シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2014年10月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 この国では喜怒哀楽を表情に出さないことが美徳という勘違いが蔓延っている。確かに他人にも強制するような喜怒哀楽で他者を巻き込んで迷惑をかけるのはよくないが、自我の自由な表現からすれば喜怒哀楽をわざわざ押し殺すのは間違いであろう。

 海外では日本人は無感情のように思われている。

 恐らく日本人が無表情に徹するのは心の内や手の内を読み取られたくないためで、それだけこの国では内乱が多かったせいと考えられる。あるいは律令カースト制度での奴隷化政策が巧くいったせいなのかも。また、喜怒哀楽は自我の表現でもあるから、日本人の自我が無個性なためとも考えられる。

 つまり、日本人の自我にはまだまだ古代の集合自我の名残りが残っているようである。偽ユダヤ悪魔などは日本人を家畜とでも思っているのか、エコノミックアニマルなどとかつて呼んでいたし、原爆を落としてもいまだに謝罪すらなく、原発推進だから正真正銘の悪魔である。

 日本人はほとんどが大陸からの渡来者で構成されるのにも関わらず、外国をどこか畏れているところがある。そのくせ、一部の利権者のいいなりで、日本人全体でまとまろうとはしない。どこか歪な感性をもつため、建前と本音という文化をもつといって誤魔化している。

 しかし、この世に生まれてきて、ほとんどがサラリーマンだが、ただ奴隷のように働かされて死んでいくことに意味があるのだろうか? 人間ではなく社畜として死んでいくことに反省はないのだろうか?

 進む方向が明らかに間違っているのに、一部の利権者のために、地球全体を破壊し、人類を滅ぼすという方向にこのまま進んでよいのだろうか?

 必要以上にカネを稼いでも最後は全て失って裸で死んでいくのである。カネに安楽を求めても死ぬだけなのだ!

 カネを求めれば求めるほど、この世に残りたいという執着を生むだけで、不自由になるだけである。自由に安楽を求めなければ意味がない。不自由な物質世界に安住を求めても、砂上の楼閣で、この世を地獄化するだけである。



 ★        ★        ★

 自我は生まれたての乳児のなかでも活動的だが、この活動が魂や肉体を変化させ始めるのにはいくらか時間がかかる。だから誕生後まもなくは親から遺伝された特徴のみを示す。

 その間に、自我は、前世から携えてきた霊的な性質を、魂や肉体に次第に刻印できるようになり、曖昧で不確かな表情が次第に明確なものに変化していく一方で、日毎に、年毎に肉体が成長するのを待ちながら、前世からの霊的な性質を時期が到来するまで深く隠したまま保管する。

 自我に属する個人的な性格を肉体に浸透させるまでは、外界との関係を笑いや涙を通して表現できない。というのも、笑いや涙を表現するには、外界との調和関係をもとうとする自我が必須となるからである。

 自我のみが笑いと涙の中に自分を表現できる。だから、笑いと涙の考察は、人間の精神の最奥の中心(神)を扱うことになる。

 人間と、動物との違いを否定する人たちは、笑いと涙に似た表現を動物にも見つけようとするだろう。しかし、笑いと涙を正しく理解する人は、「動物はせいぜい吠える程度で、涙を流すことはなく、歯を見せることはあっても、微笑むことはない」、と述べたドイツの詩人に同意するだろう。

 (いまだにげっ歯類の鼠の実験データを人間にあてはめようとするのも滑稽である。人間と鼠の違いを考察するのが先であろう。人間を鼠のように考えるのは、人間を鼠化することになる。厳密にいえば人権侵害である。)

 笑いと涙には深い真実があり、人智学では、「動物は、人間がもつ個人的な自我へと、個体を上昇させることはない」、という言葉で表現している。

 動物も、人間の自我が属する(カルマの)法則に似たような法則によって支配されているが、その法則はあくまで、あの世(霊界)にあり、動物には、その生涯を通して、あの世から支配される。人間と動物との、この本質的な差異については既に触れた。

 つまり、人間がこの世で知ることになるのは、動物が属する種という集合体、つまり動物の群れの性質である。例えば、ライオンの親と仔には、人間の親と子とにみられるような大きな差異はない。動物の主な特徴とは、群れや種の特徴である。

 人間は、各個人が個性からなる、いわゆる自分史といわれる経験を持ち、この経験が他の人々の関心となるが、動物ではそれが種の歴史となる。犬や猫の飼い主の中には確かに、ペットの伝記を書けると豪語する人もいるだろう。



 人間にとっては個人の伝記が重要だが、動物にとってはそうではない。何故なら、人間の本質である自我は、生から生へと転生を通じて生き続け、個人として発展し進化するが、動物で生き続け、進化するのは種という集合体だからである。

 人智学では、動物の種の情報を継続的に伝達する媒体のことを動物の集合魂、もしくは集合自我と呼び、あの世の存在とみなしている。人智学では、霊視により、動物は、その自我を、あの世(霊界)にもっていることがわかっている。

 動物の自我を否定するわけではなく、この世の外から方向づける動物の集合自我を知っているのである。

 対照的に、人間は、精神の最奥にある自我から、周囲の存在たちへと浸透し、個人的な関係を築く形で、精神の内側から方向づけする個人の経験を語ることができる。

 動物が、あの世の集合自我の指導を通して確立する関係は種全体の性格をもつ。動物が好んだり、嫌ったり、恐れたりするものは、その動物種に特有のもので、人間に飼い馴らされた家畜なども、わずかに修正されているに過ぎない。



 (人間の自我のみが自由を与えられている。動物は集合自我と呼ばれる司令塔に拘束され、不自由である。動物は特殊能力、例えば、馬は速く走れるという能力をもつが、走る以外の選択肢は限られている。)

 人間の自我が、乳幼児期、いわゆる動物と同じ段階を越え、自らがもつ前世から携えてきた性質を明らかにすればするほど、それを笑いや涙などの喜怒哀楽の中に示すようになる。

 (経験が多いほど、よく笑い、よく泣くといえる。喜怒哀楽をより表すようになる。)

 もし生命の真実を獲得したいのなら、人体と動物との骨や筋肉他の器官との類似性を根拠にする粗雑な物質的事実を重要視すべきではない。人間が地上の存在の中で最高位を占める証として、人間のもつ本質的な特徴が隠されている内面のなかに追求すべきである。

 人間と動物の違いを明らかにする上で、笑いや涙のような重要な事実を理解できなければ、人間を精神から理解するのに最重要な課題となる高次の世界へと上昇できずに、そのような人は救い難い存在となる。

 (高次の世界にはアカシャ年代記という宇宙総ての記録書があるという。その記録書にアクセスできない。神という真実を知ろうとしない人は堕落し、人間でなくなるから、救いがたい。)

 今、人智学の叡智のもとに考察している事実は、科学的なある発見を照らし出すこともできるが、但し、それは、いま考えているその事実を人智学的な観点からわかる大いなる宇宙の全体性の中に置き換えて考察したときに限る。例えば、笑っている人や泣いている人を細かく観察するなら、その人の呼吸に変化が生じているのに気づくはずである。

 悲しみが涙となるまで深まり、アストラル体の収縮を導くとき、同時に肉体も収縮するが、吸気が次第に短くなると同時に呼気が次第に長くなっていく。

 笑いでは、これと反対のことが起こる。つまり、吸気が長く、呼気が短くなる。笑っている人のアストラル体が緩み膨張し、同時に肉体の柔軟部を緩ませると、その中の空気がポンプで排出され、空になった空間の中に直ちに外気が流れ込むのによく似たようになる。

 笑いでは、外界からの解放が生じるが、そのとき長く息を吸い込む。泣くときには正反対のことが起こる。アストラル体を押し縮めると共に肉体を押し縮め、その収縮が一回の呼気を長く続くようにさせる。

 これもまた自我により魂の経験が物質と関係づけられ、肉体にまでもたらされる一例である。  

 以上の生理学的な事実を取り上げるなら、太古の人類の宗教的な文献の中に象徴的に記録されている出来事に素晴らしい形で光を当てることになる。それはヤハウエもしくはエホバが生命の息を人間に吹き込むことで、人間に生命の魂を授け、地上の最高位に引け上げたのを告白する旧約聖書の一節を彷彿とさせる。

 それは人間の意識に自我の誕生が刻印された瞬間でもある。

 このように、旧約聖書では、呼吸は、真の自我の表現として示され、人間の魂(意識)のなかの性質(経験)に、関係をもたらすものとされている。笑いと涙が自我特有の表現であることを知れば、呼吸と魂の性質(経験)との密接な関係も同時に理解できる。

 (自我が呼吸により魂の経験を、図書館の本のように取り出している。)

 謙遜の気持ちをもって、このような深い真実の理解が人類に浸透すれば、太古の宗教的な文献を、このような知識の光の下で眺められるようになる。

 ★       ★        ★

 日本人はどこか無表情といわれるのは古代アトランティス時代の名残りとも思われる。だから、自分が喜怒哀楽を表すよりも仏像や神社をつくって代わりに偶像崇拝して喜怒哀楽を封印してしまうのだろう。これは古来の集合魂への畏敬であり、悪魔崇拝につながるので、早くやめるべきである。

 日本人の魂はいま変わるべきときにきている。脱皮のときである。





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Last updated  2014年10月28日 12時18分31秒
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