シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年01月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回の続き。

 ☆  ☆  ☆

菜食・肉食、アルコールについて

 菜食主義を推奨するつもりはないが、菜食は、霊的思考を促し、精神を温和にし、ほとんど闘争をしないようにするが、肉食は、勇敢、果敢で、精神を闘争的にする。

 (闘争的なスポーツ選手のほとんどが肉食であることからもわかる。欧米の物質文明からくる植民地政策は肉食主義に由来するようである。霊的思考とは、自分とは異なる立場の思考や感情がわかることで、例えば、動物や植物、更に地球、宇宙の気持ちが代弁できる。) 

 また、個人的な興味を抱き、共感、反感の感情、情熱をもち、怒ったり、偏見に陥るのは、肉食によるもので、狭い視野に囚われず、自由に思考を整理し、普遍的なものに興味をもち、全体を見通すことができるのは、菜食のおかげである。

 (仏教が菜食主義なのはこの理由にあるが、近頃の仏教は末世なので破壊教である。糞坊主がTVで肉食自慢をしていたが、アホである。日本史での肉食人物の代表例は、幕末の徳川斉昭などが挙げられる。八切史観によると、桜田門外の変は、井伊直弼が、安政の大獄により、斉昭の水戸藩への近江牛の献上を中止させたのを怨みに思い、水戸の家臣に殺害させたものだという。)

 では、菜食、もしくは肉食の際、人体のなかでは、何が起きるのか?

 おさらいになるが、まず、植物、動物、人間の違いをみておく。植物は物質体と生命体(エーテル体)から構成され、無機的な物質から、太陽光の助けを得て、エーテル体の力で、自らの有機的な形態を作り上げている。



 (ここで、エーテル体、アストラル体を「もつ」とは、物質界にもつという意味である。植物も、動物も自我をもつが、物質界ではない。)

 さて、では、植物、動物の肉を食べれば、人体内に何が起こり、どんな影響が生まれるのか?

 エーテル体の力で有機体となった植物を食べると、人間のなかでアストラル体が働き始める。植物の形成に、太陽光が関係していることを先に述べたが、アストラル体は、いわば人体の内面(精神)の太陽光でもある。

 植物を食べると、植物が獲得した太陽光と、人体内の太陽光(太陽神経叢)が向き合い、植物の形成で構築されたエーテル体(設計図)が、人体内で再構築されていく。人体内の太陽光は、外界の太陽光とは逆に働く。

 太陽光の植物構築と比較すると、人体内の太陽光は、真逆なので、外界の構築に対する分解で、破壊(再構築)となる。しかし、この働きにより、意識をもつことができる。つまり植物の摂取により、神経組織が構築される。

 (知識が分別、つまり分解から生じることがわかる。分別から神経が生まれる。)

 菜食の結果、神経組織は、精神(霊)について敏感になり、個人という狭い限界を超え、大きな観点から物事をみることができるようになる。菜食は、人間には自然の営みなのである。

 ここでいう「自然の営み」とは、植物がおこなった創造活動を継続することにあたるからである。つまり、外界にあるがままの植物の創造活動を受け入れ、自分のなかで更に再構成していくから、自然の営みなのである。

 (菜食とは、外界にある植物を、人体なかで分解し、再構築し、自然の創造活動を継承すること。)

 では、肉食は自然な営みなのか?

 肉食は菜食よりも、物質体への負担が大きい。肉食すると、その肉は強固な異物として人体内に組み込まれる。先に肉食は、勇敢、果敢で、闘争的と述べたが、それは情念と情動のなかを無意識に流れる意志の営みが、肉食によって刺激されるからである。



 (植物のアストラル体は「物質界に」ないが、動物のは「物質界に」あるので、動物のもつ感情が、肉食する人間のなかにうつる。コンピュータで考えれば、ウイルスのようなもの。このことは、草食動物が、肉食したことで狂牛病が発生したことからもわかる。)

 肉食の場合、菜食の際に使う(消化)力を使う必要がなく、手間を省くことができる。先に菜食の際、植物の創造活動を継続していると述べた。動物は、植物を食べることで既に、植物の創造活動を継続している。つまり、動物は植物の創造活動を継続しているので、人間が、動物の肉を食べる際には、わざわざ一から植物の創造活動を継続する必要性がない。

 すると何が起きるのか?

 菜食の際に使われる力を、肉食により使わなくなる。すると、人体のなかで使用されない組織は、萎え、硬化する。

 (中略)



 肉食はまた別の結果ももたらす。草食動物の牛は、植物を食べて自らの肉を作る。植物を肉に変える力を牛はもっている。もし、牛が植物を食べずに、自らの肉を作るのをやめ、肉食するならどうなるか?

 植物を食べ、肉を作っていた力が体内に蓄積することになる。その蓄積した力により、かえって有害な物質が作られる。特に尿酸と尿酸塩〔尿酸濃度が上昇すると尿酸塩になり、痛風や腎臓障害をもたらす〕は、脳に行き、牛は気が狂うだろう。

 (シュタイナーは狂牛病のことを、1920年代に見通し、予言していた。)

 人間も、肉食は人体内で消費されない過剰な力を生み出し、有害な形で働き、汚物を作り出す。そのような汚物を排出するには、鉱泉にいき、鉱泉に浸かったり、鉱泉の水を飲むとよい。

 肉食を、宇宙的観点から説明する。この説明の前提として、人間は宇宙からこの地上に生まれ、死後宇宙に帰るという考え方を理解する必要がある。菜食、乳飲、肉食の3つを比較して考察する。

 肉食は、人間を地上に束縛し、地球から解放する力を失わせる。乳飲は、人間を地上に結び付けるが、束縛するまでには至らない。菜食は人間を宇宙に結びつける力を刺激し、惑星の中心である太陽から霊力を受け取る。

 肉食により人間は地球と強く結びつき、乳(ミルク)を飲むと、人間の進化の通過段階にすぎない地球に属するように感じる。肉食は、地上での滞在が永続するように思い込ませ、地上が自分に最も相応しい居場所であるかのように洗脳させる。

 (中略)

 肉食への意志は、「天界(に戻ること)を断念し、地球存在に没頭する」ことを意味する。

 しかし、牛乳や乳製品を摂らないと、精神世界に没頭してしまい、人間や地上に関心を抱かなくなってしまう。

 (修行中の釈迦が、精神世界に没頭し混迷していたところ、スジャータにより乳を飲まされ、現実に目覚める話は有名。)

 魂の発展にむけて独善的に努力する変人にならず、人間的な感情、人間的な衝動から疎遠にならないためには、牛乳や乳製品の摂取によって、多少の肉体の重さを担って、地上の旅人になるのがよい。

 いずれにせよ、菜食か、肉食か、何を食べるがよいのか、ということは、個々の状況により、個人が判断することで、何々主義を扇動することが目的ではない。ただ食事の真相を述べているにすぎない。真相を知って、どのような生活をするかは、個人の自由である。

 次にアルコールについて考えてみる。アルコールを飲むと人間にどんな変化が起きるか?

 アルコールを飲むと、例えば、笑い上戸、怒り上戸、泣き上戸、と尋常でない内面が露わになる。まず、アルコールは人の内面の心の営みに作用することがわかる。

 アルコールを飲むと、強度の精神錯乱に陥り、思慮分別を失う。続いて、アルコールは血液を興奮させ、血液循環が活発になり、情念が刺激され、怒りが爆発したりする。植物から採取されるアルコールは、本来の植物の創造活動とは異なる影響を人間に与える。

 それは肉食よりも大きな影響を与え、菜食の際は、アストラル体が働くが、アルコールはアストラル体に働きかけるのではなく、自我や血液に直接影響を及ぼす。

自我の支配下にある内面を、アルコールに引き渡してしまう

 アルコールに心を司る自我を乗っ取られてしまう。しかし、なぜ、自我=血液なのか?

 先に述べたように人間は、目に見える肉体だけでなく、目にみえない、生命体(エーテル体)、感覚体(アストラル体)、自我により構成され、これらが共に活動している。そして、目にみえない生命体、感覚体、自我は、自らを表現するための(物質的)器官をもっている。

 栄養摂取や生殖行為を支える腺などの器官は、生命体の表現で、神経組織は、感覚体の表現であり、そして、血液の循環や活動は、自我の表現である。唯物論でも御馴染みな肉体は物質体の表現である。

 だから、アルコールが血液に働きかけるとは、自我に影響を及ぼすことになる。

 さてアルコールを沢山飲めば、二日酔いになる。二日酔いとはなんなのか?

 アルコールの血液への働きかけは、心の状態を変えるだけでなく、身体に、過剰な活動をひきおこす。それは、1日24時間かけて、本来おこなう人体の活動を、6時間とか12時間でしてしまうようなもので、力を消耗し、もはや活動が行えない状態にしてしまう。

 すると、体内に尿酸が溜まり、頭には汚物が溜まる。これが二日酔いという現象である。先にアルコールは血液に働きかけると述べたが、人体はアルコールの働きかけに抵抗し、血液を守ろうとする。

 血液の最も重要な成分は赤血球と白血球であるが、血液は崩壊から強固に守られている。しかし、飲酒により、人体は損傷を負うようになる。アルコールは骨を破壊し、骨のなかに染み込んで、血清を破壊し、骨髄を破壊し、致命的な事態に至る。

 では、アルコールは人間には必要のないものなのか?

 人間は少量のアルコールを必要とし、アルコールは肉体の腐敗を妨げる働きをするので、通常の食事から、内臓で自らアルコールを作っている。

 では、外から人体に入ってくるアルコールとは、どう違うのか?

 アルコールを摂りすぎると、体内の組織を過剰に保存するようになる。つまり腐敗し、排出されるべきものが、体内に溜まってしまう。血液についても同様で、古い血液が長く体内に溜まることになり、新しい血液を作らなくなり、虚弱体質になる。

 アルコールの影響は、アルコールを摂取する本人だけでなく、生まれてくる子どもにも影響を与える。

 ☆  ☆  ☆

 以上のように、食事の観点から、自我、つまり自己意識を考察すると、色々と興味深い事実が明らかになってくる。





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Last updated  2014年01月17日 13時30分44秒
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