。人之道則不然、損不足以奉有餘。孰能有餘以奉天下。唯有道者。是以聖人、爲而不恃、功成而不處、其不欲見賢。

書き下し文
 天の道はそれ猶(な)お弓を張るがごときか。高き者はこれを抑え、下(ひく)き者はこれを挙(あ)ぐ。余りある者はこれを損(そん)じ、足らざる者はこれを補う。天の道は余り有るを損じて而(しか)して足らざるを補う。人の道は則(すなわ)ち然(しか)らず、足らざるを損じて以(も)って余り有るに奉(ほう)ず。孰(た)れか能(よ)く余り有りて以って天下に奉ぜん。唯(た)だ有道の者のみ。ここを以って聖人は、為(な)して而も恃(たの)まず、功成りて而も処(お)らず、それ賢を見(あら)わす欲(ほっ)せず。

英訳文
 Heaven’s way is like to string a bow. You lower the upper part and lift up the lower part. If a string is long, you shorten it. If it is short, you add to it. Heaven takes from the haves and gives to the have-nots. But human world is opposite of it. It takes from the have-nots and gives to the haves. Who is able to give people his fortune? Only a person who knows “the way”. So the saint who knows “the way” does not rely on his success, does not cling to his achievement, does not boast of his wisdom.

現代語訳
 無為自然の天の道は、弓に弦を張るときと似ている。上の部分は下に引き下げ、下の部分は上に引き上げる。弦の長さが長すぎれば短くし、短すぎればつぎ足す。この様に天の道は余った所を減らして足りない所を補っているのだ。しかし人の世の道はそれとは逆で、足りない所からさらに奪って余っている所に補っている。自らに余るものを人々に分け与える者は誰であろうか。それは「道」を知った者だけである。そうして「道」を知った聖人は、何かを成し遂げてもそれに頼らず、過去の功績にいつまでもしがみつかず、自分の賢さを人に誇る事も無い。

 Translated by へいはちろう



 我なる自己は消え 人は天と1つの精霊に帰化する


 宇宙はスピンで成り立つ。それは、常に中心があることを意味する。
 中心があるとは、コマが回転による中心軸でバランスをとるように、万象が、バランス作用で成り立ち、バランス作用で息づくということだ!

 矢を射る時、弓をたくさん引けば引くほど元に戻ろうとする力は大きくなる。引けば引くほど、腕は苦しくなるが、その分だけ、目標へ到達するエネルギーも大きくなる。人生の難関や辛苦や恥をかくことは、この大きく張った弓の状態を意味している。

 だが、人生を生き生きと送り、大業を達成する人に共通なのは、この弓を張った状態を自ら悦として作り上げている点にある。弓を張った状態は、ある意味で危機感にも似ている。失敗は許されない、というギリギリの状態に自らを追い込む。しかし、彼らはその危機感を快感として求め続ける。そこに、本来苦しいはずの弓張りを、至福に感じさせるほどの魔法の力が働く。

 その感知力を導くものこそ、タオであり、天との交合である。

  ☆  ☆  ☆ 

 道(タオ)は死ぬこととみつけたり





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年10月12日 15時58分02秒
コメント(2) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: