シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年09月17日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人間がこの世に生まれてくる理由を端的にいうなら、天使になれるかどうかの資格試験を受けている、と思えばわかりやすい。

 神々がつくった天国の見本は霊界にあるが、その見本をみて、物質界につくろうとするかどうか、各個人の能力に応じて、天国を再現できるか、についての資格試験である。

 この試験に落第したら、地獄に堕ちて悪魔の下僕としてやっていくしかない。それは本人が自分で選んだ道でもあるのだから、自由を尊重するのなら仕方のない話である。この世に地獄をつくったように地獄がお似合いなのだから。

 地獄にいくのは創造力よりも破壊力の方が強い、ということだからである。

 破壊力により物質が自然と崩壊していくのはエントロピー増大の法則ともいえる。もし自然が崩壊せずにそのまま生物のように自動再生されるのなら、人間は物質を破壊してその構造を知ることはできない。

 だから、物質が崩壊することで、人間は物質の構造を知り、物質についての破壊力だけでなく創造力を学ぶことができる。そしてその創造力が知識となっているが、それは所詮、物質界だけの知識なんで、唯物論に嵌ってしまうと、近視眼的な見方に固執することになる。

 唯物論は、物質界を閉じた世界だと思い込ませるが、物質が崩壊し創造されるのは少なくとも時間を介して行われるわけだから、3次元世界だけの話にはならないから、本当は、開いた世界であり、物質界だけではなく、唯物論が間違っていることがわかる。

 唯物論が間違っているのに、唯物論を根拠にして、物質構造を探求して得られる知識だけで満足するのは片手落ちであるから、これを分別知というが、この知識は上辺だけにすぎない。

 ソクラテスは、この分別知はホンモノの叡智とはいえないといったのが、形骸化して「無知の知」とされているが、これではソクラテスが毒杯を飲んで死んでいった意味がわからない。



 とどのつまり、霊魂を理解できない知は無知である、といったわけである。

 物質知をいかに貯めこもうが、金銭をいかに貯めこんでも死ねばなくなるように、天国には無用であると言ったのである。つまり、物質知では破壊をくり返すばかりで天国をつくることはできない、ということである。

 さて、物質知を超えて、霊的な知識に達するには人智学が有用であることに疑いの余地はないだろう。

 これはアホ総理が唱えるアホだから故の反知性主義ではない。反知性主義というのは勉強したくないから知識を否定する、という愚か者のやる気のない腐敗堕落した精神がなせる我儘の正当化でしかない。

 アホ総理の唱える反知性主義は、単なる、お馬鹿主義であって、物質知を全て理解した上で、その先を考えるものではない。単なるやる気のないアホバカ学生の屁理屈と同じだから、国会答弁でも本来バレたら恥ずかしいアンチョコを堂々と読み上げる無能ぶりなんである。

 馬鹿は死ななきゃ治らないというから相手にするだけアホ、いや野暮なんで、人智学の紹介を続ける。

 何度も紹介しているが、人智学では、また人智学に限らずとも、大方の宗教の理論では、人間というのは肉体だけの存在ではなく、精神、つまり霊魂と肉体からなることを説いている。

 このことはコンピュータからもわかるが、ハードだけからなるコンピュータはない。ソフトが動いて初めて知的な働きが可能となる。

 霊魂と肉体というお馴染の命名法ではなく、人智学では少なくとも4つの構成体を認識している。つまり、命名はなんでもいいが、人智学では、自我、アストラル体、エーテル体、肉(物質)体である。わたし、こころ、いのち、からだ、という呼び方もある。

 で、それぞれがどういう働きかというと、かいつまんで喩えると、人間が宇宙の観測を行っていると考えると、肉体は、観測機、エーテル体は、観測記録、アストラル体は、観測評価、自我は観測者という感じになる。

 より精密な観測機をつくるには、観測記録をなるべく正確に記録できるものが望まれるが、あらゆる全てを正確に記録するのは物質界では無理だから、観測評価を出せる領域、つまり観測者が関心をもつ観測者の個性や特殊能力に依存する分野に限られてくる。



 しかし、自我の意図、つまり観測者の思惑が観測機にうまく反映されずに、観測記録と観測機が連動しなくなることも考えられ、いわゆる観測ミスが生じる。

 簡単に言うと、観測機が勝手に記録を省いたり、間違って捏造したりすることである。いわゆるアーチファクトである。

アーチファクト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88

 このアーチファクトが、シュタイナーによると、端的にいうと、ガンの形成に相当するという。人智学では、なんらかの障害により、エーテル体が、肉体に浸透できないために、障害の周囲にエーテル流がダムのように堰き止められ滞留するというのである。



 本来エーテル流は物質体に干渉しなければならないのに、物質体がエーテル流の流れに対抗するために、流れを堰き止めてしまうために、その流れが滞留し、本来有るべきでない物質をつくってしまうというのである。

13-1.gif

 このアーチファクトに喩えられるガンについての見方が人智学が説くガン形成である。

 要するに、エーテル体と物質体が巧く調和していないことにある。

 このガンの見解を経済社会に当てはめると、金持ちたちに相当する。米国の1%の金持ちたちは、世界全体を人体とみなせば、ガンの一種となるだろう。

 金持ちは経済社会に税金や公的資金という障害をつくって、そこに資本を投入しカネが集まるようにしている。金利をつくる銀行がその一つである。

 このガンを除いても、カネが集まるシステムができているかぎりは、また新たな金持ちが生まれ、再発するだけで、金持ちを生むシステムそのものを変革しないと駄目である。

 そういう金持ちたちに警告するために、シュタイナーの話の紹介を続ける。

 ★         ★         ★ 

 さて、シュタイナーは前回紹介したように、催眠状態も霊視したが、今度は2番目の睡眠状態(陰の太陽意識)を霊視する。シュタイナーの霊視は、夢見の睡眠の世界を突き抜け、その先の闇、無(潜在)意識の世界を照らし出す。

睡眠の第二段階(夢を見ない睡眠の意識状態)

 〔自我、アストラル体〕は、夢を見ない深い眠りに入ると、〔エーテル体、物質体〕からすっかり抜け出て、霊界に向かうが、まずはアストラル体の「故郷」であるアストラル界(魂界)に参入する。この際に、自我は(覚醒)意識を失うが、秘儀参入者の自我は、心眼(アストラル体の眼)を獲得しているので、意識を失わずに、霊界を観察できる。

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 アストラル界は、物質界が物質からなるように、人間の心と同じ要素からなる世界である。人智学は、アストラル界を、人間の空想からなる架空の存在ではなく、物質界とは波動のレベルが違う、実在の世界と考えている。その世界には、人間と関わりをもたない存在もいる。実に多種多様な存在がいることをシュタイナーは語るが、今は話を睡眠だけに絞る。

 さて、アストラル界に出た〔自我、アストラル体〕は次第に覚醒意識を失っていくが、何も起こらないかといえば、嘘になる。シュタイナーによれば、アストラル界にいる〔自我、アストラル体〕から、何かが〔エーテル体、物質体〕に放射される。

 物質体のリフレッシュ、成長、活性化には、この放射を受けるのが不可欠である。この放射は〔自我、アストラル体〕が昼間、物質界で太陽光を浴び、その作用を内部に受けた後で、睡眠中に、外に出て、まるで蛍光灯のようにアストラル界で光輝くことで起こる。

 〔自我、アストラル体〕は、昼間の太陽光を写し取ることで太陽光の霊的な叡智を内部に保ち、睡眠中に肉体から出て、アストラル界で、小さな太陽のような役割を果たす。

 昼間、植物に太陽光が必要なように、〔エーテル体、物質体〕はこの放射を浴びる必要がある。でないと、肉体がひからびてしまう。この霊の放射光は、物質体の皮フを照らし、次に眼と耳を通して神経の中にまで入り込むと、シュタイナーは述べている。

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 霊的な叡智を身に着けないと生命力を保つことはない。





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Last updated  2015年09月17日 16時56分11秒
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